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2014-09-03 00:32:56

ブックリストの効用

テーマ:本・読書
『大人のための読書の全技術』 (齋藤 孝(著)KADOKAWA/中経出版)


を読みました。




終章に


「社会人が読んでおくべき50冊の必読リスト」


が付いていたので、


興味がわく本も、そうでない本も、


とにかく、全部、読んでみようと思っています。





「『ブックリスト』の本を、全部、読もう!」


と決意することには、


2つのメリットがあると思います。




(1)読書の目標ができる 


→ やる気がわく。


(2)自分に関係なさそうな本も読むことになる 


→ 視野が拡がる。





私の場合・・・


ブックリストをコピーして持ち歩き、


読み終わった本を消していって、


密かな達成感も味わっています。


(おわり)















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2014-08-21 22:21:17

お勧めの教養本(4)分かりやすい『哲学書』

テーマ:本・読書
私は、大学時代、


教養課程の「哲学」の講義を聞いても、


何を言っているのか、さっぱり分からず、


「哲学」の時間が、苦痛で仕方ありませんでした。




そんな私が、学生時代に読んで、


哲学に興味を持つようになった1冊が、こちらです。

__________________________

『はじめての現象学』 (竹田青嗣 海鳥社)

http://www.amazon.co.jp/dp/4874150489
__________________________



本書は、


ソクラテス ~ デカルト ~ ニーチェと続く「哲学の歴史」を概観した後、


フッサールという人が打ちたてた「現象学」の考え方を紹介しています。





本書の中に、こんな「問い」が登場します(二重引用符は筆者)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
人間の認識が、その認識しているつもりの対象の“客観”と


正確に「一致」しているという保証は一体どこにあるのか。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


確かに、私たちの多くは、


   「織田信長は、本能寺の変で自害した」


と認識していますが、


   「あなたの認識が、その認識しているつもりの“客観=実際の史実”


   と正確に一致しているという保証は、一体どこにあるのか?」


   「実際は、織田信長は、本能寺の変で、死んでいないのでは?」


と聞かれると、答えに窮してしまいます。





先ほどの「問い」は、


「客観的な真実」 というものが実在することを


前提にしています。




これに対し、現象学は、次のように考えます。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「客観的な真実 なるものは、どこにも存在しない。


重要な課題は、


『人間の確信成立の条件』 


『人間同士の共通了解が成り立つ条件』


を探求することである」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




(1) 例えば、裁判の場合、


「自分が絶対に正しいから、裁判に勝てるはず」 と思っても、


裁判官を確信させて、裁判官との共通了解が成り立たなければ、


勝訴することはできません。




(2) ビジネスの場合も、


「客観的に良い商品を作れば売れる」 というものではなく、


いかに顧客に確信してもらうかが重要です。



(3) 歴史認識の場合も、


“自分の認識と違う”認識の人に対しては、


信頼できる史料や状況証拠などを示した上で、


共通了解を成り立たせる努力をすることが肝要です。





本書は、専門外の人向けに、分かりやすく書かれています。


後半は著者独自の思想が展開されているのですが、それはそれで面白く、


どんな立場の方でも、考え方のヒントが得られると思います。


(おわり)








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2014-08-07 22:12:03

お勧めの教養本(3)『学問のすすめ』(現代語訳)

テーマ:勉強

    「天は人の上に人を造らず 人の下に人を造らずと云へり」


有名な「学問のすゝめ」の冒頭です。




この一節 ~ 「と云へり」が省略された一節 ~ は、よく、


「人は生まれながらにして平等であることを説いた文章」


として紹介されるのですが、


原文を読んでみると、趣が違います。




実際の冒頭(要旨)は、こんな感じです。


    「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず、と言われている。


    しかし、現実には、賢い者,愚かな者,貧しい者,富める者などがいる。


    その理由は、学ぶと学ばざるにある。だから、学問をしよう」


・・・まさに、本のタイトルどおり、“学問をすすめ”ているのです。





福沢諭吉は、


学ぶべき学問として、


「勤むべきは人間普通日用に近き実学なり」


と説いています。




福沢諭吉は、「実学」、つまり、



「日常の生活に実際に役立つ知識・技術」を、



まず学ぶべき学問と考えていたようです。





「学問のすすめ」では、



学ぶべき 「実学」 として、



次のようなものが挙げられています(番号は筆者)



    「いろは四十七文字」「手紙の書き方」「帳簿の付け方」・・(1)



    「地理学」「物理学」「歴史」「経済学」「倫理学」   ・・(2)


    
    「米の相場」「商売の法」「時勢の動きを察知する」  ・・(3)


(訳文は、後述の『学問のすすめ』(佐藤きむ訳 角川ソフィア文庫)を参照)




ここで言っているのは、要するに、


    「語彙(語い)、文章力、会計スキル」 を身に付け、  ・・(1)



    「歴史や自然法則」 などを勉強し、           ・・(2)



    「ビジネスの情報や方法」 などを学ぶべし。      ・・(3)


というものですから、


「学問のすすめ」で勧められている 「実学」 は、


現代にも通じる 「必須の学問」 と言えそうです。





「学問のすすめ」の原文は、


現代語ではないので、


少し、読みにくいかもしれません。




「学問のすすめ」を 「実学」 として活かすためにも、


まずは、わかりやすい現代語訳で


エッセンスを学ばれては、いかがでしょうか。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『福沢諭吉「学問のすすめ」―ビギナーズ日本の思想(角川ソフィア文庫)

佐藤きむ (翻訳)』

http://www.amazon.co.jp/dp/4043073038

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(おわり)
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