4年連続で挑戦したアパホテル主催「真の近現代史」懸賞論文。昨年は、帝国陸海軍と歴史教科書問題をリンクさせ、持論を思い切り展開させていただきました。

 今回は、簡潔にスッキリと5回に分けてお送りします


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 大日本帝国陸・海軍に正当な評価を与えるべき歴史教科書

   

1 大日本帝国陸・海軍が果たした世界史における画期的な役割


 大日本帝国陸・海軍(以下、「陸軍」・「海軍」と略す)は、日本史に限らず、世界の近現代史において極めて重要な役割を果たした。なかでも日露戦争の勝利は、わが国が白人国家に初めて勝利したという点で、白人国家による世界の管理・支配カルテルに虐げられてきた多くの非白人国家や非独立地域に勇気を与えた。

 また、大東亜戦争においても、陸・海軍が、欧米列強からアジアを解放する直接、間接の原動力となった。レバノン独立(1943年)やシリア独立宣言(1944年、1946年承認)、直後のべトナム独立宣言(1945年9月)などを皮切りに、アジアで独立に向けた動きが加速した。独立戦争という苦難を経たものの、白人たちの搾取を軸として成り立つ、世界の管理・支配カルテルへの抵抗はやがて実を結んだ。仮に近現代史において、わが国が陸・海軍の武力をもって欧米列強に対抗し、目覚ましい戦果を挙げられなかったとすれば、アジア・アフリカ諸国の独立は何十年も先延ばしにされ、人類の歴史は著しい停滞を余儀なくされたはずである。

 しかし、わが国の歴史教科書には、祖国の軍部、とりわけ陸軍の暴走が祖国を破滅に導いたという記述が目立ち、それが現代の日本社会に蔓延る自虐史観や行き過ぎた憲法9条崇拝、陸軍悪玉史観などの温床になっている。そして今なお、偏向した歴史観によって編まれた教科書が、文科省の検定をいとも簡単にくぐり抜けた上で大量に発行され、各高校で採択され続けている。高校の運営改善や教員の資質向上を訴える以前に、歴史教科書を含め、個々の教科書の内容を精査することこそ、文科省が国家と国民に対して果たすべき最大の責任ではないだろうか


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 今回は以上です。ご訪問頂き、ありがとうございました。
 
 次回は「2 大日本帝国陸・海軍を貶めている歴史教科書の記述の数々(前半)」をお送りさせて頂きます。乞うご期待!