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火曜日は、くらえもん氏による『もう一つの進撃の庶民』です!!!

アンジー「こ…これは……。」
アヴィン「どうだ、のどから手が出るほど欲しかろう?」
アンジー「これさえ手に入れば…。」
アヴィン「さぁ、私を勝たせてくれれば、これを好きにしてよいぞ。」
アンジー「…分かりました。力を貸しましょう。」
Episode 97「裏切りのアンジー」
―地下街・チームAPアジト
ナッシュ「さて、選挙の結果アヴィンが負ければ当面の危機は脱するわけだが、その場合はどうする?」
カレン「ミンス…ミンシトンの野郎をブッ飛ばして、王権を奪うってのは?」
ナッシュ「誰が王になるのかは置いておくとして、その方向でいくか…、じゃあ、アヴィンが勝った場合は?」
ミツキ「アヴィンをブッ飛ばす。」
タンツァ「N国民すべてがアヴィンの手下になっているかもしれないけどね。もちろん、ネオリベスとなって…。」
シヴァ「そうなると、勝ち目はかなり薄くなりそうですね。」
エスカ「あの…すみません。アンジーさんから、通信が入ってるんですけど。」
カレン「あいつ、今いったいどこにいるんだ。」
ナッシュ「モニターに回してくれないか?」
エスカ「分かりました。」
エスカがモニターに通信映像をうつすと、そこにはアヴィンの隣に立つアンジーの姿があった。
カレン「アンジー!?なんで、アヴィンのところに!?」
アンジー「みなさん、聞いてください。アヴィン王は勝利の暁には僕に新幹線をくれるって約束してくれたんです。これを使えば、N国の強靭化も夢ではありません。」
カレン「新幹線だと…?」
ミツキ「そもそも、そいつが約束を守るとでも?」
マージ「おいおい。アヴィンが勝てば強靭化どころか、みんなネオリベス化だぞ。」
アンジー「しかし、強靭化には新幹線が必須なんです。」
ナッシュ「何を言ってるんだ?あいつは…。」
アスキー「強靭化が目的になってしまっているようですね…。」
カレン「単純に新幹線に目がくらんでるんじゃ…。」
アヴィン「ひどい言いようだな…。だいたい私はN国のためを思って行動しているというのに…。みんなでネオリベス兵となる代わりに新幹線が手に入る。ウィンウィンではないか。」
ミツキ「ネオリベスになるのなんて、まっぴらごめんよ。」
アヴィン「強がりも今のうちだけだ。」
アンジー「僕はアヴィン王を全力でサポートして、N国の強靭化を果たすよ。みんなも、頑張ってね。」
カレン「アンジー…。」
アヴィン「さぁ、いよいよ最後の審判だ。選挙の結果を楽しみにしているがよい。」
アンジーの突然の裏切り。新・調査兵団に動揺が走る。
そして、いよいよ選挙の日を迎えるのであった。
(つづく)
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