グループディスカッション/面接対策の教科書 伊藤伸一

ES/面接カード★小論文対策★ES/面接カードの志望動機/長所短所/自己PR/エピソード書き方★グループディスカッション対策★集団討論対策★面接対策について採用担当者の視点を伝授します。


テーマ:
面接レベルを上げるちょっとした12のコツ

①ノンバーバルコミュニケーションがポイント
 (言葉を使用しないコミュニケーション)

 バーバルコミュニケーション
 (言語によるコミュニケーション)


話し手の印象を決めるのは、「言葉以外の非言語的な要素で93%の印象が決まってしまう」ということがわかりました。

上記メラビアンの法則について詳しい内容は
【面接のポイント メラビアンの法則】

初対面で好印象を持つのは・・・・・
このノンバーバルコミュニケーションがポイントです。

自信なさそうな人
緊張している人
落ち着きがない人・・・・・・・
好印象を持てるでしょうか?

笑顔で接してくれる人
目を見て話をしてくれる人
落ち着いている人
どう感じますか?


第一印象の作り方について詳しい説明は
【面接における好きと嫌い:第一印象の創りかた】

面接のネガティブチェックと言われる項目の多くは、このノンバーバルコミュニケーションです。
模擬面接を撮影し、客観的な視点から自分の癖を改善しましょう。



②呼吸を合わせる
心理学:「態度の類似性」から
自分に似ている人を好む⇒共感性が増えます。
 
最初に、面接官の話のスピードに合わせましょう。
ゆっくり話す人は、ゆっくり話す人を好み、
早口の人は早口の人を好みます。


面接官の無意識は心地良い「一体感」を感じ始めます。

次のステップは、
・声のトーン
・話し方
・論理的な話し方
も真似てみましょう。

内定者の多くは知らないうちにこの態度の類似性を発揮していると思います。


③共感性のある回答を行う
面接官は質問をするときに、「自分ならこう答える」「ここまでの回答ならOK」というラインを引いています。「自分ならこう答える」という内容とドンピシャな回答が出てくると「共感性」を持ちます

採用担当者の質問の意図を理解しましょう。的外れな回答や自分の得意な分野へのすり替え回答は共感性を与えません。

【「共感力を持っている人」はなぜ内定を獲得するのか?】



④共感性のサインを積極的に出す
知らぬ間に私たちは、相手の「聞く姿勢」を見て、その人との接し方、つき合い方を決めています。相手の振る舞いから「共感レベル」をチェックしています。

「あいづち」を打って聞いてくれる人には好意を持ちます。しっかりと受け止めてくれている気がして、「この人、本当に分かってくれている」と思います。

逆に表情が硬かったり、声の調子が弱かったりすると、「きちんときいていない気配」を感じます。

みなさんはどんな受け答えをしていますか?
共感性のある表情をしていますか?
口元はどうですか?
変な癖は出ていませんか?

模擬面接を動画撮影してみましょう。
ただし、緊張する環境での面接が必要です。
家族や友達との面接では緊張感は得られません。
専門家の模擬面接をおススメします。

アメリカノース・キャロライナ大学の実験
学生二人一組で「有料テレビ」について話し合いをしてもらった。
一人の「サクラ」の相槌によって、どのくらいの好意を持たれるのか調べてみた実験でした。
「ふーん」という気のない相槌を打つ場合と、「いいね」という好意的な相槌を打つ場合を比較したところ、好意的な相槌を打つと相手はその人を好きになることが分かった。

面接時、質問をするだけではなく、何かを説明するときもあります。このときの「聞く姿勢」に差が出ます。グループ面接にて応募者の「聞く姿勢」を比較すると、
・目を見開き、聞こうとする姿勢
・少し前のめりになり聞こうとする姿勢
・軽くうなづき、聞いている姿勢
この「聞く姿勢」から好感度は変わってきます。

面接官が話しているときには、「聞く姿勢」を持ちましょう。


⑤快活な声の人は信頼される
大きな声で話すと、快活で、積極的なアピールができます。
声の大きさは、その人の「積極性」を暗示します。
どんなに内気な臆病な人でも、大きな声で話すようにすると、回りの人は「積極的な人」だと判断します。
この声の調子に加え、「目を見て話す」ことができれば、自信性も伝えられます。


Y・ローズという心理学者が行った実験によれば、68デシベル以下の小さな声で話をする人は、聞く人に「内気で臆病」というイメージを与えるそうです。
小さい声だけで、おどおどとしたイメージを相手に与えてしまうことになります。
同じ実験で、76~86デシベルくらいの声(ちょっと大きな声)で話すと、前向きで、快活で、積極的なイメージを与えることも分かっています。

模擬面接の改善ポイントとしてこの「声の抜け」についてアドバイスを多くします。
「お腹から声を発し、私の頭上を越して抜けるように声を出してください」とよく注意しています。この声の「質」によって与えるイメージが大きく変わるからです。
お腹から発するようにし、ちょっとだけ大きな声を出すと・・・
この「抜ける声」になります。
試してください。


⑥要点だけを話す
面接官の多くは論理的な思考力を持っています。
質問を通して結論と根拠を知ろうとしています。
限られた時間の中で能力を確認するには多くの質問をしなければいけません。30分の面接の中で応募者が毎回80秒回答をすると20の質問しかできません。80秒の回答内容を30秒で答えられれば、50もの質問から能力を確認できます。

       


応募者が1分以上の話をしても面接官は15秒くらいの内容で把握しています。鉄板質問に対しては長くても1分、細かな質問に対しては結論+根拠も含めて20秒くらいで答えられるようにしましょう。


⑦本音を話す
質問に対し建前の回答を続けると・・・うそっぽく聞こえます。
相手を納得させることができるギリギリの本音を言いましょう。
中途面接の「なぜ、今の仕事を辞めてまで当社で働きたいのですか?」に建前で答えると・・・共感できません。
回答には「論理性」が必要ですが、最後には「心」の共感性、納得性が合否を判断します。


⑧相手の価値観に合う言葉を選ぶ
自分をアピールする場合、採用担当者の価値観に触れないと共感性は得られません。
たとえば、「ボランティア精神が大切」ということを納得させたくても、相手がその価値観を持っていないと共感性を持つ説得は無理になります。

採用担当者に共通すつ思考・価値観を知ることから始めましょう。
・自分が採用担当者ならどんな人物を採用したいのか?
・能力を面接でどうやって確認するのか?
・採用したくない人材とはどのような人材なのか?
・その人材はどのように確認するのか・
・内定者に求めるコンピテンシーは何か
こちらも参考にしてください。

【就活生のためのコンピテンシー理解】

【就活生に必要なコンピテンシー①:主体性の発揮】

就活生に必要なコンピテンシー②:知的好奇心】

【就活生に必要なコンピテンシー③:時間をコントロール】

【就活生に必要なコンピテンシー④:すぐ行動する】

【各採用プロセスにおいて何を見極めているのか?】




⑨相手の表情を見て、理解度を確認する
私たちは、自分が100の言葉を発したら、相手はそのまま理解できるだろうと思い込んでいます。
それは全くの間違いです。
あなたが100の言葉を話したら、だいたい70~80くらいしか理解できていない。
理解できていないから更に質問を深めます。

日本人のコミュニケーションでは、70%のコミュニケーションでも相手の意見をくみ取ることで隙間を補っています。
このコミュニケーションはプライベートならOKですが、ビジネス上ではNGです。
相手に100を伝えていかなければいけません。

相手の表情を読み取ることができる人は、相手の表情から理解度を探り、言葉を選びなおします。
回答に対し、突っ込んだ質問の意図を理解し、面接官の期待する回答を提供します。


⑩会話の中に数字を入れて説得力を持たせる
人を説得するときには、「数字」の存在が不可欠です。
数字が含まれているメッセージのほうが、「客観的な真実」感を高めます。

・イベントの集客を前年の20倍まで高めた。
・イベントの集客を前年より高めた。

どちらが説得性を持っているか?
数字が入っている方がメッセージの説得性は高まる。

⑪フレームを変えて印象を操作する
・この牛肉は、赤身70%です
・この牛肉は、脂身30%です

・この治療の5年後の生存率は80%です
・この治療でも5年後20%の人が死ぬ

同じ内容でもフレームを変えることにより印象は異なります。
説得力のある言葉について考えてみましょう。


⑫具体的に話すと信憑性が出てくる
ワシントン大学の心理学者ブラッド・ベルは、詳しく話をすると、信憑性が32%も高まることを実験によって確認しています。

詳しく話すことによって、「この人は本当のことを話している」と面接官に印象を与えることができます。

面接でも、具体的なことについての質問を重ねています。話しているのが本当かどうか確認するためです。

・私は英語が得意です。
・私は、英会話には自信がありませんが、英語でのビジネス文書や契約書作成なら、誰にも負けない自信があります。翻訳業務もできます。

どちらが説得性を持っているか、一目瞭然です。


面接の問題点を確認しませんか
http://www.reservestock.jp/page/event_series/4859


次の記事
【面接対策:深堀り質問とは何か?】
【面接感が陥る5つの罠】
【面接対策:面接官選考思考 その①能力証明】

いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

グループディスカッション/面接対策の教科書 伊藤伸一さんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります