ウェッヘン!ウェッヘン!


俺はモテない。

モテモテだと2年間も思っていた、ただの勘違い男だ。


しかし、どうしても諦めきれず莉乃に謝り倒して…
奇跡的に許してもらった。


ウェッヘン!

やったのだ!


とうとう、結婚に漕ぎ着けた。


取り敢えず、アクシデントを避ける為に
入籍してから挙式と云う段取りにした。

なんせ痛い目に死ぬほどあったからな。


ウェッヘン!ウェッヘン!



役所の前で待ち合わせだ。



「悪い!遅れた!」

「もう!こんな日まで遅刻して~!」


良かった!

ご機嫌だ。


「ウェッヘン!ハハハ…
すまんすまん!」

「じゃあ、早く行こ!
終わったら、ご馳走してよね♪」

「ああ、勿論さ!奥さま!」

「ヤダ~。照れちゃうぅ~♪」



で、窓口に届けを提出。

晴れてご夫婦誕生~!


のはずなんだが…?




「秋元さん!」

「あ、はい?」


なんだ?


「この婚姻届は…受理できません。」


はあ~?


「なんでですか!!」

「秋元さん、結婚されてますでしょ!」


な、何を言ってるんだコイツ!


「康さん!どういう事!」

「ちょっと待ってくれ!
俺にも何が何だかわからないんだ。」


「え~、秋元さんは…
先月、宮澤佐江さんとご入籍されてますよ。」


だ、誰だそれ?


「康さん!
騙したのね!」

「ち、違う!
な、何かの間違いだ~!」


【バッチーン!】


「大っキライ!」


タッタッタッタッ…


「ま、待ってくれ~!」



そんな…


あんまりだ~!


誰なんだ~!!











警察病院


501号室


宮澤佐江は

ここにいる


「ああ…康さんに会いたい…」


(おいおい…。

相手は佐江の事なんか知りもしないぞ…

お前が勝手にストーキングして入籍しただけだろ。

クククッ)






別名



連続殺人犯


多重人格者


宮沢 冴




(ふっ…

そう、俺の事だ。

こっから出たら…

秋元 …

最初に可愛いがってやるぜ!

クククッ!

クククッ!)



「ウェッヘン!ウェッヘン!ウエッヘン!
死ぬのは嫌だ~!
け、結婚なんてどうでもいいから、助けて下さい!」


そう言われましても…♪。

康君!

ご結婚おめでとうございます。

そして、ご愁傷様です♪


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