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2016年05月14日(土)

人類のジレンマ

テーマ:ブログ

病の数だけ人は弱くなっているのかもしれない。

痛くて寝れない、痛くて話せない、だから、痛み止めが処方される。

 

苦もあれば楽もあるのが人生。

苦労は人を育てる。

病で辛い体験をするから、以後気をつける。

 

医学とは病を治すのみならず、人を強くする学問でもあると思う。

しかし、その逆に向かいつつある気がする。

 

100%有機の食べ物のみを食べ続けることは極めて難しい時代だ。

まして、薬は有機にはほど遠い。

化学系成分は体に排出されにくい。

私達は数え切れぬ量の合成化学物を身体に溜め込んでいる。

自然界が化学肥料で土壌汚染されてゆく自然界と自分の体を重ねてしまう。

赤潮は畑に蒔いた化学肥料が川から海に流れ込んだ事と関係があると聞いたことがある。

考えたくもないが自分の体で発生している赤潮とはなんだろうか

 

母は薬を飲まない人であった。

しかし、若くして逝ってしまった

 食生活を気にしている人が長生きするとは限らない。

むしろ、無頓着な人が意外に長生きしたりする。

 

インフルエンザウイルスは年々進化をするらしい。

ウイルスがワクチンに対して耐性を強めるらしい。

人間も抗生物質を飲みすぎると効きにくくなると聞いた。

どちらも自然界で生き残りをかけている。

 

 当然だが、薬を飲みすぎることはよくないはずだ。

痛みがある事は異常ではなく普通と思うことも大切だろう。

生きているとそのようなものだ。

痛みがあるから安易に薬を処方するのではなく、

我慢させることも処方であると考える医療も必要だろう。

 

しかし、最先端の機器を導入してしまった病院はその投資を回収しなくてはならない。

医師としては少しでも多くの薬の処方と検査をしたくなるかもしれない。

 

結果として、診る診察から測る診察へと変わっていく。

医療の世界でも流行の「可視化」がブームだ。

問診が暗黙知とすれば、血液検査やレントゲンは可視化だ。

 

血液検査を行い、その数値で判断をする。

大学で医学を学び、最先端の機器の手を借りれば、

若くしてもベテラン医師と同様のパフォーマンスを手にすることが可能となる。

これかこれで大きな進歩だ。

 

しかし、医師としての貫録と安心感はやはりベテランには適わない。

また、処置や処方箋もベテランの方が絶妙だ。

やはり、完治に向けた経過の想像力には経験の蓄積がモノを言うのだろう。

 

医療の質は上がったのだろうが、医師の質は年々下がっている気がする。

文明の進歩に頼ることが結果として自分達の能力を低下させているのかもしれない。


  ドラッグストアが世の中に増え続けていることが気になっている人は私だけではないだろう。

 

2016514

一番目の社員 松本晋一

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2016年04月17日(日)

タックスヘイブンにみる人の性質

テーマ:日々の雑多なこと

パナマ文章の流出が世間を騒がせている。アイスランドでは現役首相が辞任する事態となった。グンロイグソン首相の退陣を求めるデモに参加した人数は約24千人。これはアイスランドの人口のなんと約7%に相当すると言う。

 

イギリスのキャメロン首相もパナマ文章に名前が載っていた一人だ。数年間、スターバックスを始めとする多国籍企業の課税逃れを批判した本人が同様の行動を取っていたことにイギリス国民はショックを受けている。EU残留派であるキャメロン首相に黒いイメージが付きまとうことで、この後行われる残留を問う国民投票に影響が出るのでは?との見方まで浮上している。

 

残念ながら日本を代表する企業や事業家や政治家の名前もパナマ文章には含まれていた。マイナンバーの導入などで確実なる税収確保が制度化される一方で、天文学的な数字の資金がタックスヘイブンの地に移転されている。その資金の合計額は無論知り得ないが、有価証券報告書などを調べ確認できる範囲ですら三井住友フィナンシャルグループでタックスヘイブン子会社の資本金総額が29800億円、NTT8000億円、三菱UFJフィナンシャルグループが約7600億円・・・セコムの創業者の飯田さんは700億円相当の株式を移転されていたらしい。

 

毎日新聞は英領ケイマン諸島に対する日本の金融機関の投資や融資残高が63兆円に上ると報じている。残念ながら他の租税回避地はここに含まれていない。

 

これらが氷山の一角であることは間違いなく、仮にこの資金が移転されなけら日本国の税収はどの程度増えているのだろうと考えると悲しくなってくる。

 

政府は、早々と本件の詳細調査を実施しないと発表した。野党は沈黙したままだ。政治家のガソリン問題、不倫疑惑など社会的道義に反する点を追求することは大いに結構だが、日本の財政赤字改革に大いに関係ありそうな本件がイマイチ盛り上がらないことに違和感を覚える。

 

マスコミにも同様のことは言える。バトミントン選手の不法カジノ、有名選手の麻薬所持などゴシップの域を出ない出来事が全国の電波で流される一方で、本件が大きく取り上げられないことはメディア人としての使命感はどこに行ってしまったのだろうか。

 

富む人はより富を膨らます傍らで、一般市民は僅かな収入から税金をしっかり徴収される実態は、想像はついていたがやはりそうなのか!と感じずにいられない。格差社会とは、ここ最近社会の構造的欠陥の一つとして取り上げられているが、今に始まった現象ではないのだろう。

 

30兆円近いタンス貯金が日本にはあると言われている。日本人は使わずに貯め込んでいるが、その数割でも消費に回れば経済は好転すると言われ続けているが、タックスヘイブンに移転されている資金の1割が国内回帰する方がより大きなインパクトになるのではないか。

 

ふと思ったが、ややもすると日本の大蔵省すら租税回避地を活用しているかもしれない。

 

企業の四半期決算に異議を唱える経営者が増えてきた。4月から新年度を迎える企業は多い。新入社員の受け入れ、人事異動、年度方針などバタバタしているのも束の間、7月から9月までの第2四半期の数字の精査に追われることとなる。私自身も金型屋の再生に深くかかわる中で、改め企業が良くなるには時間を要することを肌身で感じた。

 

しかしながら、自らが購入した株式が半年で倍に高騰すれば誰もが喜ぶだろう。仮にその高騰の要因が急激な成長であったとしても、『急激な成長は社員に過度の負担を課し持続的成長につながらないので、適度な成長に減じるべき』と進言する株主がいるだろうか。

 

スターバックスの税逃れをキャメロン首相がバッシングしたことしかり、中国の悪しき賄賂の習慣を打破しようと粛清を強いる習金平しかり、その一方でタックスヘイブンを利用している辺り、に人間は性善説でも性悪説でもなく 「性弱説」 と私が思う一例でもある。

 

 

2016417

一番目の社員 松本晋一

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2016年04月02日(土)

一億人総活躍社会 改め

テーマ:日本古今将来 そして、企業の古今将来

桜が満開だ。この季節になると約20年前の大学の入学式を思い出す。あの頃の時間は今でも鮮明に思い出す。2年間の浪人生活。成人式を浪人生として迎えた。

 

「浪人生」 なんとも感じの悪い名称だ。言い得ていると思いながらも、もう少し当事者を気遣った呼称にできないものだろうかと訝ったものだ。浪人時代に、高校時代の同級生に会うとどこか後ろめたい気持ちになったものだ。決して、悪いことをしていたわけではないので堂々としていれば良いはずであるが、今思えば、現役や一浪で進学した彼らに対して引け目を感じていたのかもしれない。

 

私は最終的に早稲田大学に進学した。万が一を考えて受験した大学の入学一時金に関して、両親が話し合っていた会話は記憶の片隅に残っている。

 

『晋一も流石に来年もやるとは言わないだろう。早稲田が受かればどぶに捨てることになるが、しょうがないな』

普通のサラリーマン家庭であった我が家にとって、数十万の一時金が大金であったことは想像に難くない。

 

入学費用の一時金。入学の権利確保のようなものだが、もちろん、別の大学に進学したとしても返金はされない。数十万という大金にもかかわらず。この一時金制度、誰も不満をぶつけないが、なんとも不思議な制度だ。

 

例えば、商品を購入する前提で頭金を支払った場合、購入をキャンセルすれば頭金を返金してくれる企業もある。無論、ペナルティーとして全額返金されないなどの企業差はある。いずれにしても、サービスとは徐々に顧客よりに変化をしてゆくものである。顧客が望む姿に近づいてゆくはずである。その変異が発生していないことは健全なる競争環境や市場状態になっていないことを意味する。即ち、市場が過度な寡占状態にあるか、若しくは法的な保護下にあるかなど。

 

日本の教育市場がグローバル水準であるか否かの物差しを持ち合わせていないが、海外の著名大学との差異を聞く限り決して誇れる状態ではなさそうだ。入学後のカリキュラムや学校運営のみならず、入学前の環境含めて大学に関する変革はこの国の将来を考えれば必要だろう。

 

友人が都内の六大学の職員をしている。

「一時金がなくなったら、結構財政は厳しいよ。仮に偏差値の高い大学が前半に試験日を持ってきたら、我々はもっと前に試験を行う」

 

試験は順繰りに実施していくが合格発表の時期を同時期に固めるなどの工夫を国が指導すれば、国民は不要な大金を支払わなくて済むだろう。少子化の理由の一つに、子供にかかる教育費用が挙げられる。親の年収と子供の学歴には相関関係があると言われている。子供に十分な教育を受けさせる財力に不安がある家庭は家族を増やすという選択肢に躊躇うことは容易に想像がつく。

 

少し話題を変えようと思う。弊社でモノコトイノベーションという企画を実施した。企業が課題を提示し、その課題を中高生が解く。この手の取り組みは概してCSRの一環と捉えられ、本気の課題ではなく中高生向けの課題となってしまう。しかし、今回は、各企業に「本気の課題」を提示してもらうようお願いをしている。例えば、今回参加した富士通様が提示した課題は「スマホの再定義」だ。

 

この取り組みは半年間かけて行われる。ハッカソンのような数日間の取り組みではない。学生は自分達の仮説の確からしさを確認するために数百名にアンケートを取ったりしていた。数十回もの試作に挑戦した若者達もいた。感じたことは、「最近の若者は・・・」ではなく、「最近の大人たちは。。」だ。彼ら彼女達は、無気力でもなく、受け身でも、おとなしくもない。むしろ、ギラギラしている。活力に溢れている。創造性、論理性、コミュニケーション能力、いずれも、大変優れている。特に、常識というフィルターを通していない無垢の視点は大いなる可能性を感じさせてくれた。日本には創造性がないと言われる言葉など少なくもと彼らには適用されない。

 

なぜこのような若者たちが大学を卒業し社会人へと進むに過程で、様変わりしていくのか不思議になった。大学生になると大人達の世界観を意識した思考に突然変わってしまう。言うなれば、プチ社会人的になってしまう感じだ。

 

モノコトイノベーションに参加した開成高校の若者の話だ。

「僕は、大学に進学しないで就職しようと思う。それも、中小企業に。僕は、受験すれば東大に受かると思う。良い企業にも就職できるだろう。そして、着実に昇進していくだろう。でも、僕の力を活かすべきはその世界ではない。僕のように優秀な人材の力を使う機会に恵まれなかった企業に行き、その企業の成長に貢献したい。それが正しい道だと思う」

 

しかし、彼の親は、「とりあえず、大学に行ってから考えても遅くない」と助言をするらしい。就職活動で、彼が中小企業を選択しようとすれば、彼の親は「とりあえず、官僚になっておけ。それから考えても遅くない」と助言するだろう。そんな彼の父親は大企業を辞めて起業し、ちょっとした成功をおさめている。公の場での発言機会も多いようで「大企業に行くな。起業せよ。しかも若いうちに」と若者を鼓舞しているらしい。人の子には理想論を伝えることができるが、我が子には無難な道を勧めてしまうのは親の弱さだろうか。

 

やはり、「今どきの若者が・・・」ではなく、「今どきの大人たちは・・・」なのだと思う。大人たちが真の意味での大人になり切らなくてはならない。これは、精神的に成熟する、経験を積むなどの類ではなく、自分とその周辺中心の目線から社会全体を見渡せる目線も持ち得ることだ。より広い目線と深い心を持ち得ることが大人なるということだが、そこが中途半端な大人達が多い気がする。大人達が中途半端ならば、この国の将来を担う子供達も同様にならざるを得ない。

 

1億人総活躍社会。異論ない。しかし、活躍という言葉には成長的なニュアンスが含まれている点が気がかりだ。何か数値的に前進していなくとも、自分らしく生きていければ「活躍」だと思う。十人十色と言葉では言うが、未だに我々は成功像が一元化されていないだろうか。事業成功し、それなりに資産を持って・・・。質素でも、自分の決めた道を真っ直ぐ歩いていれれば、十分に幸せであり、成功でもある。

 

今後、人口ボーナスを享受できる国はインドとインドネシアと言われている。中国はご周知の通り高齢化社会に移行している。最後の未開の地と言われているアフリカですら21世紀後半には人口が減少人転じるらしい。成長や発展中心の社会の在り方から脱する時期に来ている。

 

文明は物質的な成長や発展を指向していく。文化は精神的なそれを求めていく。我々は文明社会をつくることに躍起になってきたんだと思う。汽車から電車に変わり、新幹線が開通し、次はリニアモーターカーだ。モノの開発に注力してきた。文化の成熟を軸に考えた国家戦略を聞いたことはない。

 

皆気が付いているはずだ。成長だけが是ではない。むしろ、それを追い求めすぎたことで、自らを追い込み始めているジレンマを。成長を目指し過ぎる故に後退してゆく逆説的な現実を。

 

成長することを断つ気概。

ただ、自分らしく在れることを価値と認める勇気。

一億人総自分らしい社会。

 

201642

一番目の社員 松本晋一

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