2009-10-10 06:23:54

<尊敬できるということ>

テーマ:教育

誰かを尊敬する、あるいは尊敬できるようになるためには、己自身が相手と等質の何かを備えていなければならない。人生に全く共通部分を持たぬ相手に対し、その肩書きをみて凄いと思うことはあっても、尊敬することなどできはしない。
実のところ、相手を尊敬できるようになるために必要な共通部分は、「頑張る」ことでしか得られない。己自身に頑張った何かがなければ、頑張って何かを成し遂げた誰かを尊敬することなどできないのである。それは即ち己自身を敬うことのできる人間だけが、誰かを本当に尊敬できるようになるということでもある。

長い間、日本の公教育は、頑張りすぎた時代の反動から、「頑張る」ことの大切さを否定するかのごとき教育を行ってきた。頑張っても報われるとは限らないから、頑張らなくてもよいという、明らかな欺瞞を子供たちに押し付けてきたのだ。頑張った子供と頑張らなかった子供の結果を無理やり等しく扱っては平等とのたまい、頑張らない子供とその親たちのご機嫌をとってきた。
その結果、人を尊敬できず、また自分自身をも尊敬することのできぬ子供たちが量産されてしまったのだ。そのことが、今日の社会問題のいくつかを生み出した原因のひとつでもあると私は思う。彼らが子供でいる間は良かったが、社会人となることで問題が表面化するようになったのではないだろうか。

実際、いつまでも青い鳥を探し続けるかのごとく職を転々とする若者たち、居場所を求めてさまよう彼らの様を眺めていると、自分自身を軽んじているように思えてならない。居場所は自ら作り出すものであって、居場所を変えたからといって、突然、人が特別になるわけではない。にもかかわらず、居場所を変えることで特別になろうとするのだ。
社会人としての仕事を選ぶにあたって安易に過ぎる彼らに共通するのは、人を尊敬することができないということではないだろうか。自分自身が何かを犠牲にして「頑張った」経験を持たぬから、結果を残した人間を羨むばかりで、その成功の影にかくれた敬うべき努力を見ることができないのだ。
したがって、頑張ることで自分の待遇を改善させようと考えるのでなく、餌に群がるハイエナのごとく、ただ目先の好条件を求めて居場所を変えてしまう。
だが、そのような者たちには永久に己が納得できる居場所が見つかることはないだろう。

一方、頑張ることで誰かを本当に尊敬する術を身につけた者ならば、進路を選択するのはそれほど難しいことではない。大抵は、尊敬する誰かの後を追って道を歩めばよいからだ。人生の岐路には必ず大切な出会いがあるものだが、その縁を見極めるために必要な素因こそ、この「頑張った」共通部分であると私は思う。

確かに、「頑張る」ことは将来の人生にとって保険にはならないかもしれない。しかし、己のチャンスを広げる重要な要素に成り得るのではないだろうか。
だから子供たちよ。将来の進路に迷いたくなければ、何でもよいから頑張ったといえるものを身につけておくことだ。何でもかんでも頑張る必要はないが、何かに打ち込んで頑張ったと自らを誇れるものを身につけておくことだ。己を誇り、敬うことができる者だけが、別の誰かを尊敬することができるのだ。そして、そのような者だけが良質な縁を逃すことなく、納得のいく仕事を見つけ出すことができるのだと私は思う。

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2008-04-14 17:52:41

<数ある意見のその一つ>

テーマ:教育
何かを絶対だと信じて盲従するのは、自ら考えるという自由を放棄してしまうことだ。だから、たとえ神との間でなされた対話であっても、相手の言葉を吟味する姿勢を忘れたくはないものだ。考える自由を放棄するとき、人はたやすく権威に服従し、気がつけば自分以外の何者かに操られていることだろう。

だから子供たちよ。親や教師、大人のいうことには服従すべきなのだろうか。彼らのいうことは絶対だろうか。誰かの意見は、所詮、ものの見方の一つである。あなた方はもっとも尊敬に値すると思える者の意見であってさえ、服従する必要はないのだ。それは単なる参考意見の一つに過ぎない。考え、物事を選ぶのは自分自身である。選択の結果は他ならぬ己自身が引き受けることになるのだから。もっとも、それは相手の意見の意味するところを十分に理解しようとする営みとともにある。

確かに、自ら考えることには危険もあるだろう。だが、危険を恐れず、勇気を示すのもまた人生だ。そして危険を回避するのもまた人生である。人生は選択の連続であり、味わいの連続であると私は思う。
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