2006-03-21 07:31:48

SPIRIT

テーマ:映画

テーマ曲 映画を音で 綴るもの 


  

 実は、この映画、まだ観ておりません。ここに観ていない映画のことを書くのは私の場合ありえないことのはずです。そして、それが、これっきりでありたいことを願います。
 この映画を観るとすれば、オリジナル版が上映された暁に、となりましょう。それが実現されない限り、観ないことにいたしました。本当に残念です。映画館での予告を観たときは、絶対に観ようと決めた一本だったのです。
 さて、その理由の発端であります「主題歌が差し替え事件」の詳細につきましては、以下のサイトなどをご覧下さい。


■SPIRITの魂はジェイ・チョウの霍元甲にある。
 http://warnersisters.at.webry.info/  
■映画「霍元甲」(日本公開題名「SPIRIT」)主題歌問題覚書
 http://movie.geocities.yahoo.co.jp/gl/drunkencat89


 もちろん、このことによって、映画そのものの価値や評価が下がるとは思いません。おそらく素晴らしい作品であろうとは思いますし、それを楽しみに多くの人が鑑賞されることに対し否定するつもりはまったくありません。
 ただ、私自身は、とりあえず観に行くことをやめたのです。その理由の発端、どうやら日本の配給会社がエンドロールに使われる主題歌を日本上映用に差し替えてしまったということに、私は、二つの理由で観に行かないことにしたのです。
 ひとつは、その差し替えが誰の意向でどうしてそうなったかは別にして、オリジナルとは違う曲をエンドロールのテーマ曲にしてしまった事実です。私にとって、エンドロールは、急ぎの用がない限り足早に席を立って帰るタイプではありません。その流れる文字を追いながら、今まさに観終わった映画の感慨に耽る時間。そして、そこで流れる音楽はその感慨にとって重要な音楽。それがオリジナルじゃないとなれば、なぜに字幕スーパー版と吹き替え版のような選択肢を設ける計らいが出来なかったのか、そういうことへの憤りと、二度とやって欲しくはないという願いがあるからです。
 それと、もうひとつ。おそらく素晴らしい作品であろうとは思いながらも、映画が終わるまで、「ああ、エンディングにはオリジナルと違う日本の歌が流れるんだろうな。余韻を吹っ飛ばされたらどないする。エンドロールの前に席を立つか」などと、気になっておちおち映画を鑑賞してられないかもしれない、そういう気分で映画を観るのが嫌なんですね。
 とにかく残念ですよ。それに、なあんとなく前から思うんですけど、最近の日本映画に多いのですが、明らかに映画と音楽の両方を相乗効果で売ろうとするセールスプロモーション姿勢が目立つ作品が多いなあ、と。でも、それはそれでもオリジナル。映画のために作られた歌とは思えない著名歌手の曲が使われたとしても制作時点からのオリジナルならば、とりあえず問題はないでしょう。おそらく、配給会社は、そんな相乗効果の延長をこの映画にも採り入れただけ という同じ感覚だったのかもしれません。でも、それとこれとは全然違うんですよね。映画のプロモに使うイメージソングならまだしも。売る人は、時々売るための論理に走りすぎて、買う人の気持ちを踏みにじっていることに分からなくなるんでしょうね。
 ああ、残念、観たかったなあ。私の周りには「そんなこと気にせずに観たいのなら観れば」という声もあります。きっと、本来なら、それでいいのかもしれません。ロニー・ユー監督をはじめとするスタッフの方々やジェット・リーをはじめとする役者さんたちが頑張って作っているのだから、その人たちのことを考えれば、問題に対する意見とは別にして、鑑賞すべきかもしれません。
 でも、これはまずいなあ、そう思い始めたら、絶対に行こうという決心が完全にぐらついてしまったのです。で、どうしようか、などと迷ってるくらいなら潔く、そう思って決めたのです。
 観に行ってもいないんだし、こんなこと、ここに書かなくてもいいでしょ、などと言わないでくださいませ。絶対に観に行こうと決めてた作品を観に行かないことにした気持ちを表現したかったのです。

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コメント

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20 ■limoneさま

差し替えで問題、ほんとにせっかくの作品が腰砕けでしたね。
サイト情報、教えていただき、ありがとうございます。

19 ■上映は終わりましたが・・オリジナル版上映にむけて

こんにちは。まえにかかれていたスピリットの差し替えの件ですが、ネットを探していたら差し替えについてサイトを作っている方がいましたのでお知らせしますね。
http://spirit-jaychou.hp.infoseek.co.jp/
すごく映画についても、差し替えで問題になった曲についても詳しいので一度見てみてくださいね。私もこの話題にはまだ胸の中がすっきりしないので協力できたらとおもってかきましたが、ご迷惑でしたら失礼します。

18 ■葉月さま

アドバイスありがとうございます。
でも、なんとなく、気が削がれて、頑なと言うよりも、もっと観たい映画がほかにどんどん出てきて。
DVD等、またいつか、そんな感じです。

17 ■無題

管理人様>
エンディングになったら、ジェイくんの曲をイヤホンでお聴きになったら?
そうされているジェイファンのかた、いっぱいいらっしゃるようですよ。
もともと思い入れがなかったならともかく、他の映画とは違う思い入れをもってこの映画の公開を待っていらしたんですよね?エンディングのことが発覚するまでは。
それなら、自分の目で観て確かめなくては。
心をかたくなにしていては、損をしますヨ。

16 ■まるみん様

>一つの作品に打ちのめされると、しばらく映画はいい、と思ってしまう。

私はもっと観たくなります。あれも観たいこれも観たい、観たい輪が波紋のように広がります。
他の映画が感動した作品を薄れさせることもないですし。

15 ■続・映画好きにもの申す

shisyunへ

>上映されている全ての映画を観れる環境ではありませんので気持に則して選択したいだけなんです。

これはわかる。
しかし、絶対観ようと思っていた気持ちが変化してしまった理由に対し、真の映画好きかどうか、問うてみたくなったのじゃ。

> 次から次へ観たい映画は出てきます。
> もしそれが真の映画好きでなければ、普通の映画ファンで十分だと思ってます。

shisyunは、一つの作品に打ちのめされ、しばらく動けなくなるような感動を味わったことがないのか?
わしは、一つの作品に打ちのめされると、しばらく映画はいい、と思ってしまう。
他の作品なんか観たくない。しばらくそこに留まり、感動に浸っていたいと思う。
『SPIRIT』にとても満足したので、しばらく映画はいい。
今のこの感動に、他のものを入れたくないとさえ思う。
人付き合いについても同じ。

>人それぞれですね。

これほどまでに意見の一致を見ないのに、まあ、長く交流しておるものよ。
そういう意味で、貴重かも。

14 ■まるみん様

上映されている全ての映画を観れる環境ではありませんので気持に則して選択したいだけなんです。次から次へ観たい映画は出てきます。
もしそれが真の映画好きでなければ、普通の映画ファンで十分だと思ってます。
人それぞれですね。

13 ■映画好きにもの申す

ああ、現題は「霍元甲」じゃったか。
でも、邦題のSPIRIT、ウケ狙いと言われようが、言い得て妙じゃったぞ。

>そんなんで、一度興味をそがれると、まあいいやあ、になってしまいます。

あのな。shisyunのへそ曲がりにはずいぶん慣れておるが、今度ばかりはへそを曲げなさるな。

今回のことは、真の映画好きとは? ということについて、深く考えさせられる問題であると思う。
でも、もしも映画が対象じゃなく、人だとしたら?

例えば、愛する人がいたとして、その人の意志とはまったく関係のないところで、肉体の一部が失われてしまったとする。
すると、その人はもう、愛されるべき対象ではなくなってしまうのだろうか。

>へんにこれだけに拘らなくても、ほかにいい映画、いっぱいありますし。

こういう考えは賛成できんな。
真の映画好きなら、これがダメなら次があると、映画を右から左に流すようなことはせんと思う。
例え自分の望む完全な形でなくとも、欠けてしまった現実を受け入れ、ある部分に関しては認める。
そうしてこそ、真の映画好きと言えるのではなかろうか。
その映画に対する興味を失い、映画を観ないでいることは、その映画に対する全面否定である。
今のままでは、条件付きの映画好きであるぞよ。

わしは、これまでshisyunのレビューを読んで来て、shisyunは真の映画好きだと思っていたので、今回もらったコメントがとても残念でならないのである。

12 ■まるみん様

タイトルも受け狙いのネーミングらしいですね。
そんなんで、一度興味をそがれると、まあいいやあ、になってしまいます。へんにこれだけに拘らなくても、ほかにいい映画、いっぱいありますし。

11 ■どこかで感じたことのある違和感

この映画、タイトルが気に入って、絶対観に行こうと思っていたら、shisyunがこんな記事を書いたので、しばらく足踏みしていた。
でも、そろそろ公開も締め切られてしまうので、思い切って、観に行って来た。
映画の中身は、ものすごく良かった。
このような視点から、武術を感じたことがなかったので、とても新鮮だったし、自分の中でも納得が行った。

こんな素晴らしい映画なのに、エンディングのことで、映画館に足を運ばない人がいるのは残念だなあと思ったが、
確かにエンディングでは、映画の余韻を引きずる感じではなく、
いきなり映画とは別世界に連れ去られたような感じであった。

ああ、何か、この感じ、ずっと前にも味わったことがあったよなあと思ったら、
メグ・ライアン主演の「めぐり逢えたら」を観たときに、同じような感覚に陥ったことを思い出した。
確か、ドリカムがエンディングを歌っていて、違和感を感じたのであった。
やっぱり、その国の主題歌であって欲しいわなあ。
わしもそう思うが、本編は本当に素晴らしかった。

10 ■chunyuさま

>輸入版DVD見ました。

そうなんですか。日本版を見られた後の比較の感想、楽しみですね。

9 ■「霍元甲」は映画の一部です

はじめまして。当方の駄ブログにTBいただき感謝しております。輸入版DVD見ました。「7人のマッハ」以上に危険な技が満載です。そして最後の「霍元甲」は主人公への鎮魂歌です。やはりあの歌は映画の一部です。来週、日本版を見に行きます。比較した感想をぜひ書こうと思っています。

8 ■葉月様

>アメリカでは、外国の作品の公開時に、エンドテーマどころか劇中のBGMまで編集で変えてしまうことがよくあります。

らしいですね。最後にプロデューサーが興行的に成功するためにいじるらしいですね。だから、アメリカ映画にはディレクターズ・カットなる映画が多いらしいとか。
でも、今回のような他の国はそのままで、ひとつの国だけ配給会社がそれ、やっちゃうのは前代未聞かもしれませんね。

>映画はぜひ観て欲しいです。

そうですね。いつか観るかも知れません。
とりあえず、他にも観たい映画があるので時間を割くのは、そちらの映画等を優先させよう、そう思っています。

7 ■みっき様

>正直映画を見に行こうか迷い中です。

お気持ち分かります。
私はとりあえず、決めちゃいましたが、私も本音は迷いの中ですよ。

6 ■はじめまして

管理人様>はじめまして。映画生活のサイトから飛んでまいりました。いち連杰迷です。

ジェイくんの主題歌差し替え、連杰迷としても本当に残念です。
なにより、連杰自身がジェイくんに依頼して書いてもらった曲だということ…それがこんなふうに踏みにじられるなんて、ジェイ君に対して申し訳ないと思います。

歌詞の対訳を読み(作詞は別の方ですよね?)、ジェイくんのMVを見て、ジェイ君がこの映画のために込めた想い、連杰の想い、それらをひしひしと感じます。
ジェイくんの主題歌こそが、この映画のラストにふさわしい。この曲を聴いて、詞を読めば、誰にだってわかることです。

アメリカでは、外国の作品の公開時に、エンドテーマどころか劇中のBGMまで編集で変えてしまうことがよくあります。酷いですよね。作品に対するリスペクトがなさすぎる。
ワーナーさんは今回同じことをやってくれたわけです。情けないです。

ただね…
映画はぜひ観て欲しいです。
争うことの空しさ。
「強い」とはどういうことか。「力」とは。
何かがうまくいかないとき、人はその原因を自分の外に求めてしまうけれど、ほんとうにそうだろうか?
自身の内なる敵に克つということ。

ジェイ君も、連杰のそんな想いに賛同したからこそ、この仕事を引き受け、素晴らしい楽曲を書いてくれたんだと思います。
作品をまずご自分の目で観て欲しい。
そうすることでジェイくんの想いをさらに深く受け止められるのではないでしょうか。

差し出がましいとは知りつつも、この作品を大切に思う一人の映画ファン、連杰迷からのお願いでした。



5 ■TBありがとうございました

私も、ジェイの主題歌と映画がすごく合っていただけに、差し替えと知ってびっくりでした。
でも、正直映画を見に行こうか迷い中です。。。ジェイの曲を聴くとやっぱり見たいなぁとも思ってしまいます。
う~ん、難しいですね。

4 ■ひろし様

>私は周杰倫の「霍元甲」のMVでこの映画を知り、注目しておりましたが、この件で映画館に足を運ぶ気が失せてしまいました。

やはり失せますよね。やっていいことといけないこと、ありますよね。所詮エンドロールって思っている人のか分かりませんが、そういう方々が日本の映画業界にいるのは、制作が儲からないから配給だけに回ってしまった、そういう体質もあるのではないでしょうか。


3 ■drunkencat89様

>オリジナル曲、その名も「霍元甲」の紹介記事をTBさせて頂きました。この曲と映画は不可分の関係なのだと、私は思います。

いたく分かります。
昔から映画を思い出す時に、サントラの中でも一番重要なテーマ曲が映画のシンボルになります。主題歌から映画を思い出したりとか。
そういうことを分かっていない人が映画業界にいらっしゃるのは、とても悲しいです。

2 ■無題

トラバありがとうございました。
こちらからもさせて頂きます。

私は周杰倫の「霍元甲」のMVでこの映画を知り、注目しておりましたが、この件で映画館に足を運ぶ気が失せてしまいました。
李連杰や他の人のアクションを大スクリーンで見たかったのですが…
私は輸入版のDVDで鑑賞する事にします。

1 ■オリジナル主題歌を紹介させて頂きます。

こんにちは。リンクとトラックバックを頂きましたdrunkencat89です。「差し替え」のあまりの理不尽さに馴れないブログを無理やり立ち上げております。オリジナル曲、その名も「霍元甲」の紹介記事をTBさせて頂きました。この曲と映画は不可分の関係なのだと、私は思います。

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