今回のシリーズでは、一人称(私)ではなく個人名で呼んでいます。
本当に自分の前世だとしても、歴史上の人物を自称するのはかなり気が引けます…


続きです。

ずっと「ルイ君」と呼んでますが、実を言いますと、本人はあまり納得していません。

呼びやすいし、可愛いし、いいと思うけどな。

「だって、うちの一族の男子はみんなルイですよ」

…あ、言われてみれば確かに!

お父さんも、お爺ちゃんも、ひいお爺ちゃんも、ひいひいお爺ちゃんも……
それから、お兄さんも、叔父さんも、従兄弟も……

みーーーんな「ルイ」でしたね☆


君たちバリエーションなさすぎるよ!
たまには変えようよ!!

「そんなことを言われても困ります。そもそも王宮では名前で呼び合う習慣がないのです」

○○公のように領地や爵位、あるいは尊称・敬称で個人を区別していたらしく、名前はあまり重要じゃなかったみたいです。

ルイ君の場合だと、王子、王太子殿下かな。フランス語だとドーファンだっけ?

うーむ、現代人にはちょっと馴染みがないし、やっぱり名前で呼びたいな。

じゃあシャルル君にしようか?
同じルイでも、お父さんはオーギュストさんだし、こっちなら被らないよ。どうですかシャルル君?!

「いえ、それはちょっと…」

ルイ君は、シャルル呼びも不服な様子。
このワガママ王子め!

「紛らわしくなるので…」

何やらもごもご。
困りながらも苦笑しています。

じゃ、どんな風に呼べばいい?
いっそ陛下とお呼びしましょうか?

「やめてください」

真顔で却下されました。す、すみません。

謝ったら、俯きながら「だって僕、戴冠式してないですから」ですって。
もしかして戴冠式してないことがコンプレックスだったりして?

はあ…、もう私はネタを出し尽くしました。
ルイ君はどんな風に呼ばれたいの?

「うーん、そうですね… シャルルンとか?」

シャルルン!!!
もー、また今回の話の信憑性が疑われる事を言うんだから~

「だって、可愛い名前がいいって言うから…」

ベンチに座って、足をパタパタしています(かわいい)

「やっぱりシャルルは止めて、ルイ君でお願いします。マダムの中の『ルイ君』は僕だけですから。間違えようがないです」

うんうんと、なんか勝手に納得してました。



ちなみに、小さい頃のルイ君はお母さんから「愛のキャベツ」と呼ばれて可愛がられていたそうです(wiki調べ)

当時、マリー・アントワネットは上流階級のファッションリーダーだったらしいですが、そのネーミングセンスはどうかとw
フランス語的には可笑しくないのかしら~

***

さて、これまでの会話の中で、ルイ君はいくつか含みのある発言をしています。
「シャルル」という名前もその1つ。

今回に限らず、ブログで記事にする前に、簡単に事実確認をする事があります。ネットで検索する程度ですが。

ルイ君の話を進める過程で、いくつかの断片が繋がり、ある人物が浮かび上がってきました。

おそらく…ですが、ルイ君の前世ではないかと。
突拍子もない推測(これこそ妄想)ですが、ルイ君があのような生涯を自ら選択するきっかけは何だろうと考えると、辻褄が合う…と思うのです。

ただし「ルイ君」の前世ではあるけれど、「私」の前世ではなさそう。

その辺の事情も絡めて、ルイ君から派生した「シャルル編」を始めます。

明日か明後日か、はたまた来月か。
まだ全然書いてないのでw どうなることやら。

***

変性意識の領域で見聞きしているので、実体がどうなっているか分かりません。
解釈(フィルタ)次第で、見え方も考え方も変わるし、個人差があると思います。
他所の情報と違うとしても、私には判断できかねます。責任も取れません。
くれぐれも鵜呑みにしないでくださいね。