2005-09-17 18:21:02

アビエイター

テーマ:映画

神経症 夢は枯野も 駆け巡る  



マーティン・スコセッシ様
 貴殿の「アリスの恋」や「タクシー・ドライバー」「ニューヨークニューヨーク」「レイジング・ブル」、大好きです。その頃、ロバート・デニーロ殿を起用されたことで、私は、デニーロ・ファンにもなりました。
 さて、その後、申し訳ありません。「クイズ・ショウ」でお姿を拝見しただけで、監督作品はとんとご無沙汰しておりました。
 このほど久しぶりに貴殿のご活躍を拝見いたしました。時の人、ディカプリオ殿と組まれてのお仕事、見ごたえがございました。

 ディカプリオ殿も「太陽と月に背いて」以来、有名な作品はありながら、少しも性格俳優の香りがしなくて心配しておりましたが、この作品で、名優の香りもしてましたね。彼自身も、「このまんまじゃいかん。そうだ、この監督と組めば自分もデニーロのような個性派俳優としての道が見つかるかも」そう思ったんじゃないでしょうか。
 彼のラストの呟き「フォー・ザ・フューチャー、フォー・ザ・フューチャー、フォー・ザ・フューチャー・・・」、耳にこびりついて離れませんでした。映画館を出てから、そのリフレイン・フレーズを、いつのまにか自分が口走っているのに気がつき、少々驚きました。 神経症は、誰にでもその要素が潜んでいることを精神科の香山リカ先生から聞いておりましたので、それほど、いつまでも気にはしませんでしたし、夢を抱いて生きるということは、ある種の強迫観念ですから。
 ハワード・ヒューズは実在の人物ということですね。こうした実際にいた歴史上の人物の映画化は、いわゆる伝記的な側面から、「へえ、そういう人だったのか」だけでも価値を見出してしまうけど、貴様の、いや、貴殿のこの映画は、その伝記的要素に価値を頼らない、たとえ主人公が実在の人物でなかったとしても十分に映画として見ごたえと味わいの深い作品に仕上がっていました。
 また、デニーロ殿と組んで映画を創ってくださいませよ。その時は、ディカプリオ殿も共演なさるよう薦められたらいかがでしょう。貴様、いや、殿様、いやいや、貴殿の力があれば、両名優が火花を散らしながら大きな輝きを放つ作品が必ずやできるものと信じてやみません。
 これからも、お元気で活躍してくださいませ。


*******


 私は、この映画を見終わった後の数日、「マーティンに手紙を書くんだ、マーティンに手紙を書くんだ、マーティンに手紙を書くんだ」と、ずっと強迫神経症に悩まされました。そして、以上のような手紙を綴ったのでありました。が、あて先が分からなかったこと、そして、書いてしまったら、もうそれで気持ちが治まってしまったことで、神経症からまぬがれることが出来ましたとさ。

 めでたし、めでたし。

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