「書家の目線はこう見てる」書家・田坂州代(たさかくによ)

手書きの文字はもちろん、ロゴ、絵、写真、その他なんでも、ついつい目がいってしまうのは書家の性分。「書家の目線はこう見てる」とタネあかし。


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こんにちは、書家の田坂州代です。

そういえば、野田佳彦首相、まだ総理になって1年経っていないのですよね。
去年(2011年)の8月27日に民主党代表選(事実上の総裁選)の
5人の候補者の共同記者会見が日本記者クラブで行われました。

そこでは色紙の揮毫が恒例になっているそうで・・・。

わざと名前を隠してみました。
総理の色紙はどれでしょう?


$書家の目線 by田坂州代(たさかくによ)

$書家の目線 by田坂州代(たさかくによ)

$書家の目線 by田坂州代(たさかくによ)

$書家の目線 by田坂州代(たさかくによ)

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はい、野田佳彦内閣総理大臣の色紙はこれです。

$書家の目線 by田坂州代(たさかくによ)

ああー。

2文字目の段階で、もう下の余白が足りないのが明白。
その段階で、1行に4字書くのはあきらめて
志の横に貫を書き、日付をもっと左にすれば、まだ何とかなったのに。
いやそれ以前に、色紙のメインの場所である「中央」に「日付」がきています。
しかも「算用数字」で。

$書家の目線 by田坂州代(たさかくによ)

この色紙一枚を見ても
「あんまり先読みしない人なのかなあ」
「アクシデントがあっても、臨機応変に計画の途中で軌道修正できないタイプ?」
「だから無理やり原発再開へまっしぐら?」
「先々を見越して、再開に伴うリスクや、核廃棄物処理まで考えてるのかなあ」
などと、書家目線でついそんなことを思ってしまいました。

しかも、総裁選前の共同記者会見で色紙を書くのは恒例行事と
事前にわかっていたはず。
なのに「予習」しなかったのね。
やっぱり先読みしない人?

他方、紙面に対する余白の取り方など、いかにも色紙を書き慣れている馬淵さんや

$書家の目線 by田坂州代(たさかくによ)

いかにも「総裁選用に予習してきました」という海江田さん。

$書家の目線 by田坂州代(たさかくによ)

「千里先を見極めたくて、さらに階上に登る」という文面からも「普通の大臣ではなく、もうワンランク上の総理として、より高い見地から政治にたずさわりたいのです」というアピールまで感じられます。

ひきかえて野田さんには
「先生、色紙対策しないとまずいですよ」と言ってくれる
秘書もブレインもいなかったんだろうなあ、きっと。

それに、この「素志貫徹」という言葉は松下政経塾で皆が唱和してきた言葉。
つまり、野田さんは30年以上もこの言葉と付き合って来たはずなのです。
漢字でわずか4文字です。
それなのに、たぶん30年のうちに30分と練習しなかったんだだろうな。
(1年あたりにすれば1分で良いのだけれど)
そして、そのことを政治家の見識として問題視しないタイプなのね。

書家目線で、そんなことを思ってしまいました。

まあ、なるべく良い方に考えて、今迄の常識では太刀打ちできそうにない今の時代には、これくらいものにこだわらず楽観的で、これまでの常識とはちょっとちがう価値観の人のほうが対応できるのかも、と考えてもみたけれど、その後の現実をみると・・・。





後日譚

やっぱり総理になったら、これじゃまずいと、お稽古なさった模様です。
(宛名は伏せています)

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