サハラマラソンを共に走った仲間(免許すら持ってない)がラリーデビューする事が決まったので初歩の初歩からまとめていきたいと思います。
 
▶モータースポーツの種類

世の中には色んな乗り物がありますが、その数以上にモータースポーツには種目があります。F1やSUPER GT、ルマンなどに代表するオンロード、ダカールラリーやWRCなどのオフロード競技は有名ですが、軽トラ選手権みたいなワンメイクレースも多々あって、いざ始めようとなると何にチャレンジするか悩ましい限りです。

もちろん好みや得意分野、所有している乗り物や取り巻く仲間に依るところが大きいと思いますが、ブログタイトル「オフロード」って事でオンロードは割愛してオフロード競技にスポットを当てたいと思います。

▶乗り物を選ぶ

僕は元々は大のクルマ好きでした。それがひょんなきっかけでバイクの免許を取り、バイクにのめり込んでしまいました。

いまでもクルマには憧れるし、格好いいなあと思う気持ちは変わりませんが、やはり乗るならバイクの方が圧倒的に楽しいと思います。

▶バイクの良さ

まず何と言ってもバイクは感性の乗り物だと言うこと。体とバイクが一体になって大地を駆け抜ける快感。フロントフォークのストロークが腕の伸縮と連動し、体幹を介して脚とリアサスペンションが繋がります。ブレーキとアクセルに加えハンドル操作と荷重の絶妙なバランスでコーナーをピタリと曲がれた時は、それはもうこの上なく気持ちがいーものです。ちなみにバイクを乗りこなせたら四輪の操作はかなり簡単に感じます。ダカールラリーでペテランセルを始め多くのライダーが四輪に転向して活躍しているのはそのためです。

▶コスパ最強

市販車状態でそのままレースに出れてしまうのもバイクの魅力。クルマならかなりのコストをかけなければ到底勝負にはならないけど、バイクなら市販車の初期セッティングでも充分に戦えるポテンシャルを有しています。つまりF1やWRCで戦っているようなマシンが近所のバイク屋さんで簡単にゲットできるのです。またパーツなどもクルマと比べるとシンプルで軽くて小さいから自分で整備できる範囲も広く、パーツコストも格段に安いです。車体価格や輸送やレースのエントリー費用もリーズナブル。クルマと比べると1/5~1/10くらいの感覚でしょうか。

▶バイクを選ぶ

市販状態で充分に戦えるバイクですが、その中でレーサーモデルとトレイルモデルに大分されます。

レーサーは名のごとくレースにほぼそのまま使えるモデルです。エンジンのセッティングや足回りに贅沢なパーツが搭載されているので、上手な人ならそのまま優勝なんて事もあり得ます。但しあくまで競技用なのでトレイルモデルと比べると耐久性に劣り、ある程度メンテナンスに手がかかります。また国産車の場合は登録書類が無いため基本的にはナンバー交付を受けられない=一般公道を走れません。輸入車、逆輸入車に関しては登録が可能です。

トレイルモデルは常に排ガスや騒音規制との鬩ぎ合いになってしまい悩ましい所ですが、各メーカーは工夫に工夫を重ねて数々の名車を送り出しています。今年で廃盤になってしまいますがYAMAHA WR250Rはトレイルモデルでありながらかなり高いポテンシャルを有しています。またHONDAからはCRF250RALLYやアフリカツインなどチャレンジングなモデルが発表されています。北海道4DAYSではBMWのGSシリーズも人気ですね。

ちなみに僕はハスクバーナのFE250(レーサー)をほぼノーマル状態で乗っています。友人には自分もかつて乗っていたYAMAHA WR250R(トレイル)を勧めました。

▶種目を選ぶ

オフロード競技と言えば「ぴょんぴょん飛ぶやつね!」と言われますがそれはモトクロスですね。

MFJ(日本モーターサイクルスポーツ協会)が開催するオフロード競技種目は以下の4つ。ちなみに四輪はJAF管轄となります。

・モトクロス
思いっきりジャンプしているアレです。1ヒート30分以内で周回数を競います。陸上で言えばトラック競技みたいな感じでオフロード界のトップライダーが参戦しています。

・エンデューロ
自然地形を利用した耐久レース。24時間耐久みたいなレースもあり、幅広い層が参加しています。陸上で言えばトレイルランニングのカテゴリーになります。

・トライアル
壁などのセクションをクリアする競技。足を着いたり転ぶと減点となるなど、スピードではなく点数で競われます。

・スーパーモタード
オンロードとオフロードのミックスコースを走る競技。モトクロスバイクに小さなロードタイヤを履いたバイクを見かけたらそれです。陸上で言えばクロスカントリー競技みたいな感じですかね。

・ラリー
サーキットの外。つまり公道を使用する競技。「ダカールへ行こう!」みたいなノリで出来た砂漠を横断するレースもあるますが、国内ラリーは移動区間はコマ図ツーリングを楽しみ、一部林道などを封鎖してタイムトライアルを行い順位を競います。サハラマラソンみたいなイメージになります。

詳細はwikiなどで見ていただくとして、僕はMFJではエンデューロのライセンスを取得してエンデューロ競技に参戦しています。ラリーはMFJ競技にはありませんが、JEC(全日本エンデューロ選手権)ではラリーと同じオンタイム制によって争われますから共通点が多く楽しめるし練習にもなります。

ちなみにオンタイム制とは、簡単に言えば「よーいどん」ではなく、1台ずつスタートするレースです。WRCとかの映像見たことある方は分かると思いますが抜きつ抜かれつではなく単独で走行するわけです。細かいルールは残念ながら出てみないとわかりません。僕も出るまで何度もレギュレーション読んだけど???でしたが出ると簡単にルールが掴めます。

▶難易度

それぞれ競技特性があるので一概に言えませんが簡単にまとめるとこんな感じだと思います。

・モトクロス
基本的にコースの難易度はさほど高くないと思います。初心者や子供でも極度にコースコンディションが悪くなければ周回はできる=完走はできると思いますが、あくまでスプリントレースなので完走自体に大きな意義はありません。但し極めるとなると最も難易度が高い種目ですのでご注意を。

・エンデューロ
エンデュランス系レースですので、順位に関わらず完走を目的にしている選手も少なくありません。周回レースのスタックポイントでは選手同士助け合ったり、オフィシャルのヘルプが入ったりするので比較的わきあいあいとしているのが特徴です。但しヒルクライムや丸太越えなど難しいセクションが含まれているレースが多いので注意してレースを選んで下さい。

・ラリー
公道を使用する競技ですからコース自体の難易度は最も低く(海外には過酷なのもあります)、基本的に公道(ダート含む)を走れる技術があれば完走は可能です。但しナビゲーションが必要な上、走行距離が数百キロにおよび競技日程も長い事からトータルマネジメントが必要とされる競技と言えます。

▶ライセンス

MFJ主催の競技はMFJが発給するライセンスは必要となりますが基本的にクローズコースを使うため運転免許やナンバーは不要です(HTDEなど一部公道を使う競技を除く)。一方ラリーの場合はMFJのライセンスは必要(ダカールラリーなど一部海外ラリーでは必要)ですが、運転免許とナンバーが必要となります。

と、ざーっとまとめましたが、ラリーをやるにあたって必要なファーストステップは網羅できたかな?と。

・運転免許
・バイク

以上です。

教習所を卒業したら、次は乗り方やセッティングですかね。あとは楽しくツーリングしてりゃ国内ラリーは大丈夫だと思います。

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