預金じゃイヤだけど投資はコワい ボクの“負けない”人生戦略 (Kobunsha Business)/内藤 忍

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私が尊敬する、内藤忍さんの初の金融小説です。
 
中身はとても読みやすく、本が苦手な方、金融の本は難しくて手が出ない方でも、楽しく読める一冊だと感じました。
 
簡単にあらすじをご紹介しますね。
 
「ボク」は平凡なサラリーマンで30歳。
給料は手取りで21万。貯金も50万しかない。

「ボク」はあまり自分に自信もなく、同窓会に出ても華やかなクラスメイトに圧倒されてしまうのです。
 
そんな中、ひときわ華やかな彩乃の影響で、投資に興味を持つのです。

そして、同窓会の後、立ち寄ったバーで、一人の紳士と出会うのですが、その人も投資を勧めます。
 
「ボク」はお金に働いてもらう方法を選ぶ気になり、紳士の「等身大の投資をするように」という忠告は聞き流し、儲かることだけに気持ちをとられ、FXをするのですが…。

 

 主人公の「ボク」の山あり谷ありのお金の浮き沈みを見て、かなり熱中して読みました。
 
 「ボク」が通った道は、FXで大儲け → 大損 → 紳士から指南を受け、インデックスファンドに分散長期投資を開始 → 10年後には独立

 この本から得られることは、やはり、長期分散投資なのです。

 筆者の内藤さんは、一環して、長期分散投資を勧めていらっしゃいます。
その理由として、

 1、投機とは違い、一喜一憂しなくてすむ
 
 2、年に数回のバランスチェックだけで、後は月々お金を積み立てていくだけなので負担にならない
 
 3、短期で損や得をするのではなく、長期的な視野で大きく増やす方が安全
 
 4、一時的に経済が悪化しても、不安にならずに続けていける
 
 5、バランス型(海外の株、債権、日本の株、債権)の4つのバランスに投資することで、どれか一つに投資するよりも、安全である。

 
 
 つまり、本書でも書いていらっしゃる通り、「人生はマラソンのような長距離走。毎日のほんの小さな違いが、長い時間を経て大きな差になっている」
 
 これが内藤さんの人生と投資の両方に共通する、ポリシーなのかなと私は感じています。
 
 
 私が思うのは、人生でもピンチのこともあれば、チャンスのこともある。
もちろん、その一つ一つを大切にし、そこから学び、成長していくことは大事だと思うのです。
  
 ただ、一つの失敗に恐れをなしていては、前進していけませんよね。
 
 なので、小さな目標、小さな行動を積み重ね、失敗から学び、先に進むことで、結果的に大きく進んでいることになる。

 これが内藤さんのおっしゃる、長期分散投資のイメージと私の中で一致するのです。
 
  
 私のイメージでは、ほんの少しの傾斜のある道を歩いていただけなのに、ふと後ろを振り返ると、ものすごく高い山を登っていた感覚に似ていると思います。
 
  
 勢いよく登った後、滑り落ちたり、長く休んだりの繰り返しではなく、ほんの少しの傾斜でいいので、時に転び、時に休憩し、時に早く登れたりしながらも、総じてみれば同じペースで歩き続けることが、大きな山を制覇するということに繋がっているのだろうなと思うのです。

 そして、登り方も、急斜面を駆け上がるのではなく、自分らしいペースでゆっくり登ればいい。その方が、途中で挫折せず登り続けられる。つまり、苦しくない成長方法だと思うのです。
 
 
 私はこの方法は、仕事でも、自己実現でも共通する考え方だと思います。
例えば、今日の1冊が、1年後、10年後に繋がっていく内面的な貯金だと思えるからです。
 
  
 今までの内藤さんは、初心者にも分かりやすい金融の本を中心に書かれていらっしゃいましたが、本書は、その中でも、物語仕立てなのでとても読みやすく、中高生でも読める本だと感じました。
 
  
 長期分散投資は少しでも早く始めた方がよい方法です。そのための導入本として、新社会人になる方にもお勧めです。
 
 
 銀行積立ではお金を増やすことは、現状の日本では難しいのが現実です。若い世代の方は、是非、早めに金融リテラシーの勉強をして、リスクが少なく大きく増やせる方法で、投資していってほしいです。

 そのために、分別ある大人のアドバイスも必要かとは思いますが、内藤さんは、初心者向けのセミナーも開催されているので、直接学ばれるのもよいかもしれませんね!
 
 
 実はとても嬉しかったのは、私が社会人になった頃に自分で編み出した?方法と、内藤さんの主旨がとても似ていることです。
 
 私はOLになった時、初任給はとても少なかったのですが、学生時代のバイト代を1円残さず浪費してしまった痛い経験があり、天引きで少ない額から積立を始めました。
 
 天引きした後の残ったお金は全額使う。それがストレスない方法で、現在まで続けています。なので、周囲に浪費家に思われている私ですが、先に少ない額でも引き落としているため、それが出来るだけなのです。
  
 逆にいえば、引き落とす以上のお金は貯めていません。それが出来たらもっとすごいですが、うるおいのない毎日や、お金を使わない生活が良いとも思えないので。
これは価値観ですね!
  
   
 現在は、自己投資にお金がかかる時期でもあり、あまりちゃんとした投資は出来ていませんが、内藤さんの本から得たことを踏まえて、その時々にあわせ、自分らしい方法で続けていきたいと考えています。
 
 
 本の話に戻りますが、この本は読み物としても、とても面白いです。
内藤さんは金融畑の方なのに、小説としても面白く、才能豊かな方だなあと不遜ではありますが、感銘を受けました。新たな才能を見せて頂き、また今後出版される本が楽しみです。
 
 
 投資について何の知識がない方でも、知識がある方でも、とても面白く読める一冊です。小説の章の合間のコラムも興味深く、イラストも分かりやすかったです!

 お勧めの一冊です!
 

 この本で学んだあとは、是非、資産設計塾という本で勉強してみてくださいね。
この本もとても分かりやすくお勧めです。


 【新版】内藤忍の資産設計塾─あなたとお金を結び人生の目標をかなえる法/内藤 忍

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宇宙につながると夢はかなう~さらに強運になる33の方法~/浅見 帆帆子

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大好きな浅見帆帆子さんの本を、久しぶりに読みました。
 
最近の私の中でも宇宙と繋がることに関心が湧いています。
 
この本の中で、特に印象深かった部分を、ピックアップさせてくださいね。
 

■ 楽しいことを引き寄せたかったら、自分自身が「楽しい」と同じ振動数になること。(毎日を楽しく暮らそうと意識すること)

■ 「こちらの方がいい」という直感にしたがって選択する

■ 魂が喜ぶことをしていれば、流れに任せているだけでうまくいく

■ ワクワクする夢に向かい始めた途端、宇宙は全力で力を貸してくれる

■ 夢を思いついたということは、実現できるから思いついたので安心して大丈夫。執着せず手放すこと

■ ふと思いついたことを実行する癖をつける。思いついた時がタイミング。宇宙から「今やっておいたほうがい」というメッセージ

■ 他人のストレスを聞いて、自分のものとして受け取らない。不満のエネルギーを持っている人には近づかない

■ 良いことは周囲と分かち合う。良い流れは自分でとめずにいると、また入ってくる

■ シンクロニシティが起きているということは、「その方向でいいんですよ」という宇宙からのお知らせ

■ トラブルがあっても、そこに自分へのメッセージがあると思って振り返ると、同じようなトラブルは起こらなくなる。


 
 ほんの一部ですが、ピックアップさせていただきました☆
  
 この本はとても読みやすいけれど、意味のある言葉が沢山詰まっています。
 
 ふとした時にページを開くと、お知らせがもらえるような感覚の本でした。
 
 良かったら手にとって読んでみてくださいね!
 自分に必要なメッセージを受け取れると思います
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幸運をつかむ人の心理学/渋谷 昌三

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心理学に基づいた幸運をつかむポイントを、沢山紹介してくださっているのが本書です。
 
イメージや、パターンだけでなく、理論に基づいているので、納得できました。
 
一部、ご紹介しますね。
 
 
■ 運がいい、悪いは確率の問題。行動しなければ運がいい、悪いもない。運がいい人は行動している
 
■ 自分が幸運だと分かっている人が幸運。他人からみて幸運に見えても、当たり前だと思っていると、少しの不運でもダメージを受ける

■ 運がいいと思える人は、冷静さがある。決して運任せではない

■ 自信を持っている人は、成功体験を過大評価し、失敗体験を考慮しない傾向がある

■ 周囲にいる人たちとの比較によって、自尊意識は高低する。実は自分よりレベルの低い場に置いた方が、自尊意識が高くなり、その後伸びる

■ 失敗した時に、その事実と正面から向かい合って、ハードルを越えた人は失敗に強くなる
 
■ 自信のない人は、周囲の評価に自尊意識が引きずられるから。
本来、自尊意識とは、自分の中だけのもの。自分の中で一つでも肯定できるポイントを見つけて、それを増やしていくこと

■ 執着心のある人とは、「認知的な斉合性」(自分の考えが決まると、それを変えることに抵抗がある)が強く、自分の正しさを守るため、最初の意見を変えられない人のこと

■ 負の感情は抑えつけてはいけない。

■ 人に対する嘘は、自分を守るため。自分に対する嘘は、自分を納得させ心の不均衡を防ぐため

■ 人の言い訳を許さない人というのは、精神的に弱く、ちょっとしたことで余裕がなくなるから。強い動物は相手の出方をじっと見守るが、弱い動物はいきなり攻撃にでるのと同じ仕組み。本当はあまりキャパがない人間であるということ。

■ 権威主義の人は、目下の人間を最初から相手にしていないので、話を聞いていない。力のある人に弱く、ない人に強い。相手の言い分を聞いてあげる度量を持つ人が管理者には向いている

■ 幸運な時は幸運を楽しもう。先のことを心配して今を楽しまないのは本末転倒

■ 動揺するというのは、知識や経験、準備不足が要因。

■ 人がどう思っているかを気にするのは「公的自己意識」
 自分自身の評価は「私的自己意識」
 
 公的自己意識が強い人は、自分なりのマニュアルを持っていないので、迷い、動揺しやすく常識にとらわれやすい。 
 チャンスを生かすために、私的自己意識タイプに変わる。(失敗を恐れずトライして、成功を積んでいく)

■ 自分の不幸が一番大きく見える

■ 問題の大きさが不幸の原因ではなく、自分の不幸の山が一番大きく見えるタイプが不幸と感じる人

■ 幸運を掴むには、待つとつかむの2つが必要。
 幸運を待つというのは、あきらめたりせず、目の前のことを着実に実行する。
 幸運と掴むというのは、チャンスがきたら、リスクを恐れず行動すること。

■ 自分自身の内面を見つめることが、最終的には必要になる


  
 いかがでしょうか?
ここに列記したのは、ほんの一部です。良かったら、本書を読まれて、ドキッとする部分に向かい合ってみるのも、一つかもしれません。
 
 私はこの本を読んで、痛いところを突かれた部分もあったのですが、自分を見失わずに生きていこうと改めて思いました。
 
 それが正しいかどうかはともかく、「公的自己意識」(他者がどう思っているかを気にする)では、いつまでも心が安定しないので、私的自己意識でいこう! と改めて思った私なのです☆

 本書がとても面白かったので、著者の他の本も読んでみたくなりました。
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