白い猫のハートの足跡

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理由ある反抗―子どものホンネを見のがさないために/近藤 千恵

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親業(ゴードン博士 メソッド)からみた、思春期の子どもへの関わり方について、沢山の例を含めて分かりやすく実用的に書いてある本です。

子どもの問題(悩み)の所有権は子どもにあるので、親が取り上げて解決してはいけない。というのがベースにある考え方です。


少しだけ考えてほしいことを書きますね。

1、会社や主婦仲間、友人とはコミュニケーションがとれるのに、なぜ、子どもとはうまくいかないのでしょうか。(自分の対応に、差があるでしょうか)

2、親子、夫婦だったら、何を言っても大丈夫でしょうか。

3、家族だから、以心伝心で分かっていると思っていないでしょうか。

4、子どもの話を聞いて、思わず自分の考えを伝えてしまい、子どもが黙ることがないでしょうか。
 
 
 言葉ってとても奥深いです。

「部活なんて疲れるから、辞めようと思う」という言葉を子どもが言った時、親はなんと答えるでしょうか
 
「辞めちゃうの? もったいない」
「疲れるなんて当たり前でしょう。頑張って」

 と、声をかける可能性はありますよね。
本当に疲れているから辞めたいということもあるかもしれません。
でも、親が意見を言わずに、子どもに気持ちを聞いて行くと、レギュラーになれない、後輩の方がうまい、友達と喧嘩した、など、本当の理由が存在する場合もあるかもしれません。

 親が意見を言うことで、本当の理由を話せなくなるということはあるのです。

 話さないのは思春期だからではなく、話しても分かってくれないと思ってしまうからかもしれません。

 良かったら、この本を読んで、考えるきっかけにしてくだされば嬉しいです。
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自立心を育てるしつけ―親業・ゴードン博士/トマス ゴードン

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最近、親業なるものを初めて知った私です。

親業とは、アメリカの心理学者 トマス・ゴードン博士が編み出したスキルです。
親は子どもを生んだ途端、いきなり、一人の人間が社会に出て役にたつ、ちゃんとした人間に育てる重責を背負ってしまう。
全く未経験な人が、突然、親として、人から期待されてしまう。

その重責からか、いい親になろうとしてしまったり、逆に放任してしまったり。その人それぞれの個性で、12のパターンの受け答えを主にして育てて行ってしまうのだという。

12のパターンとは…。
命令,脅迫,提案,講義,説教,解釈,同意,同情,侮辱,非難,ごまかし,尋問


ほとんどの親がそのパターンに当てはまるので、自分が間違っているとか、おかしいとか、全く気がつかずに正当に育てていると思い込んでいるのです。
気付かないのはほとんどの親がそうだから、のようです。そして、自分自身もそのようにして育てられて来たからなんですよね。

でも、本当はその育て方では、子どもの自立心が育たないか、もしくは親を解任されてしまうか(子どもが無意識に親を必要ないと判断し、切り捨ててしまう)ことになってしまうのだとか。私自身、自分の親との関係で思い当たることがあります。

そうならないために、親は子どもの自立心を育てつつ、どちらにとってもプラスになるコミュニケーション能力をつけるべきである。というのが、この親業の理念です。

子どもをいい子にするのではなく、親が変わることが先決なのです。

子どもの話しに、受容的に受け答えしてあげることの、ものすごいメリット。
親だって感情も欲求もある人間であることを認めること。
親が勝つのでもなく、子が勝つのでもない、勝負なしのどちらも納得する解決方法。

その3本柱で親業は成り立っています。

私も実は、この本に出会うまで、自分が受容的な受け答えをしていると思い込んでいたのです。
お恥ずかしい…。

受容するということは、アドバイスすることでもなく、智恵を貸すことでもなく、具体的に手を貸すことでもなく、ただうなずくだけでもなく、相手の言いたいことをそのまま受け入れてあげること。
そして、正しくなくても、未熟であっても、子どもが出した答えを応援してあげること。

すなわち、相手の言葉をさえぎらず、子どもの出す結論を待つことが受容することなのでしょう。

最初はすごいストレスかもしれませんし、いつも成功する訳ではなく、今までの長い間に培った自分の言動が急に改まる訳でもないので、大変ですが、この受容の方法を試してみると、面白いくらいに子どもが心を開いてくれるのだとか。

私も息子が完全な反抗期に入る前に知ることが出来て本当に良かったです。

実は、早速、試してみたのですが、たわいもない会話ですが「お母さんは僕のことを理解してくれている」と息子の口からそんな言葉を聞くことが出来ました!

親業ってすごい!! と感嘆するばかりです。

ただ、私もいつもいつもこれが出来る訳じゃなくて、ついつい余計な一言を言ってしまうこともあるのですが。元々、世話好きだったりもしますし…。
私も息子と共に、問題にぶつかりながら、勉強させてもらっていると感謝しています。まだ成長するのりしろが残っていることが、大きな喜びでもあります。

親業からは本が沢山出ているのですが、「親業」という一番協会が押している本は、導入としては読みにくい感がありました。
また、読みやすい親業の本をいくつか、紹介していくので、お待ちくださいね!

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親野 智可等
「かしこい子」になるやわらか親力!

私の大好きな親野さんの新刊です。
今から半年前程でしょうか。親野さんの本と出会い(偶然知ったのですが)無料のメルマガの存在も知り、早速登録しました。楽しみに読んでいる唯一のメルマガです。

 色々な教育評論家の方がいらっしゃると思いますが、私の中では親野さんのおっしゃる言葉が一番、心に届きました。
 親野さんと出会わなければ、私はまだまだ苦しんでいたのかなと思うのです。

 この本の内容を一部転記しますね。

 出版社/著者からの内容紹介
「叱らず」「せかさず」「イライラせず」親が余分なことをしなければ、子どもはどんどん伸びていく!
 
<こんなふうに思いこんでいる親御さんに>
●親は、子どものためにいろいろやってやらなければならない。
●親は、子どもの可能性を最大限伸ばしてやらなければならない。
●親は、子どもをしっかり教え導かなければならない。
●きちんとしつけをして、勉強もしっかりやらせなければならない。


 親は私も含めてですが、みんな子どもを伸ばさなければならない、と思って子育てしているように思います。
 伸ばすというか、良く育てようというか、将来困らないようにしようとか、あれこれ子どものためを思って、手を出してしまっていると思うのです。
 それがいかに親子関係を悪くし、子どもがまっすぐ伸びる力をねじ曲げてしまうのか。そういったことを分かりやすく、丁寧に書いてあるのが、親野さんの本なのです。

 元小学校の先生だった親野さんも、以前は担当しているクラスの子を、もっと伸ばして上げよう、もっと良くしてあげようと思い、一生懸命しつけたところ、心が離れてしまって、自分の言葉が届かなくなってしまった経験があるそうです。(この本にはそのことは詳しく書かれていませんが、他の本に詳細が書いてありました。その時の苦しくて悲しかった気持ちも含めて)
 
 親野さんがおっしゃるのは、子どもを良く育てようと思わず、子どもの個性を理解し、そのまま受け入れて、応援してあげること。
 そして、子どもの個性を伸ばしてあげるために、色々と工夫して楽しく生活できる智恵を親が考えること。
 
 欠点を直そうとせず、長所を伸ばすことで、欠点も引き上げて上げることなど。大人だって自分を変えられないのに、子どもを変えることは出来ない。みんな生まれ持った個性と成長スピードがあって、それを無理に矯正しようとしても出来ないのだ。ということが温かな視線で書いてあります。
 つまり、親は力をぬいて大丈夫。子どもはそのまま自然に育って行くから、ということなのです。

 子育ては、剪定しすぎず、水をあげすぎず、植物が生きる力を見守ることと似ているのでしょう。でも、親は子どもが大事だからこそ、あれこれいじってしまうのです。それが逆に罪になるのですね…。

 親野さんの本は他にも色々と出ていますが、それぞれが何度読んでも、じんわり涙が出てくるような、温かな内容なのです。
 
 子どもも責めず、ダメな親も責めず、全てを受け入れてくれる親野さんの本は、子どものいる人、これから生む人の大きな味方になってくれることと思います。心からお勧めします。
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宮本 延春
オール1の落ちこぼれ、教師になる

ずっと気になっていた方だったのですが、ようやく本が手に入り、読むことが出来ました。

一言でいえば、感動しました。
人は意識が変われば成長することが出来るんだ。
その未知の可能性を開くのは、ほんのちょっとのきっかけと、自分の意識が変わること。
そして努力。

人ってすごいな、と素直に感動したのです。

宮本さんが落ちこぼれていたのは、家庭環境や学校の中でのめぐりあわせもあったのだと思います。
人生を切り開くきっかけになったのは、少林寺拳法でした。
この道場で知り合った女性(後の奥さん)が渡してくれた一本のビデオ。それが人生を変えるのです。

人との縁は不思議な巡り合わせだなと感じます。
落ちこぼれて、何に関してもやる気がなく、ひらがなしか書けなかった小、中時代。
この時は、申し訳ないのですが、あまり教師にも周囲の人にも恵まれていたとは言えません。

ところが、20歳を超えて、アインシュタインのビデオを見て物理学に興味を持ってからの彼の周囲はがらっと変わるのです。

国立大学を出た恋人。その恋人は彼を見下すことなく、集中力のある宮本さんの資質を見抜き、応援するのです。なかなか出来ることではないと思います。
その時勤めていた会社の方たちも、学業との両立を応援してくれます。
通った学校の夜間部の先生方も、無償で補習をしてくれて、最後は、学校の理科研究員として雇ってくれて、落ち着いて勉強する場を与えてくれるのです。

人が自分を変えた時、周囲も変わってくる。
その周囲に助けられ、感謝することで、益々、運が良くなってくる。


人の人生を見て、なるほどなと人の縁の不思議さを見たような気がしました。
もちろん、そこには、宮本さんの血のにじむような努力もあったからなのですが、感謝する気持ちが彼の運を良くしたと私は思っています。

これからは教師として、落ちこぼれたちの味方になって欲しいなと願っています。

勉強するってある意味、とても贅沢なんですよね!
でも、日本の子供たちは、それを嫌々やっている子が多い。本当にもったいない事だと思います。私の自戒も込めてですが、やらせるから嫌になる。
自分からやりたいと思えば、知識欲を満たせるなんて、すごく贅沢で幸せななことですよね!

日本は学ぼうと思えば、貧しかったとしても、色々な制度が整っていて、必ず道が開ける国だと思うのです。
親が与えてあげるのでは、有り難みもない学生生活だけど、自分で必要を感じた時、そこに輝きが芽生えるのでしょう。

大人にも子供にも読んでほしい一冊です。
とても読みやすく、小学校高学年から読めるようにふりがなも振ってありました。

私もご縁があって、この本にめぐりあえて良かったです。

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親野 智可等
「叱らない」しつけ 子どもがグングン成長する親になる本

子供が中学生になりました。
今更 育児本? と思われるかもしれませんが、まさにタイムリーな1冊を夏休みに出会えて良かったと思っています。

親野さんはペンネームですが、元々は公立小学校の先生を長く勤めていらっしゃった方です。
最初の頃は、みんなを向上させたいという熱に燃え、熱心に指導することで、逆に子供たちから嫌われて、そっぽを向かれる経験をしています。
学年のクラスを持ち上がった時、誰一人声をあげずに、シーンとしていたとか。
いたたまれない思いを語っていらっしゃいます。
その後、自分で内省され、子供を一番伸ばすのは叱ること、注意することではないと考えられたのです。

賛否両論あるでしょうが、私はこの方の考え方に非常に共感を覚えました。

親野さんがおっしゃることを抜粋すると、
しつけなど、どれだけ叱っても、その子は良くならない。良くならないどころか、親子関係まで悪くなり、良い所なし。だったら、その子の短所を補う方法を考えつつ、長所を伸ばせば、全体的に良くなって行く。

親から子にあげる愛情は、植物にあげる水と同じで、毎日あげないといけない。
昨日あげたから今日はいらない、3日分いっぺんにあげれば大丈夫というのは違っている。

ハンカチはどの部分を持っても持ち上がる。
だったら、ほつれた部分を持たずに、持ちやすい所を持てばいいのでは。(つまり、長所を伸ばしてその子を伸ばそう)


などなど。
またしばらくして、自分を失いそうになった時、読み返したい1冊です。

親野さんの心のこもったメッセージに救われました!

実はこの方の本は全て読ませて頂きました。
その中で、この著書が一番良かったですが、他のお勧め本としては、「プロ親になる」でしょうか。

何の成長も見えなかった、忘れ物の王者のような少年が、ある大きな忘れ物をした瞬間から、一生懸命変わろうとする姿に、私は涙が出ました。
親野先生も泣く程、嬉しかったと思います。
どんな子供であっても、心の中では成長したい、親に喜ばれたい、可愛がられたいと思っているのです。それを感じられるエピソードが沢山書かれています。



親野 智可等, 親野 智可等
「プロ親」になる! ~「親力(おやりょく)」パワーアップ編~

親野さんの本は、まさにお子さんを生んだばかりのママから、高校生、大学生になったお母さんまで、どの方でも読んでもらえる本だと思います。
取り上げられているのは小学校のお子さんが中心ですが、ここに通じる思いは年齢に関係ないと感じました。

いくつになっても、やり直しがきくのです。
今、その時、気付いた時から、やりなおせばいいのだと思うのです。

是非、保護者の方に、読んで欲しい、お勧めの本です。


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木村 慶子, 高橋 愛子
頭がいい親の13歳からの子育て

ちょうどタイムリーに息子の年齢が13歳になる今年、目にとまった本を購入しました。
思春期への賢い対処法というのが、本書のサブタイトル。
頭のいい親の…というくだりは、宣伝タイトルだと思います。

実際、購入し、読んで良かったと思っています。
以下、アマゾンからの転載ですが、本の特徴を現しています。

子どもは二度“誕生”する。このチャンスを活かすのが子育ての重要ポイント。
子どもは乳児として誕生(「第一の誕生」)してから、思春期の入り口でもう一度誕生(「第二の誕生」)し直す。
これは、子どもが母親に甘えられる最後のチャンス。
こんなときこそ、しっかり抱きしめて母親の愛情を確認させてあげ、信頼関係を確認させてあげれば、子どもはまっすぐ育つ。子育ての確かな「知識」を徹底ガイド。

知っていますか、思春期の子どもの心と体に起こっていることを? 心の発達における「人生8段階」をわかりやすく解説し、思春期の子どもが抱える4つの不安を紹介。13歳から必要な親のサポートを徹底ガイド。


という内容で、子供の心を受け入れ、親も元気で明るく過ごすことが、一番の対処法ということが分かりました。

これから思春期に入るお子さんをお持ちの保護者の方に、是非、読んで欲しい一冊です。
子供の成長に伴い、反抗、隠し事、甘えなどの態度をとったとしても、順調だなと親が安心できる一冊だと思います。
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親野 智可等, 親野 智可等
「プロ親」になる! ~「親力(おやりょく)」パワーアップ編~

子育てしている親向けの本は沢山あります。
私も本好きなので色々と読んできましたが、その中でもこの本は、まさにタイムリー、且つすごく参考になる本でした。

子育てしているどの世代のご両親にも読んでもらいたい! と思える本です。
超がつくお勧めです。


出来が良くて成長が早く、手のかからないお子さんをお持ちでしたら、必要ない本かもしれません。
でも、大抵の普通のお子さんをお持ちの親御さんは、子供が他の子より劣っている部分が気になったり、どうしても出来ないことがあることが気になったり、何とかしてあげたいと思ったり。
子供が可愛いからこそ、心配したり怒ったりしてしまうのだと思うのです。

この本は、そんな子供をお持ちの保護者の方の味方になってくれる本です。

私が特に参考になった部分は(沢山ありすぎて書ききれませんが)、「熟した実は自然と落ちる」という部分でしょうか。
成長には差があるので、青いうちに無理に摘もうとせず、熟して落ちるまで待ちましょうという部分に目が開かれたような思いでした。

他にも、欠点を直すより長所を伸ばすこと。
また欠点と思われることは、叱っても無意味なので、放置することなく、工夫して促してあげることなどなど。

まず、親子のコミュニケーションが取れてこそだと改めて教えてくれました。

親野 智可等さんは、ナンバー1のメルマガも配信していらっしゃいます。
他にも著書が色々とあり、私もこれから読んで行きたいと思っているところです。

「待つ」ということの大事さを教えてくれる一冊でした。


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明橋 大二, 太田 知子
子育てハッピーアドバイス3

新聞広告で良く見かける本です。
興味を持ち、読んでみました。

漫画と読みやすい解説で、手に取りやすく、どんな人にでも受け入れやすいタイプの本だと感じました。

反抗期が来た時、がっかりしたり、心配するのではなく、喜びましょうという内容に、私もその時が来たら、喜んで成長を受け入れたいと思いました。

この時期の子供は甘えたり、反抗したりの繰り返し。その裏腹な行動こそが思春期なのでしょう。
また、友達関係で受け入れられるかどうかが、自己肯定、自分に自信を持つということに繋がってくるのだと分かりました。

子供心がとても分かる本です。
また、最後の方は、自殺したっていいじゃないという子供に対して、仏教の考え方を漫画にしたものが載っていました。これは子供自身に読んでもらいたい部分だと思います。

確かに死後の世界は分からないですが、簡単に死んだら悩みから解放される訳ではなく、現世で解決し、乗りこえることできっと喜びや達成感があると、私も信じたいです。

書店でパラパラとめくって見て欲しい一冊です。
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奥野 修司
心にナイフをしのばせて

この本の紹介するにあたって、ジャンルをどうするか悩みました。
適当なジャンルが私のブログに作ってなかったのですが、「教育論」が一番適切な気がして。

この本を読んだのは、単純に興味が湧いたからです。
被害者の方の気持ちを慮ることなく、昔にもいた少年Aのその後が書いてあると知り、怖いもの見たさで読み始めました。

このルポライターの方のルポは以前も読んだことがあり、とても丁寧に取材をして、真実を含めた、家族の心情も大切に扱っていて好感が持てます。
ただ、あまりに辛い内容だけに、途中、読めなかった部分も沢山ありました。

まず、事件は今から40年近く前、有名高でおきました。(この学校は最近も大きな事故があった学校ではないかと思います)
安定しない家庭環境で育ち、劣等感を持った少年Aが、明るくて積極的な同級生に「いじめられた」と逆恨みしてあまりにも残虐な手段で殺害するのです。
いじめられたというのは、周囲に聞いても実証されず、主観の問題ではないかと今は言われているようです。

そして、少年院で更正した少年Aは、その後弁護士になり、豊かな生活を築いているとのこと。
一方、被害者はというと、事故のショックから立ち直れず、家庭崩壊を細い紐で繋いでいるかのように、ギリギリの状態で生きていらっしゃるのです。

何より、一番、辛かったのは、被害者が弁護士になったとか、それもショッキングでしたら、一度も謝罪もせず、とても安い賠償額である700万さえ、ほとんど払わないままだということです。
支払い義務のある父親は、賠償金は払わず、少年Aへの高い教育費は払って大学を出したとの事。
謝罪も全くなかったそうです。

本を読んで思ったのは、殺人のような大罪を犯す人間は、持って生まれた資質があったのかもしれませんが、やはり家庭環境も大事なのだということでした。
加害者宅は、父と母と、父の愛人が一緒に暮らす環境で、加害者の少年Aは嫌がっていたのに、無理に高校から寮に入れられたと書いてありました。
それに加えて、外見的にもコンプレックスがあり、精神的に暗くなっていて、被害者意識が強く、明るい光を放つ人には、意味もなく劣等感を感じてしまったのかもしれません。
何かの均衡が壊れた時、殺人という線を越える行動を取ってしまったのでしょうか。

親というのは、なんと大きい責任を持って子どもを生むのでしょう。
未来に、殺人犯になるために生む訳ではないのに、そんな風に育ててしまう恐ろしさ。
人間が親になるというのは、本当にすごいことなのだと思います。決して、他人事ではないと私は感じました。

遺族が素晴らしいのは、少年Aを憎んでいないことです。
憎めば同レベルになってしまう。自分を穢してしまう。そして、憎む気持ちを持つ余裕もなかったということです。心からの謝罪があれば、許してあげられるという言葉があり、素晴らしいなと思いました。
だからこそ、加害者が開きなおる姿に、許せない思いを抱いたのは私だけではないと思うのです。

残された家族、特に、新しい家族のある妹さんにこれから、沢山の幸が訪れますように。
心から願う私です。
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碓井 真史
ふつうの家庭から生まれる犯罪者

ネット検索をしていたところ、著者の心理学サイトに出会いました。
サイトの内容は盛りだくさんでまだ少ししか読んでいないのですが、そこで紹介されていた本書を、まず読んでみました。

http://www.n-seiryo.ac.jp/~usui/index.html

私も子の親として、子供が加害者にも被害者にもなる可能性があると考えています。
もちろん、どちらにもなって欲しくないし、また、幸せ感を感じて生きていって欲しいと願っています。

幸せというのは言葉にすると難しく、一般的に幸せと思われる定義もありますが、その定義の中に暮らす人たちが必ずしも幸せでないという現実もあります。
私が思う幸せとは、「自分が幸せと感じられるかどうか」に尽きるのかなと思うのです。

そして本書でもそれは同意見でした。
いわゆる全てが揃った家庭から起きる事件は、筆者の見解では、満たされない思い、受け入れられない思いがあったことが発端とあります。

後は、人間的な未熟さゆえともありました。
冷静に客観的に分析できれば、事件は起こらないかもしれません。でも、心が傷ついた状態では、「自分」オンリーの視点でしか、家族の愛も量れないのかもしれませんね。

本書の特徴として、読むと「ああ、あの事件」と思い出す大きな事件を沢山例にあげています。
ある意味、興味本位で読みたくなってしまう部分もあるのですが、興味を満たしてくれる程、事件の詳細を語っている訳ではなく、著者は結論として、家族の愛が伝わらないと事件となる、ということが言いたかったのだと思うのです。
また、立派な親の子供への要求が、その子供の度量を超えた時、親への憎しみに変わるのだともあり、それも納得できました。

私は著者の意見も正しいとは思いますが、先天的に犯罪を犯すような遺伝子が組み込まれた子供もいるのではないか…と想像しているので、その当たりはどうなんだろうかと感じました。

なお、著者は妻(お母さん)だけが一人で子育てをする弊害も書いてありました。
子供が事件を起こせば母親が責められるけれど、この時代、たった一人で母親が子供を育てることで、問題が起きない訳がないとおっしゃっています。

家族、地域の間が希薄になっている現代、子育ては容易ではないと、私も心から思います。
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