百鬼夜行抄 外伝2-7

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「なんちゃ~ら、かちゃ~ら、ほんちゃ~ら、まちょ~ら・・・」


(ぷっ!なんじゃそりゃ?・・なんちゃ~ら?ww真面目にやってんのか詐欺師大先生は!)


ヒソヒソ・・・

(「おにま・・・ところであれ、なぁに?私見たこと無いんだけど・・」

「ああ・・そうか・・スズメは知らないのか?」

「また、スズメって~!・・・なんなのあれ!」

「ああ、あれは・・・・」

「あ、あの割り込んでスイマセン、今日子さんにも見えるんですか?」

「えっ?・・・ああ、まあ、今日子は式・・」

「おにま!・・それは、兄妹だからよね!」

「あ、うん、そうだな。」

「そうなんですね~・・・今日子さんの方が私より能力あるんですね・・やっぱり、凄いなぁ~。」

「う~ん・・・こんな能力無い方が幸せな気がするけどなぁ~。」

「そうですね・・・私も怖い思いばかりしてきました・・・あ、ところで、私もあれが何なのかわからないんですけど・・・・教えて下さい。」

「あれは・・・まあ式神の一種だね。」

「えっ?式神なの、あれ!私見たことないよ?」

「う~ん、あれ、普通は人に憑いているから見えないからね。」

「式神ですか?・・・私、初めて見ました・・・どんな事するんですか?」

「う~んっと、俗に言う貧乏神だよ、あれ。」

「えっ?あれが貧乏神ですか?・・・残念、影みたいにしか見えない・・」

「私は、取り敢えずちゃんと見えるけど・・なんかみすぼらしい~」

「まあ、貧乏神だからなぁ~」

「ところで、貧乏神ってお祓いで消えるんですか?」

「それは・・今日子に聞いてみた方がいいかもww」

「な、なによ~!ふん、ホント、最近おにま意地悪だよねぇー!」

「えっ?どうゆう事ですか?」

「あ、ううん、こっちの話。式神ならお祓いじゃ消えないよね、おにま。」

「まあ無理だな、神様系(ww)は、ぶった斬って消滅させるか、封印するしか無いね~」

「・・・ぶった斬る?」

「あ、須玖さんはそのやり方知らないんですね。」

「あ、はい、式神その物を見たのが初めてなので・・・」

(またまた、そっと手を取りながら・・・持ってきた妖刀春雨を眼で指し示し)

「大丈夫、どうしてもダメならあれで切っちゃうから。」)


(で、またこの時、よせばいいのに口出しするスケコマシであったw)


「おい!、さっきから須玖さんの手ばっかり握っているんじゃない。真面目にやれよ!」


「ふん、そんなに尖るなよ、スケコマシ!」


「な・・・な、何だと!ス、スケコマシだと~」


「・・だって、お前、六本木の◯フォーレで、古垣結衣ちゃんのあそこ舐めまくったって自慢していたじゃないか!・・・恥知らずめ!」


「えっ?・・祥明さん、ホントなの?そんな・・・酷いわ、酷いわ・・」


「あ、イヤ、それは・・」


(んん?なんだ?この二人の会話は?)


「じゃか~しい~!儂が悪霊祓いしている時に、騒いでんじゃ無い!静かにせんか!」


「あ、すいません・・・」「悪かったよ、大先生!」


(ふん・・・)


「で、壺売先生、済んだの?」


「な、つ、壺売!!!お主~~~~!」


「もう、ウルサイな~、一々引っ掛かるなよ~。で、済んだの?」


「くっ!・・・ああ・・済んだ。ご主人、もう大丈夫じゃ、儂が水子の悪霊は祓ってしんぜたでな。」


「本当ですか?・・・ありがとうございます!亀戸先生!」


「・・・あ、あの・・・すいません・・・・私、まだ見えます・・・」


「えっ?でも、亀戸先生が終わったって・・・」


「そ、そうじゃ!ちゃんと祓ったぞ!もう、どこにもおりゃ~せん!」


(メンドクセ~・・・・)


「終わってないよ。そこに座ったまんまじゃん。もう、いい加減、引っ込んどいてくれる?・・日が暮れるとちょっとマズイ気がするんで・・・ちょっと急がないといけないから。」


「そ、そうなんですか、小泉先生・・では、一体どうすればいいんでしょう?どうか、どうか、この礼子だけは守って頂きたい!お願いします!」


「・・・良かろう!そこまで儂を愚弄するなら、お主やってみろ!」


「ふぅ~・・・やっと引っ込むか・・・まあ・・・そいつ位は妹にやらせる事にします。」


「えっ?・・おにま、私、知らないわよ、方法・・」


「ああ・・ちょっとこっち来い。・・・」


(ヒソヒソ・・・

「どうすんの?妖魔退治ならお任せだけど・・・式神退治なんて私出来ないわよ?」

「・・・別に退治しなくて良いよ・・」

「えっ?でも、大見得切ったのにそれじゃ・・・」

「なに、簡単さ。貧乏神の耳元でこう言えばいいさ。」

「なんて?」

「・・・ここはもう十分貧乏になったので、そろそろアチラの頭がピカピカの人にお憑きになってはいかがですか?って・・・」

「ぇ~(;´д`)トホホ…、ホントにそれだけで良いの~?」

「ああ・・・多分、大丈夫だよ。・・・」)




「じゃ、そう云う事で・・やって!」


「あ、うん・・・分かった・・じゃあ・・」


そろり、そろり・・・朱雀が貧乏神に近づいて、耳元で・・・


「コソコソ・・・」


で、やっぱり、貧乏神はふわりと詐欺師大先生の背中に乗っちゃいました(^O^)♪


「ああ・・・凄いです、小泉先生!影が・・・あ、でも・・・亀戸先生の・・」


「エッヘン!佐瀬子ちゃん、良いの、良いの、それで。」


「あ、はぁ~・・」


で、亀戸詐欺師大先生は・・・


「う・・わ、儂は・・・う~ん・・・なんだか体がだるい・・・先に失礼させてもらう。」


そそくさ帰って行っちゃったけど・・・・大丈夫かい?www



「えっと・・・先生方・・・では、これでオシマイですか?本当にもう大丈夫なんですか?」


で、また余計な口を挟むスケコマシ。


「そのようですね。まあ、私の出る幕も無い簡単な事案だったみたいですね。」


「あ、ありがとうございます、ありがとうございます!」


「あ、あの・・・小泉先生、本当にこれで良いんでしょうか?・・・私、まだ妖気を感じているんですが・・・・」


「・・・そう、その通り。まだなんにも終わって無いね。」


「えっ?でも、安倍先生は・・・」


「似非陰陽師の言うことはほっといて下さい。これからが本番ですよ。」


「くっ・・・似非陰陽師って・・・失礼じゃないか!」


「安倍先生、もう、小泉先生にお任せして下さい。私達クラスじゃ無理です・・」


「えっ・・・あ・・・うん・・・」


(え~~~~!なに?この二人・・・もしかして付き合ってるとか?が~~ん!)


コソコソ・・・
「ざま~みろ、おにま♪」「くっ・・・ふん、まだ礼子さんがいるさ・・」
「う、ホントにもう~!」

なんて事言っている間に日暮れはすぐそこまで迫っていたのであった・・・






正統派の・・・・続く


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