レバノン人歌手のHaifa Wehbe、バーレーンでもセクシーな装い
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心して 鵜呑み高呑み くくりましょ
この記事、ほとんど話題に上がらないみたいなので、取り上げてみることにしました。まずは、Haifa Wehbe ヘイファ・ワハビって誰、ってとこから。
レバノン国民が癒(いや)しを求める中東のマドンナ、それがヘイファ・ワハビ。大統領選の相次ぐ延期や新たな紛争勃発の予兆の中、レバノンの若者たちは、祖国の政治状況の混乱と行き詰まりにうんざり。首都ベイルートで目立つ「ヘイファを大統領に」という落書きは、そうした心情の表れ。
ヘイファ・ワハビ(31)は10代からモデルとして活躍し、歌手としてもデビュー。いまやアラブ世界で最も有名な女性歌手であり、全盛期のマドンナのような存在です。米国の「タイム」誌による「世界で最も美しい女性50人」に選ばれたこともあります。ただヘイファは、イスラムの宗教指導者からは批判され、セックスを売り物にしているとの怒りを買っているのも事実。ですが彼女は、06年にイスラエルとの戦争が終わった際、イスラム教シーア派の政治組織ヒズボラについて、「指導者ハサン・ナスララ師に限りない愛を抱いています。彼は長い間、私の故郷をイスラエル人から護り、平和を与えてくれている」と支持を表明しています。ヒズボラはヴェールで顔や体を覆い隠すことを女性に求めており、彼女の活動はこれに反していますが、彼女は「私は彼らの考えを尊重します。でも、それは私の生き方ではありません。私はヒズボラを信じていますが、ヴェールを信じているわけではないのです」と。閉塞感漂うレバノンの街では、若者たちによる前記の落書きが増え続けていますが、当のヘイファーッは「私に政治家は無理です」と。しかし、その一方で、歌手活動の傍らレバノンの対外的アピールやエイズ検査の推進などの活動で祖国のために尽くしています。
そんな彼女が、バーレーンでもセクシーな装いで歌ったよ、というニュースなんですね。さて、では、そのレバノンとは。
アラビア湾に浮かぶバーレーンは、比較的穏やかな気候に恵まれた小さな島国。首都マナーマのあるバーレーン島を含め、バーレーンは33の島から構成され、主要な島は橋で結ばれています。国土のほとんどが石灰石の荒野ですが、北部の一帯は豊かな緑に覆われています。ここではデーツと呼ばれるナツメヤシのプランテーションをはじめ、色とりどりのフルーツが栽培され、バーレーンこそ聖書に表された「エデンの園」ではないかという論議の根拠になっています。また、エジプト文明やシュメール文明に匹敵する「ディルムン文明」と呼ばれる文化の中心地であったともいわれています。
アラブで初めて石油を採掘したバーレーンですが、その石油もあと20年もしないうちに底をついてしまうといわれているため、バーレーンは早い時期から方向転換を図ってきました。石油収入をもとにして急成長を果たし、最近では観光にも力を入れています。また、F1の誘致に成功し、バーレーン・グランプリが開催されることでも知られています。イスラム国家でありながら、アルコールが飲めたり女性のファッションが自由であったりと、戒律は緩やか。そのため、週末には周辺諸国から多数の観光客も。治安もよく、外国文化に寛容なバーレーン。
ということからすると、イスラム国家とはいえ、同国の議会が政府にコンサート中止を要請したとはいえ、決行する要素は十分にあるわけですねえ。「じゃあ、このニュース、そう、たいしたことないじゃん。驚くこともあるまい」となってしまいます。あはは。
でもね、こうした中東のマドンナのことや、コンサート開催国のバーレーンの諸事情が分かっていないと、このニュースもきちんと判断できませんね。それに、昨今、このニュース以上に、「もっとたいしたことないじゃん」「なんで、これがニュースなんだよ」というものが、ペイドパブなのかコネコネパブなのか知りませんが、でかでか取り上げられ、世間を騒がしたりしてますね。
鵜呑みという言葉があります。実際の鵜は呑んだ魚を後で吐き出します。でも、私たち人間は鵜呑みにしても後で吐き出さずに間違った肥やしにしているかもしれません。しかも、そんな「たいしたことないじゃん」の陰に隠れて、たいしたことが誰にも気がつかれずに大手を振って通り過ぎていっているかもしれません。そう思うと、ニュースも常識として鵜呑みにするのでなく、自分の目と脳みそで取捨選択して判断しなければならないのでしょうね。











