七夕



昔、昔、遥か遠い・・・大昔・・・・

ひとつの銀河の小さな太陽系に全く同じ環境の兄妹星があった。


取り敢えず・・・彦星と織り姫星と呼ぶことにしよう・・・


この彦星と織り姫星は全く同じ環境だった為、生物の進化も同じ結果を辿った。

それ故、同じ時期に人類と呼ばれる同じ様な生物が繁栄することとなった。


そして、未発展の知的生命体が体験するテリトリーの支配争いをご多分に漏れず繰り広げたのは言うまでもない。


しかしながらこの兄妹星にはそれどころでは無い事態が起きてしまった。


ある時・・・何らかの理由で片方の性だけが感染するウイルスに両方の星が冒されたのである。

彦星では女性と呼ばれる性がこのウイルスに感染し、織り姫星では男性と呼ばれる性が感染した。

このウイルスはその感染スピードと致死率100%と云う威力であっという間に片方の性を滅ぼしてしまった。

それぞれの星に片方の性だけが存在すると云う歪な兄妹星が誕生した。




時の惑星政府は生き残りのため、過去の恩讐をお互い忘れ、移住し合う協定を結んだ。


しかし・・・これが最悪の結果をもたらした。


彦星人口30億人(男性のみ)の所に織り姫星の女性1万人が、織り姫星人口40億人の所に彦星の男性1万人がテストとして送り込まれた。


何年も女性が居ない環境で溜に溜まった男たちの異常な性欲が悲劇を生んだ・・・

彦星に送り込まれた女性達はその日から集団レイプの餌食に成り果てた。

織り姫星に送り込まれた男性達は手当り次第に織り姫星の女性達をレイプしまっくた。

これに織り姫星政府が烈火の如く怒ったのは想像に難くない。


織り姫星に送り込まれた男性全員を直ぐ様拘束しその体から精子だけを取り出したあと即刻処刑した。


はたまた、この激烈な処分に彦星政府が反発したのも当然の帰結であった。


織り姫星から送り込まれた女性達は政府管理下の元、全世界男性の性の奴隷として彦星中を回らされた・・・。


こうなっては悪循環である。


この彦星政府の卑劣な対抗策に織り姫星政府は激昂。

宣戦を布告するに至った。



「我が織り姫星政府は度重なる彦星政府の悪行を許す事は出来ない。即刻、人質を開放し無条件で降伏せよ!さもなくば、自らの命を持って責任を取ることになるであろう!」


織り姫星政府大統領ジャン・ヌダルクの甲高い宣言に彦星政府も応戦した。


「友好使節団を殺害する暴挙に出ておきながら自らを正当化し、我が彦星政府を愚弄する宣言はこれを許さない。殺害の責任者を引き渡した上で彦星政府に統治権を移譲せよ!」


彦星政府事務総長ナポリタン・ボナパルトが力強く宣言した。


事ここに至っては惑星間戦争を避ける事は出来なかった。



この戦いは激烈を極めた。

お互いこの戦いに敗れた場合、自分達の末路がどうなるか目にしてしまっていたからである。


約20年続いた戦いの結果、織り姫星の優勢が目に見えて来始めた。


やはり10億人の人口差は大きかった。

しかも織り姫星は戦いの前に処刑した男たちから採取した精子を有効に利用した。

人工授精を繰り返し、戦いで減少した人口の回復に務めたのだ。

それに対して彦星は人口の減少を食い止める事が出来ずに徐々に疲弊していった。



俗に言うマンチョメローの戦いに敗れたナポリタン・ボナパルトは遂に自決。

彦星は指導者を失った・・・・



指導者を失った彦星は混迷を極め、遂に織り姫星の軍門に降った。





















その後の彦星人の運命は・・・・正に家畜であった・・・








クワバラ、クワバラ( ^ω^)・・・・(*^。^*)


閑話休題


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