本名を、ディープインパケットという。
最強のアスリートだ!
まあ、人間どもは競走馬と呼ぶ事もある。
今日はまた、面倒くさい追い切りとかいう日だった。
ふん!いつも通り好き勝手に走ってやった。タケの言う事なんか効いてやるもんか!
何たってオレ様は最強なのだ。ふん!
おっ♪馬運車だ。
そうか、そうか、この間の褒美に牧場でゆっくりさせてくれるんだな♪ふん!当然だ。♪♪
ん?もう着いたのか?いやな予感がするぞ!
ぐぁ~!また、騙された~!!
クソ!競馬場じゃねぇか!
ここは…、パドックとか云う所だな!
ちっ!今日は人間どもがワンサカいやがる。
重賞とかいうレースらしい…?なんだそりゃ?
クソ!また、ぐるぐる回るのか…目が廻るじゃねぇか!嫌じゃ~!
「なぁ、これディープの弟だろ。強ぇ~んかな?なんで無印なんだ?」
「繰り上がり1着でまだ1勝馬だろ。無理無理…ないない…」
【☆★☆★☆★☆】
なんだと~!!オレ様をどなたと心得る!
最強のパケット様だぞ~!!
ふん!ふん!ふん!
興奮してきたぞ~!!
ふん!ふん!ふん!
目にもの見せてくれるわい!!
ふん!ふん!ふん!
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