ドリームライフ 4

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「1111番!出ろ。面会だ。」

ここは…。
け、刑務所!
何故だ~!!

あ、マンション…!

しかし、いくらなんでもそりゃあないだろう!

「早くしないか!」

「はい…。」


【ガチャ…】

里奈…。

「お父さん…。元気にしてますか?」

「なあ、教えてくれ…。俺は一体何をしたんだ!」

「… わかってます。私は、お父さんを信じてます。
あの子が…魔太郎が…きっと魔太郎が…クスンクスン…。」

「泣くな…。頼むから…キチンと教えてくれ!俺は…また少し記憶がないんだ!」

「えっ…クスンクスン…じゃあ、魔太郎のお友達4人を殺した犯人にされてしまった事も覚えてないの?」

魔太郎の友達4人を殺した犯人?
俺が人殺しだって!

「そんな馬鹿な!」

「ええ、わかってます。きっと魔太郎がお父さんに罪を着せたんです。
でも…魔太郎は、あれから行方不明になってしまって…。
お父さんの無実を証明出来る人間が誰もいないの…。クスンクスン」

じゃあ、俺は…。

俺は一体どうなってしまうんだ!

「お父さん…元気出して…今、弁護士さんがどうにかしようとしてくれてますから…。
お父さん…60才のお誕生日おめでとう…。クスンクスン…」

ろ、60才!
40年も先じゃないか!
俺は一体どうなっちまうんだ!

「時間だ!」

「あ、お父さん…。」

「里奈…。」


次の日の朝…。

コツコツ、コツコツ

「1111番、出ろ。」

なんだ!

「はあ…。」

コツコツ、コツコツ。

「看守さん、どこへ行くんですか?」

「… …」

一瞬で死ぬ…。

嫌~な予感が的中した。

死刑台だ!

た、助けてくれ…。
布キレを被せられ何かの上に立たされて…首には、多分ロープが…。


【ガッタン!】


ぐぁ~!!

いやだ~!!
死にたくない~!!
助けてくれ~!!


【ブラックアウト】


【Game Over】


な、何?

あ、そうだ!ゲームショー…

ヘッドセットを外して周りを見渡した。

「如何でしたか?新発売のバーチャルリアリティゲーム ドリームライフ お楽しみ頂けましたか?」

「あ、ああ… はい…。」

「それは、ありがとうございます。」

「いえ…。では…、失礼します。」

「あ、少々お待ち下さい。よろしければ、簡単なアンケートをお願い致します。図書券を差し上げますので!」


それだけは…。

お断りだ!

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