百鬼夜行抄 外伝  3

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僕は、小泉純一郎。

有名な元総理と同姓同名・・・

でも、全くの赤の他人。

僕のおじいちゃんは、小泉八雲・・本名ラフカディオ・ハーン。

おじいちゃんは怪談話ばかり書いていた小説家だ。

でも、でも、おじいちゃんは作り話を書いていたのではない。

おじいちゃんの実体験を書いていたのだ。

そう・・・おじいちゃんには全て見えていたのだ。

僕もその血を受け継いでいて、色んなものが見えちゃうんだよなぁ~・・・



もののけバスターとして結構有名な僕には色んな依頼が来る・

今回の依頼はカラス天狗退治・・・・

えっちらおっちら3時間かけてやって来た烏山・・・・

世田谷のど真ん中にこんな山道があるなんて思いもしなかったが、まあ着いてしまえばのどかでいいところ・・・なんて言ってる暇も無くカラス天狗のお出迎えだ。


「こちらにいらしてください、先生!」


血相を変えた主人の田無武蔵が震える声で僕を呼んだ。


「さっき気づいたんです!いつの間にかみんなの服にこの死の刻印が!」


昨日の夜朱雀が事情を色々話していたが、何時ものごとく右から左へ聞き流していたのでさっぱり事情がつかめていない僕にはその死の刻印は・・ただの鳥のフンにしか見えなかった。

てなわけで、僕には全然切迫感がない。


「はあ・・・・それは、困りましたね・・・・」


「先生!そんな悠長なことではないのです。お聞きと思いますがこの死の刻印を押されると家から一歩も出られなくなるのですわ・・・何しろ家から出たとたんポックリ逝っちまうんで・・・」


う~ん・・・・聞いたっけ?・・・朱雀をチラ見したら、すっげー睨んでやがる・・・

ヤバヤバ・・・・聞いたことにしとこ!


「ええ・・・聞いてますよ・・・だから、田無さん迎えに来れなかったんですよね!」


「はい!そうなんです・・・私も心苦しかったんですが、背に腹はかえられませんで・・・」


「ああ・・・いいんですよ・・・ところで、こちらの方々は?」


「ああ・・・申し訳ありません!紹介が遅れました。こっちが我が田無家の主人筋に当たる名無し家の当主、権兵衛で・・・」


はあ?・・・名無しの権兵衛?

そういや、権兵衛が種蒔きゃ烏がほじくるって諺あったよな・・・


「で、こっちが田無家の分家筋の田根無家の当主、助兵衛です。」


は~~~~あ?・・・種無しスケベ?



(  ̄ノ∇ ̄) ̄- ̄)ヒソヒソ・・・

純「おい、朱雀・・このふざけた一族、なんで依頼何か受けたんだ!」

朱「何言ってるの!私は嫌だって言ったのに・・・おにまが任せとけ!って勝手に受けたんじゃない!」

純「あれ?そうだっけ?・・・しまったな~」


「あの・・・先生・・どうされました?」


「あ、イヤ・・何でもありません。で、皆さんお集まりですか?」


「ああ・・いや、もう一人・・・お~い・・よたか~、まだか?早くコッチャコイ!」


ヾ(゚Д゚ )ォィォィ・・夜鷹って・・・


「は~い・・・丁度、お茶がはいりました。」


どっきゅ~~~~ん!!!!!

スットラ~~~~~~イク!!!!!

グンバツ!美人すぎる!

全くやる気無かったテンションが・・・・宇宙に届く勢いでマックスフルパワー!


「これが孫娘の夜鷹です。」


「ヨタカと申します。よろしくお願いします先生・・・」


「ああ・・は・・い・・こちらこそ・・・」


痛ってぇ~~~~~~!!!!!

朱雀が僕の足を踏んでる!しかも、足だけ鳥の足に戻してやがる~~~~!

その上・・・薮にらみだ!

また、悪い癖のジェラシックパーク!

めんどくせ~~~~~!





ありゃ!終わんなかった・・・予定じゃ3話完結だったのに・・・


んじゃ、つづく



閑話休題
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