白い日記
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お誕生日





ほんとなら今日は、

ブランの15回目のお誕生日。

ブランと暮らした14年間は、

振り返ると毎日楽しいことばかりで

夢みたいな14年間だったと思う。

夢みたい。

夢だったんじゃないか。

ブランは夢の国からふわりと私の元にやってきて

一緒に暮らしてくれたんじゃないか。

そんな気持ちになります。







最期、ブラン坊はとても苦しんで辛そうでした。
腎臓病って本当に恐ろしい病気ですね。
苦しそうにもがいて逝ってしまいました。
あんなにいい子なのに。
あんなに賢くて優しい子なのに。
なんで苦しんで逝かなきゃならなかったんだ?
神様というものがいるのなら、文句を言いたくなります。
ブランはあんなにいい子なのに。


ブラン坊をお骨にした日、とてもいいお天気で、
ふと空を見上げたら
「ああ、ブランは楽になれたんだなあ」
と思えました。
体がなくなって楽になっただろうなあ、と。
でもやっぱり、
ブランの最期の瞬間を思い返すと胸が痛んで涙があふれてきます。

ブランと過ごしたどんなときでも、
思い返すと涙があふれてきます。
泣いてばっかり。





会いたい。
会いたい。
寂しい。




大好きだよ



私の白い宝石さん

私の光

私の愛するブラン


きのう、お空へ旅立ちました。




本当にいい子でした
優しくて
賢くて


ありがとうを言っても言い尽くせない
大好きを言っても言い尽くせない
私の宝物



なんにもできない



ブラン、ごはんもお水も口にしなくなりました。


スポイトでお水を飲ませようとしても、

嫌がってにげてしまいます。

体を動かすのもつらいだろうに。

こちらも無理やり飲ませるのがつらくて…



ブラッシングされるのは気持ちよいみたいで、

ブラッシングすると嬉しそうにしています。



自分は非力だなあ。

何もできない。

この無力感。





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