(画像はピンボケなので雰囲気だけ感じてください、オフィシャルブログ等に確認しやすい画像が沢山あります)
東京恵比寿に昨年2月にオープンしてそろそろ1周年らしいアニソンバー銀河さんに行ってきました。
開店時間直後に入店して空いている店内で驚いたのは店内の壁にびっしり埋め尽くされたアニメポスターやフィギュアの数々、私はこうした形態の店が日本で初登場してから幾つかの店を見て回っていますが初期の店ほど最初はおとなしい店内が徐々におたく関連グッズを増やしていくパターンが多かったのに、こちらの店が恐らく開店直後から完成形に近かったのではないかと想像させられました。
それと出迎えてくれるスタッフは初期の店ほど男性店長がいて接客する比率が高い傾向があったのですが、こちらの店は全員コスプレ(当然テーマはアニメゲーム系)着用の若い女性スタッフのみ。
余計な経費をかけないコンパクトな配置に経営上有利であることに納得はいきつつも困ったお客さんへの対応は大丈夫なのかとちょっとだけ心配にもなりました。こちらの方もこうしたお店における一つの完成形なのかもしれません。
実はこのジャンルにおける初期の店は普通にお酒を楽しむ方向けの対応が出来ているのが強みの店が多かったのですが、こちらの店はお酒だけで普通のアニメゲーム系以外を歌うのは禁止なのでその辺もきっちり割り切れています。その辺の一般層を切り捨てても営業を続けられるという安心感が広まっているのを感じます。
全体像としてみても、もしかしたら今後作られるかもしれない、似た形態の店のモデル店になる可能性を感じました。
ブログを見る限りではこちらの店の1号店である名古屋のお店も全く同じコンセプトに見えます。もしかしたら2号店だからこそ最初から完成形に近い形でスタートできたかもというのもありますね。
で、似た形態のお店を色々見てきている経験からアニソンバー銀河さんの強みは何か考えて見ますと、まず新しいお店なので店内のグッズなのが旬のものが多い事、ラブライブ関連が多いのは勉強しているのか、それともただ単に偶然好きなだけなのか不明ですが強みになっていると思います。
それと以外にじわじわと強みになっていくのではないかと思うのは恵比寿という立地です。恵比寿は山手線で言えば渋谷のとなり、立地が渋谷ならモアベターですが、現在東京ではこうしたサービスを提供する店は秋葉原に集中する傾向があり、利用するユーザーとしては便利ですが経営的にはライバルが多く淘汰の危険のある地域です。池袋にも店はありますが渋谷周辺の開拓はまだ十分ではなかったと感じていました。この地の利を生かして、うまく近隣路線利用のお客を獲得出来ればそこが長期存続の鍵になるのではないかと想像しています。
それと今こうした方向性の店は一つの課題を抱えています。ボーかロイド対応をどうしていくかという課題です。現在ボカロの普及は小学生にまで及んでいるので近い将来おたく系のサービスも形態を変えていく可能性があり、それに対する対応が時代の淘汰になっていく未来を色々な情報からひしひしと感じています。それに関してはこちら店のスタッフはバッチリに見えます。全員普通にボカロの曲を自然に追いかけているのを感じることが出来ました、こうした形態の店ではボーカロイド対応には疎かったり、おかず程度の認識しかない店がまだあるので違いを感じやすいところでもあります。
近隣路線利用の方もちょっと時間をかけないといけない方も新しくて勢いがあるこちらの店に一度行ってみてはいかがでしょうか?
アニソンバー銀河