高橋洋一さんの記事によると、2016年には財政再建が実質完了とのこと。

《「日本の借金1000兆円」はやっぱりウソでした~それどころか…なんと2016年、財政再建は実質完了してしまう!》


"こう考えてみると、財務省が借金1000兆円と言い、「だから消費増税が必要」と国民に迫るのは、前提が間違っているので暴力的な脅しでしかない。実質的に借金は150~200兆円程度、GDP比で30~40%程度だろう"


一般人の質問者2も試算してみました。
(赤字部分は試算値、黒字は確定値)

{B19148C3-E756-433C-8571-AB684BF9D2AA:01}

平成27年度末は統合政府債務の対GDP比は約45%
平成28年度末(2017年3月末)は約37.2%


ところが、世の中には色々なご意見があるようです。

《日刊ゲンダイDIGITAL|経済学者・小黒一正氏「高インフレのリスクが迫っている」》

うーん、私には何を仰っているのか理解できなかったので、ノータッチで。


【2015.12.31追記】
コメントを頂き、お返事したので本文に追記。

白川方明(しらかわまさあき)さんの論文を拝見すると通貨の供給量(現在と将来の予想)が大事であることを述べられていますね。

"通貨の超過供給→財への支出増加→国内物価上昇(14頁)…為替レートの決定には現実の通貨供給量と並んで通貨供給量の予想も重要(15頁)"
➡️《マネタリー・アプローチについて》(若かりし頃の白川さん)

なお、ご懸念のハイパーインフレですが、インフレ目標導入国は30以上あったかと記憶しておりますが、未だインフレ目標導入国でのハイパーインフレはありません。

しかも、日本は未だデフレ脱却途上です。

クルーグマン「スタグフレーション vs ハイパーインフレーション」 - Irregular Economist ~hicksianの経済学学習帳~ (id:Hicksian / @hicksian_2012) 


ハイパーインフレや日銀のQQEからの出口(B/Sなどの件含む)については以下の著書が詳しいです。

"財政ファイナンスはハイパー・インフレの必要条件であるが、十分条件ではないということである。…財政ファイナンスを原理的に悪とする教義は、単に政策の実態を無視した観念論に過ぎない"
➡️野口旭氏 世界は危機を克服する―ケインズ主義2.0 


FRBの出口を見てもマネタリーベースの量をあまり減らさずに出口を迎えていますが、高インフレすら起きていません。

少し古いデータですがご参考まで。(ご興味あれば記事のリンク先からFRBの直近のマネタリーベース残高が分かります)

「中央銀行のマネタリーベースの推移」


【2016.01.01追記】
デフレ脱却のためにインフレ目標の例は、あるそうです。

《デフレの克服と物価安定数値目標政策について(スウェーデン、ニュージーランド)》
ow.ly/kNVoG (関係閣僚会議配布資料の最終ページ)

また、インフレ目標政策の利点は岩田規久男日銀副総裁の講演資料が参考になります。
⑴政策の信頼性と予測可能性の向上
⑵ハイパーインフレの予防
http://www.boj.or.jp/announcements/press/koen_2014/data/ko140526a2.pdf

FRBもバーナンキ時代にインフレ目標を掲げましたね。これは⑴の効果を狙ったものだと理解しております。

FRBの利上げやマネタリーベースの縮小は私も拙速ではないかと思っております。
AD

コメント(5)