百鬼夜行抄  外伝  7

テーマ:
      無料動画ステラ座へは  こちら  から

      過去の小説作品へは   こちら  から

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★



僕は、小泉純一郎。

有名な元総理と同姓同名・・・

でも、全くの赤の他人。

僕のおじいちゃんは、小泉八雲・・本名ラフカディオ・ハーン。

おじいちゃんは怪談話ばかり書いていた小説家だ。

でも、でも、おじいちゃんは作り話を書いていたのではない。

おじいちゃんの実体験を書いていたのだ。

そう・・・おじいちゃんには全て見えていたのだ。

僕もその血を受け継いでいて、色んなものが見えちゃうんだよなぁ~・・・



もののけバスターとして結構有名な僕には色んな依頼が来る・

今回の依頼はカラス天狗退治・・・・



これが予想と違って誠に厄介な事になっていた。

八雲お祖父さんから教わった妖魔退治の法力が全然効かないのだ。

そんなこととは思いもしなかった僕はカラス天狗に散々悪態をついてカンカンに怒らせてしまった。


「おのれ~~~!小僧!最早命乞いも許さぬ・・・閻魔の元へ送ってくれるわ~~~!」


あいた~~~~!マジ困った・・・


「おい!朱雀・・・なんとかしろ!」


「無理よ~~~!私・・・怖い~~~~!」


「だあ~~~~!お前、僕の式神だろ!ご主人様がどうなってもいいのかよ!」


「そんな事言われても・・・無理なものは・・・ホント o(゚Д゚)っ モムーリ!」


朱雀にああだこうだ言ってるうちにも、部屋の温度はドンドン下がって既に―30℃位になっていた。

こうなっては一円にもならない面子なんてどうでも良かった。


「天狗様~~~~!私が悪うございました!どうかお怒りをお鎮めになってお助けくださ~~~~い。」


「ふん!さっきから言っておるだろうが!もう既に手遅れじゃ!さっさと閻魔のもとへ行ってしまえ~~~~!」


クッ・・・この、糞ガラス!

仕方ない・・・妖魔と言えど殺生は嫌だっが・・・この際、背に腹はかえられぬ。

八雲お祖父さんから受け継いだ、妖魔退治の最終兵器・・・妖刀春雨を使おう!

なんだ!貧弱な名前だって?

ふん!あちこちに出回ってる妖刀村雨は、本当は粗悪品なんだ。

こっちが真の妖刀さ!

って・・春雨は・・・?


「おい!朱雀・・春雨は?」


「えっ?・・・・あ、・・・・・ごめ~ん!忘れたぁ~~~」


「え~~~~~!!!!馬鹿!何考えてんだ!」


「だってぇ~~~カラス天狗の事で頭が一杯だったんだもん・・・」


「くぅ~~~~!どうすんだよ~~~!」


う~~~~~~~む!こんな時、ドラマや小説は何故だか都合良く木刀あたりがそのへんに転がっているはずなんだが・・・・

(・д・)チッ・・・何もないぞ~~~~~~~!


え~~~~い!仕方がない!実力行使だ!


「お、おにま・・・何するつもり~~~!」


「何って・・・カラスの野郎成敗してやるのさ!」


「おにま~~~やめて~~もっと怒らせるだけよ~~~!」


「んんんんん~~~?なんだ!そこにいるのは・・・雀ではないか?」


「クッ!雀って言うな~~~~!私は四神の朱雀なんだから~~~!」


「ふぉっふぉっふぉっふぉ・・・800年前、わしにこてんぱんにやられたのを忘れたか~~~?」


「っく・・・言うな~~~~!」


「なんだ・・・朱雀・・こてんぱんにやられたことがあるのか?」


「・・・大昔の話よ!・・・・もう、忘れたの!」


「はは~~~ん・・・それで嫌がってたんだな・・・」


「ふぉっふぉっふぉ・・・あの時はとどめをさせなかったが、今日はとどめをさしてヤルゾ!!Σс(゚Д゚с)


「ふん!こら!カラス!お前の相手は僕がしてやるよ!」


「ふん!小僧!お主にわしの相手が出来るものか!」



え~~~~いい!


「きゃ~~!な、なに?おにま・・・なにするのぅ~~」




つづく



ランキング参加中です。クリックお願いします↓
人気ブログランキングへ



こちらもお願いします↓
にほんブログ村 ショートショート
にほんブログ村 小説ブログ ショートショートへ
にほんブログ村



閑話休題
AD

コメント(14)