大失敗賞で金一封!? | 埼玉 倉庫(株)篠崎運送倉庫

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先日、NHKの「会社の星」で「失敗を恐れるな!」というテーマの番組がありました。

ゲスト出演していた方は、皆さん会社で大きな失敗を犯してしまった方。


その多くは、小さなミスを報告しなかったがゆえに大きな失敗にまで繋げてしまったといいます。

大きな失敗となるまでの過程には、小さなミスの段階で、イキナリ怒られてしまい、以降は報告しづらくなってしまう。


どうしようなくなって報告したときには、既に手遅れ。

大失敗となって、さらに怒られてしまう。


その「怒られる」が怖くて、報告のしずらしさが倍増してしまい、さらに大きな失敗につなげてしまうという「失敗スパイラル」に陥ってしまうという事でした。


これって、実は分からなくもないですよね・・・

怒られるということは、自分のミス以外の成果さえも全く認めてくれなかったという感情に浸ってしまうからです。


この「失敗スパイラル」、言い換えれば失敗ではなく「報告できないスパイラル」とでも言うのかもしれません。

どうしたら、そんなスパイラルから脱出する事ができるのか。


そんな中、社員の失敗を表彰するという会社を紹介していました。

この会社では社員全員がノビノビと仕事に励んでいるといいます。


この会社では社長が考案した「大失敗賞」という制度がキーワードになっているようです。

「大失敗賞」は年に2回、仕事で大失敗をした社員を受賞セレモニーで表彰し、しかも!、金一封もあるそうです!!


実はこのユニークな制度を考案した社長自らも、ムダな設備投資をしたということで、めでたく受賞したそうです。

そもそも何故、こんな制度を発案したのか。


「失敗するということは、何かしらチャレンジして頑張っている証拠。

チャレンジに失敗はつきもの。

なぜならチャレンジしてない人に失敗はありえない。

ならば、失敗した事=チャレンジした事に表彰と金一封で感謝しよう」


という想いからだそうです。


結果、社員は失敗しても、その頑張りを認めてくれる想いと安心から、小さなミスのうちにドンドン報告して大きな失敗につなげない、ひいては小さなミスを無くして行くという意識の向上とカイゼンマインドが培われているそうです。


賞状と金一封をあげるといわれたところで、率先してミスを犯す人などいません。

恐れずに報告ができる職場は社員のノビノビ化につながり、小さなミスがかえって大きな成功の糧になるのかも知れません。


であるならば、ミスの報告を受けた上司やリーダーは「怒る」のではなく、注意とアドバイスが肝心だという事ですね。


部下やメンバーを、いかなる状況でも「伸ばしていく」事がTOPの責務の一つなのだという事が、この社長の想いからビシビシと伝わりますね。



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