第8弾《ロマンサ・デ・アモール Romanza de amor》シルフィードレコーズ 2016
『レコード芸術』準特選盤

第7弾《 サウダージ・エン・ピアノ Saudade en Piano 》フォンテック 2016
『レコード芸術』特選盤



第6弾《ショパニアーナ ~ショパンへのオマージュ~》フォンテック 2015
『レコード芸術』特選盤

第5弾《モンポウ 前奏曲集 & プーランク 夜想曲集》 フォンテック 2013
『レコード芸術』準特選盤
 
2017年 出演演奏会スケジュール

1月29日(日)カルラホール音楽の楽しみシリーズ 下山静香ピアノリサイタル
2月18日(土)下山静香ピアノリサイタル(富士市・ハウスゾンネンシャイン音楽堂)
2月25日(土)ピアノトリオ サロンコンサート(クローズド、非公開)
3月3日(金) 仁詩×下山静香 <パリ×南米 魅惑の出会い>(所沢市民文化センターミューズ・キューブホール)
3月24日(金)市民コンサート 下山静香ピアノリサイタル(桐生市市民文化会館)
3月25日(土)伊藤文乃&富永佐恵子&下山静香(太田市新田図書館)
4月15日〔土)JML・下山静香「スペイン音楽ピアノ演奏講座」コンサート(hall60)
5月4日~12日 <下山静香とめぐるスペイン 音楽と美術の旅>ツアー
7月15日、16日 寺島貴恵×下山静香 デュオリサイタル(富士市、浜松市)
7月27日(木)グラナドス生誕150年 知られざるアンサンブルの世界(豊洲シビックセンターホール)*日本スペインピアノ音楽学会
8月24日(木)魅惑のクラシック ~夏の夜に贈り物(桐生市市民文化会館)
8月29日(火)世田谷シニアスクール レクチャーコンサート<ブラジル 多彩な音楽の魅力>(成城ホール)
10月 西日本ツアー
10月28日(土) 11月2日公演のプレイベント<スペイン・フェス>
11月2日(木)下山静香リサイタル<日本~スペイン 遥かなる旅路>(豊洲シビックセンターホール)
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2017-05-27 01:46:20

スペインツアー あとから日記(5)

テーマ:スペイン

さてさて、スペインツアーご報告は、テルエルまで来たところでしたね宝石赤

テルエルは、ムデハル建築と「恋人たちの悲恋伝説」で知られている、と書きましたが、その二つとも、当時の社会(政治)とからめてみてみると、またロマンが広がります。

 

ムデハル建築様式の形成には、レコンキスタ後にカトリック支配の社会に残り居住していたイスラム教徒たちが大きな役割を果たしています。教会などの重要なモニュメントの建築現場には、少なからぬイスラム教徒が働いていたようです。
今回の旅で、当時のアラゴン王国が、イスラム教徒を居住させるのに積極的で、むしろ歓迎していたと聞きました。いわば政治的意図を背景にした異教徒への寛容姿勢が、このスペインらしい融合様式がアラゴンで発展する土台を作ったと言ってもよいのかもしれません。
ムデハル様式は、時代につれて「ロマネスク-ムデハル、ゴシック-ムデハル、プラテレスコ-ムデハル・・・などのヴァリエーションが生まれます。うーん難しい(^^;)
 (ちなみに・・たとえばアルハンブラ宮殿は、イスラム王朝が作ったものですから、ムデハル様式とは呼びません)

 

さて、ウンチクはこのくらいにして。。。

この日は、世界遺産に登録されている4つのムデハル建築・・・サンタ・マリア大聖堂(カテドラル)←一部改修中でちょっと残念、サン・ペドロ教会と塔、サン・マルティン教会と塔、エル・サルバドル教会の塔へ。

 

サンタ・マリア大聖堂

 

「カテドラル」と名のつくところは、どこも写真撮影禁止です。そのため、13世紀(現地ではこう聞きましたが、資料によっては14世紀)の素晴らしい天井画をお見せすることができないのが残念ですが、これがおもしろい。
もちろんサンタ・マリア大聖堂ですから、SANTA MARIAの文字が刻まれているかと思うと、そのすぐ横には、アラビア語(多分)でなにか書いてある。さらに、市井の人々の生活や職業を描いてあったり、ユダヤ教徒の姿も。。 やっぱり面白いなぁ、中世。

 

それで、なぜそんな時代の天井がそのままきれいに残っているかというと・・・18世紀に、もうひとつネオ・クラシック様式の天井が作られて、この部分を覆っていたからなのだそうです。その後、人々は長い間、こんな天井が隠されているなんて知らなかったのです。
ちなみに、テルエルはスペイン内戦時、大変な激戦地で、この大聖堂も爆撃に遭い、そのとき損壊してしまった部分は新しく付け替えてあるとのことでした。

 

サン・ペドロ教会は、「恋人たちの霊廟」があるところ。
このLos amantes の物語でも、レコンキスタ真っ盛りの当時のスペイン社会を知ることができます。

13世紀の初め頃、テルエルに、フアン(・ディエゴ)とイサベルという若い恋人同士がいて、結婚したいと願っていましたが、イサベルの父親は大反対。イサベルの家はたいそうなお金持ちでしたが、フアンは貧乏だったからです。
そこでフアンは、イサベルとの結婚を許してもらうため、レコンキスタの戦いで武勲をたてて、お金を稼いで帰ってこようと考えました。戦いに明け暮れ、やっと大金を手にしたフアンは、5年後彼女のもとに戻ってくるのですが・・・ イサベルはもう、ほかの人と結婚させられていました。
フアンはショックのあまりその場で息絶え、イサベルもあとを追うように亡くなってしまい、二人の亡骸はもう離れないようにと一緒に埋葬されました・・・
という、悲しい恋のお話。


まさに、スペイン版ロミオとジュリエット、なのですが、一説には、シェイクスピアはこの伝説を参考にあの作品を書いたのではないか、ともいわれているようです。真偽のほどはともかくとして、時代的には確かに、このテルエルの恋人たちの方がだいぶ昔の出来事ではありますよね。
現在、これは「伝説」なのではなく本当にあった出来事ではないか、との説が強くなっています。それは、16世紀になって、実際にこの教会からミイラになった二人の亡骸が発見されたからです。調べた結果、時代的にも13世紀のミイラだったので、ずっと語り継がれてきたこの物語の信ぴょう性が一気に増すことになりました。

 

現在、二人のミイラはこの彫刻の下に保存されていて、横から覗いてみることもできます。



美しい教会の天井には、ビザンチンの影響がみられます。


塔は、アラゴン・ロマネスク様式とムデハル様式が融合しているそうです。



テルエルの続き(ムデハルの特徴がよくわかる塔のお話)は、また次回に!

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2017-05-25 01:11:28

『acueducto』第29号発行

テーマ:執筆情報

日本とスペインをつなぐ無料スペイン情報誌、『acueducto』 水道橋という意味のタイトルで年に4回発行されています。
 

つい先日出たばかりの第29号は、堀越千秋さんの追悼特集です。
スペインに魅せられ、まさにスペインを生きた芸術家・・・昨年秋に突然やってきた別れは、多くのひとに衝撃を与え、みな悲しみにくれました。


稀有な画家であり、フラメンコのカンタオールとしても名を馳せ、なによりもその人間的な魅力で皆に愛された千秋さん・・・いや、今も、愛され続けています。
来年には、千秋さんご本人もびっくりするくらいのすごい画集が刊行されるはずで、いま、その途方もない制作準備が進んでいるようです。
 

そして私のエッセイ・シリーズは、「ガルシア・ロルカと音楽」の4回目。

今回はロルカの死、そして、ロルカへのオマージュとして作曲された音楽(プーランクのヴァイオリンソナタ)について書かせていただいています。


 

以下のURLでPDF版が全頁お読みになれますので、よろしかったらぜひ開いてみてくださいませ。

http://www.acueducto.jp/acueducto29.pdf

(これまで掲載したエッセイもすべて、ネット上でお読みいただくことができます。)

 

今日(昨日)は数時間寝て5時起き、その後仕事が続いて帰宅23時、その後ももろもろ。。。で、さすがに睡魔に太刀打ちできなくなってきましたあせる
「スペインツアー あとから日記」続きは、明日の夜中にアップできるよう頑張ります!

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2017-05-24 00:45:52

《ロマンサ・デ・アモール》レコ芸にて準特選盤

テーマ:告知(CD、書籍)

,「あとから日記」の途中ではございますが・・・ ニュースをひとつベル

昨年秋に出させていただきました8枚目のCD、《ロマンサ・デ・アモール キューバ&メキシコ 珠玉の小品集》が、思いがけず『レコード芸術』6月号に取り上げられ、準特選盤の評価をいただいているとの連絡が舞い込みました♪

少しカジュアルな路線も混ぜつつ、ラテンアメリカの知られざる、そして素敵な作品を紹介していこう!と始まったこのシリーズ。
ギタリストで、アレンジャーとしても活躍されている竹内永和さんがプロデューサーとなり、ピアノ作品をメインとしながら、毎回数曲はギター(演奏・アレンジはもちろん竹内さん)とピアノによるコラボ曲が入るのも仕掛けの一つです。

ブックレットの冒頭に竹内さんが寄せてくださった文章には、「長年の盟友であるピアニスト下山静香を迎えて・・・」とあり、恐縮・光栄です宝石赤

 

この第1弾、メキシコとキューバのロマンティックな小品名曲を集めております。メキシコの国民的作曲家マヌエル・ポンセのピアノ曲は5曲(+ギター&ピアノにアレンジした1曲)、その他キューバのサウメル、セルバンテス、レクオーナ、というラインナップです。


というわけで、再度、盤面をご紹介させていただきます星
 


実は、今年秋にシリーズ第2弾を収録する予定。次作のテーマは、アルゼンチンになると思います!
どんな内容になりますか、そしてギターとのコラボ曲は?・・・お楽しみにおんぷ
 

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2017-05-22 01:43:46

スペインツアー あとから日記(4)

テーマ:スペイン

アルバラシンでのコンサートが終わった夜・・・ 横になってはいましたが、熟睡できずに朝を迎えました。
やっと身体が重たくなってきて、ちょっと寝られそうかも・・・と思ったころ。
澄んだ空気を割いて、鳥の声が響き始めました。

それがあまりにも美しいので、せっかく訪れかけていた眠さもすっとんでしまいました。
じっと耳を傾けていたら、鳥の声はどんどん変わっていき・・・「今度はどんな鳥がきたんだろう?」と飽きることがありません。

だいぶたってから、すこーしずつ、太陽が昇ってきました。
部屋の窓からの眺め! 旧市街の建物を黄金色に染めだした瞬間は、息をのむようでした。
陽がすべて照らすまでずっと眺めていると、教会から鐘の音が・・・。




その後ゆっくり朝食をとり、バスで出発する時間まで村を散策。




本当に、どこをとっても絵になるアルバラシン・・・ (その様子は、写真集に入れたいと思いますので、ここでの掲載少なくてごめんなさい)

 

やがて、出発の時間。
名残り惜しかったですが、またいつか、戻ってこよう!と誓い、我々のツアー専用バスに乗り込みました。


さて、次の訪問地はテルエル。アルバラシンからは、車で40分ほどです。
「ムデハルの町」、そして「恋人たちの町」として知られているこの町、私がスペインに住んでいた2000年頃だったと思うのですが、「Teruel existe(テルエルは存在する)」という、ちょっと自虐的なスローガンを掲げていたのを思い出します。その頃、テルエルはスペインで唯一、autoviaが通っていなかった県で、福祉や医療などの分野でも不公平感があったようで、それにたいする抗議のスローガンでした。

アラゴン州のムデハル様式建築群は、世界遺産に登録されていますが、10の建築物のうち4つがテルエルにあり、その4つがまず、、「テルエルのムデハル様式建築群」として登録されたのだそうです。
確かに、ここのムデハル建築は質が高く、小さい町ながら訪れる価値があると思います。

今回のツアーで設定させていただいたテーマが「ムデハル」なので、美術の視点からみれば、このテルエルがハイライトということになります。

「ムデハル」とは、カトリックの支配下において居住を許されたイスラム教徒を指す言葉で、「残留者」を意味するアラビア語が語源となっています。そしてそれは、カトリックとイスラムの建築様式が融合した、スペイン独自の建築様式の名前でもあります。

なぜ。このアラゴンで質の高いムデハル様式が華開いたか?については、また次回の「後から日記」でお話しすることにして・・・


今日のところは、町の中心となるかわいいトリコ広場(トリコとは、アラゴン方言で“子牛ちゃん”という意味。塔の一番上にちょこんと乗っています)と、意外に多かったモデルニスモ建築の写真でお別れしたいと思います。

モデルニスモと、ムデハルの共存がまたおもしろい。

 

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2017-05-21 12:34:16

スペイン音楽演奏講座 リーフレット

テーマ:レッスン・講座

昨日投稿させていただいた演奏講座のリーフレット、迷惑メールなどを避けるため連絡先の部分をカットしたものをアップさせていただきます。

JMLのサイトはこちらです → http://www.jml-irino.jp/

 

「スペインツアー あとから日記」は、また夜に更新します音譜
皆さま、素敵な日曜日をお過ごしください晴れ

 

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