㈲ AKB探偵社 1-1

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【ここは秋葉原。
電器屋とヲタクの聖地。
まあ、最近は色んな人種でごった返しているが…】



ノックの音がした。


「はい…、どうぞ」


「こんにちは…、
ちょっとご相談があるんですけど…」


「どうぞ、どうぞ…ここは、そういう所ですから…」


「まあ…、ふふふ…そうですよね…」


「どうぞ、お掛け下さい。」


「はい…、失礼します…。」


私は応対しながら、ちょっとドギマギしていた。

飛びっきりの美人だったのだ。

今日はいい日になりそうだ。


「それで、どうされました?」


「はい…すいません…
他の所にいくつか当たってみたんですけど…
どこも、無理だって言われて…」


まあ、そうだろう。

こんな怪しげな探偵事務所に、
最初っから飛び込む人間はいないだろうな…。


「それで…?」


「はい…。
あの、うちの子を捜して欲しいんです。」


正直、飛び上がりそうなくらい驚いた。

とても子供がいそうな年には見えなかったのだ。


「あ、はあ…。お子さんですか…、
お写真、お持ちですか?」


「ええ、この子なんです。」


なっ、なんだコリャ…

猫じゃねぇか!


「し、失礼ですが…

お子さんと云うのは、この猫ちゃんですか?」


「はい!!大事な子なんです。
お願いします!どうか、捜して下さい!」


私は一気にやる気が失せた。

猫捜しなんかやってられるか!


「お気持ちは痛いほどわかります。
しかし、猫捜しは大変難しい仕事でして、
確約出来かねますので…
もっと大きな事務所に行かれては如何ですか?」


(すぐ下の
2/2へ続く)
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