変形性股関節症について(4) | 舛添要一オフィシャルブログ Powered by Ameba

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 腰痛に悩む日々が続きましたが、ウオーキングに励んで運動不足の解消に努めました。万歩計を身につけて、1日に1万歩を歩くことを目標にしました。このノルマを実行していたときは、腰痛などどこかに消えてなくなっていました。

 国会議員になってからは、本会議場や委員会室などに座っている時間が多くなり、1万歩どころか2000歩も歩かないような日が多くなっていきました。とくに大臣になってからは、予算委員会などで長時間缶詰状態になるようになり、これが、股関節や腰にはよくありませんでした。たとえば、各種委員会の委員は、審議中もトイレに行ったり、急用のときは席を立ったりするのは自由ですが、閣僚となるとそうはいきません。とくに私が厚生労働大臣のときは、年金記録問題など懸案事項が山積しており、総理大臣以上に答弁に立つ回数が多くなりました。

 閣僚でも便所に行きたくなったときは、委員会の理事(各党の責任者からなる)に許可をもらって、委員会室を出ることが可能です。他の閣僚に質問が集中しているすきを見計らって、こっそりと用を足しに行くのです。麻生首相が、「1時間以上座り続けているのは身体によくないそうだから、臆せずトイレに行くように」と言ってくれたのも助かりました。

 予算委員会は9時から17時までで、答弁打ち合わせのため、6時過ぎには自宅を出て、7時頃から役人たち作業をします。夜は、政治家仲間のパーティに出たり、意見交換の会食をしたりします。政治家という職業は、よほど注意しないと健康管理に失敗します。私は、左目の網膜剥離以外は大きな病気や手術をしたこともなく元気でしたが、目に見えないところで股関節は悪化していっていたようです。

 とくに、睡眠不足が続くと腰痛が激しくなります。十分な睡眠、休養というのが、どんなときにも必要です。また、国会で座った時間が多くなり、ボリュームある外食をとる回数も増えたため、体重が増えました。今は70キロですが、当時は77〜78キロになったこともあります。この体重が股関節に余分な負担をかけてしまったようです。