足立区のパン屋さん 台東区のパン屋さん

フリーアナウンサー篠崎 菜穂子が、足立区、台東区など下町のパン屋さんを紹介します。


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ベル2008年10月1日(水) 

ケーブルテレビ足立「トピため」でご紹介しました音譜


綾瀬駅から歩いて10分ほどの住宅街の中にある知る人ぞ知るパン工場。この旗が無ければ、ちょっとわからないかも・・・??

オープンしたのは昭和29年。平成6年に建て替え、現在の工場になりました。昨年の9月まで足立区の小、中、高校、保育園、そして葛飾区の学校の給食パンを焼いていました。

給食が始まった頃から、50年間40箇所近くの給食パンを焼いていたと言います。何と1日10000個も焼いていたとか!その頃は、毎週金曜日のみ一般の人にも販売していました。

その後、国の施策で学校給食のパンが週1回になってしまったことから、給食用のパンの製造は中止し、現在では火、金曜日にお店で販売し、その他、三浦半島のホテルや健康食品店などに卸しているそうです。

五十鈴製パンさんは元々は現在のご主人のお父様が始めたパン屋さん。それを長男だった現在のご主人・野田 徹幸(のだ てつゆき)さんが継ぎました。ご主人は製菓学校を卒業後、大手パン屋さんで1年程働き、五十鈴製パンさんに。

現在はご主人と奥様の慶子(けいこ)さん、もう22年も働いていらっしゃるという小澤 良三(おざわ りょうぞう)さんの主に3人でパンを焼き、販売もしています。

名前の由来はお父様がつけたそうで、よくわからないそうですがおそらく三重県の五十鈴川から採ったのではないか???と。

現在の営業日は火曜と金曜の2日間。どうしてこの曜日なのか伺うと、金曜日は以前、給食用のパンを焼いていたため、土曜日に給食がないことから金曜日は暇だったそうなんです。(ちなみに給食用のパンは前日に焼いたものだそう)なので金曜日に一般の方にも売ることに。

そして現在は、ちょうど金曜日から見た一週間の真ん中ということで、火曜日にも営業をしています。常連さんがほとんどですが、やはり金曜日にいらっしゃるお客さんが多く、火曜日はねらい目だそうですよ^^

パンの種類はおよそ80種類。忙しい時では1000個近く焼くこともあるそうです。気が向いた時に新作パンも出しているそう。

そして五十鈴製パンさんで初めてパンを買った時に驚いたのが、値札や商品札が一切無いこと。理由を伺うと札はあるそうなのですが、すぐに売れて行くので出す暇がないそうです。


しかも五十鈴製パンさんは値段設定がとっても簡単。消費税などはなく、値段は80円、100円、120円、140円しか無いそうなんです。なので、お客さんももう値段を覚えてしまっているとか(笑)。


パンはすべて生地から手作りで、添加物も使っていません。「焼きたてで新鮮なパンをお客様に提供したい」という思いから、開店時間もあえてきっちり決めず、12時頃から焼き上がればすぐに販売してくれます。

給食パンを焼いていた頃と同じ、工場の片隅で売っているので、出来上がったものがどんどん足されていきます。なので本当に焼きたて!

また「安くて美味しいパンを」というご主人の思いから、小麦粉は一等粉を、ショートニングは使わないなど、材料にも気を配っています。酵母はイーストを使用。コロッケやカツなどはお店で揚げ、その揚げたてを焼きたてのパンにサンドしています。


本当に「出来たて」なんです。


そんな五十鈴製パンさんにはなつかしい、給食で食べたあのパンがあります。特に私が感動したのが、パーカー型(柏型とも言うそう。柏の葉っぱの形から)のパンにサンドされた「コロッケパン」(¥140)!

この形のパンを自分で開いてサンドして食べる!なつかしいなぁ・・・。さらに給食のアイドル「揚げパン」も、もちろんあります。

揚げたコッペパンにグラニュー糖をたっぷりまぶして。

ジャリッとしたグラニュー糖の歯ざわりとさっぱりふわっとして適度な噛みごたえもあるコッペパン。なつかしい味。このパンが大好きで、給食の揚げパンの日をチェックしては指折り楽しみにしていたあの頃・・・。

そんなパンたちの中で人気があるのは「あんぱん」、「カツサンド」(¥350)、「エビカツサンド」「メロンパン」などだそう。「メロンパン」は夕張メロンの果肉を使ったクリームが中に入っている贅沢なメロンパン。

切ってみるとその断面が美しい!

上のクッキー生地はうす緑色、夕張メロンクリームがオレンジ、生地は白の3色トリオ。香りもメロン~って感じでとってもリッチなパンです。「カツサンド」はイギリスパンにからしバターとソース、厚~いカツをサンド。


このカツの厚さで、¥350は安い!!お肉は1cmはあります。

フワッフワの食パンに歯ごたえ抜群の厚いカツ。辛子バターとソースの絶妙な味わいでボリュームたっぷり。

衣のサクッとした食感が残る部分とソースが滲みてしっとりした部分のバランスがまたGOOD。その他、形にひかれたカステラが中に入っているパン。

真ん中は苺ジャムです。なつかしくて優しい味のパンです。あんぱんも個性的。「黒ゴマあんぱん」と「白ゴマあんぱん」。

黒ゴマあんぱんは、まずゴマの香ばしい香りがいい。

中の餡子は「真っ黒ってこういう色だよね」と言いたくなるほど、黒い。味もゴマの風味がたっぷりの濃厚あんぱんです。白ゴマあんぱんは、ほんのり甘い和菓子のような餡子が美味しい。


どちらのあんぱんも餡がたっぷり入っています。

芋餡が巻かれたパンも美味しかった!ちゃんとさつまいもの皮も入っています。

とにかく生地がめちゃめちゃ柔らかくて、引きがあって最高に美味しい。

さつまいも餡も自然な甘さで。個人的にかなり好きです。定番人気の「6枚切り山食」。

食パンはレジの中で売っていて、頼むと入れてくれます。耳の部分に少し付いた、この小さなコゲで、なんと値引きしてくれました!良心的ですよね~。

生地はとにかくふわっふわで、柔らか。給食の食パンってこんなにおいしかったっけ?

最近ではめずらしい余計な甘味やバター風味のほとんどない、シンプルな味わいの食パンでした。

愛情を持って作れば美味しいパンは必ず焼ける」とおっしゃるご主人。パンに愛情があるか、ないかで全然味が違うそうです。そんな愛情をかけて焼いたパンたちだからこそ、売れ残ってしまった時はとても寂しい気持ちになるんだそうです。

それでも「もっともっと良いパンを作りたい!」という思いで毎日パンを焼き続けています。とにかく「安全で新鮮な美味しいパン」がモットー。だからそんな愛情たっぷりのパンを求めてたくさんのお客さんがやってくるんですね。

将来的には毎日お店を営業したいと考えているそうです。早く五十鈴製パンさんのパンが毎日食べられる日が来るといいなぁ・・・^^


とにかくお店の方の対応も温かくて、パンは懐かしくて。正直言って、すっごく飛びぬけて美味しいわけでも、近代的なオシャレなパンでもないけれど、なぜか行きたくなってしまう、食べたくなってしまう・・・そんなパン屋さんです。まさに日本人の原点のパンかも?

次回はどんなパンに出会えるのかな?今からワクワクしています♪



以下は前回訪れた時のパンです。コッペパンに卵&ポテトサラダがサンドされたパン。

私はうかつにもこのサンドイッチを床に落としてしまいました(^^;)そうしたら、なんと新しいものに交換してくれて!嬉しかったぁ。

水分は少なめの少しパサついた感じの、硬めなんだけれど、なんだか美味しいあの給食のパン。半分はからしの効いた卵、もう半分にはものすごくなめらかな塊のないポテトサラダ。

いわゆるマッシュポテトですよね。本当にポテトと少しの人参のみの素朴なサンドイッチです。 そして、なんだかだんだん小さくなっちゃって・・・という巨大「ブドウパン」(¥150)。

それでも30cm以上もあります。先ほどのあんぱんと比べると、こんな感じ。

これもちょっと皮が硬めでパサついた感じの生地に、まさに「干しぶどう」の味そのままのブドウ。

何となく黒砂糖風味の皮が「これこれ!」って感じです。なつかしいわ~。この「チーズパン」も、ふわっとした生地にみんなが大好きなプロセスチーズ入り。

変に飾らない素朴さが裏切らない味というか、なんかいいんですよねー。そして買った時にオマケで頂いた「かぼちゃパン」。

中はキレイなかぼちゃ色。ブリオッシュのような生地で、ほんのりかぼちゃの味がします。


食パン五十鈴製パン工場

  住所 足立区綾瀬5-14-18
  電話 03-3605-2621
  営業日・時間 火・金曜日のみ営業  12:00~19:00(完売まで)

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