都市伝説 口裂け女

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桜田ななみがこの街に越して来て、暫くが過ぎた。



この街には、元祖都市伝説とも言うべき口裂け女が出没するといわれている。



日々の仕事に追われて、ななみはその事を忘れていた。



思いがけない残業を上司に頼まれ、その日は帰宅が深夜の1時を過ぎていた。



いつものコンビニに寄って夜食を買い、ななみは家路に着いていた。



折り悪く雨が降り始め、雨よけに街路樹を利用しようといつもは通らない公園を



ななみは足早に歩いていた。



ほの暗い公園の遊歩道の脇にレインコートの女性を見かけたのは、あと少しで



公園を抜けようとしていた時だった。



さすがに気味が悪く足早に通り過ぎようとした、まさにその時・・・・



「こんばんは・・・・」



レインコートの女性が声を掛けてきた。



ななみは後ろを振り返る勇気がなかった。



しかしながら、そのまま立ち去る事も出来ずその場に立ちすくんでしまった。



「こんばんは・・・・」



再びレインコートの女性が声をかける。



「こんばんは・・・・」



立ちすくんだままななみは応えた。



「ななみさん・・・・」



・・・・・何故!私の名前を知っているの!・・・・



ななみは恐怖に身が竦み声がでなかった。



「ななみさん。傘貸しましょうか?」



その言葉に、思わず振り返って女性を見たななみは口裂け女の都市伝説を



瞬時に思い出すことになった。



「ぎゃーーーーーーーーーーーーー!」



声にならない叫び声をあげた。





















































「こんばんは。ぬれちゃうわよ・・・」



笑い掛けていたのは、お隣の岸田今日子さんだった。







閑話休題

















































































































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