ジャンルに関係なく「とにかくスペインという国を応援する」というこの無理やりなキャンペーン。
というわけで、スペイン国営のセルバンテス文化センターで行われたトークショーに行ってきました。
その顔触れは、
サッカーワールドカップ南アフリカ大会を控える日本サッカー協会の原博美技術委員長、
フットサル日本代表のミゲル・ロドリゴ監督、
元プロサッカー選手の安永聡太郎さんのお三方。
原さんは言わずと知れたスペインサッカー通、
ロドリゴ監督はスペイン人、
安永さんは現役時代にUEリェイダというスペインのクラブでのプレー経験があります。
いやー、なんとも的を得た人選!
これはワクワクですよ!
まずはロドリゴ監督が口を開きます。
ロ:「フットサルは、ブラジルやスペインでは教育的なスポーツで、
例えばレアル・マドリードのラウルをはじめ
多くの有名サッカー選手が最初はフットサルを経験してます。」
へー。そういえばラウル、アメリカのレッドブルにホントに移籍するんですかねー
ロ:「私が日本に来た時に最も戸惑ったのは、
日本人の選手、スペイン選手それぞれ監督・コーチに求めることの差ですね。
日本人選手はピッチ上のどういう局面でどんなアクションをするのか?
といったところまで監督に求める。
しかし、サッカーやフットサルはピッチ上で決断するのは選手自身です。」
よく言われることですよね、
”日本人は指示どおり動くことは得意だけど自分で考えて動くのは苦手”。
そこに原さんが食い込んでいきます!
原:「それはサッカー、スポーツに限らず日本人全般に当てはまる。
日本人は自分の考えよりも監督・コーチがどう思うかを気にしてしまう。
子供の頃からそういう教育を受けているから。」
ちょっと教育問題にも踏み込みましたよ!
ここで安永選手がリェイダ時代のエピソードを披露。
安:「スペインでプレーしていた時に感じたのは、
スペインの選手は練習でもピッチに立ったら遊びがないというか…。
例えば無人のゴールを相手にしたシュート練習で、
シュートを外したら他の選手から本気で怒られる。
試合直前にリラックスするために練習試合をする場合でも、
スペイン選手は本気で勝ちにいくというか、勝敗にとてもこだわりますね。」
原:「日本では、試合直前の練習試合では勝敗よりもケガを気にする。
ただ、本気でやれと指示すると熱くなりすぎてケガをしてしまう。」
ロ:「日本人には勝敗を競わせることを含んだトレーニングを増やすべきじゃないかな?」
原:「それは必要だと思うね。
安永さんに聞くけど、選手の立場から見て良い監督とは?」
安:「自分を試合に出してくれるのが良い監督(笑)。」
ロ:「典型的なサッカー選手の意見だね(笑)。」
安永さん、続いてはリェイダ時代の監督のエピソード。
その監督とは、
セビージャでUEFAカップ優勝、レアル・マドリードでも指揮を執ったファンデ・ラモス監督!
安:「ラモス監督は全選手から一目置かれていました。
自分はFWだったんですが、
”ゴール前で1対1、1対2、1対3であっても、お前がいけると判断したら勝負しろ。
それでボールを奪われたらすぐ戻れ。
お前のバックパスやサイドチェンジに対してチームは金を払っているわけじゃないんだから”と。
非常にシンプル。」
原:「外国人監督の方が選手の長所をシンプルに認める人が多い。
FWが何度かオフサイドを取られた場合、
外国人監督は”何回オフサイドを取られてもいいから”となるけど、
日本人の指導者は、”なぜ何回もオフサイドを取られるんだ?”となりがち。」
ロ:「失敗したことを責めるだけの指導者はヨーロッパにも存在する。数は少ないと思うけど。
しかし、そうした指導者はダメ。
失敗を責める場合は必ず解決策を提示しないといけない。
いいところを褒める方が大切だね。」
短所をなくしていくことよりも長所を伸ばすことを大事にするってことですね!
僕も出世したらそういう上司になりますよ!
出世の兆しはまったくありませんけどねアハハー。
この後、トークショーは質疑応答タイムに移ります。
レポート後半もお楽しみください!
(後半につづきます)