宮部みゆき「ここはボツコニアン」読みました | 親愛なる人に-読書の薦め

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ここはボツコニアン

☆☆☆
2012年2月  260p  集英社 「小説すばる」2010年8月号から2011年8月号に掲載


○宮部みゆき「ここはボツコニアン」読みました。


ここは、RPG( ロールプレイングゲーム role-playing game )の世界。この世界は世の中のボツになったものが集まるボツコニアン。そして、この世界は、魔法石がエネルギーの源です。魔法石は、使えば使うほどエネルギーが減っていきます。魔法石が減ってきたとき、この世界では、神様と交渉して新しい宝石をもらいます。


誰が、神様と交渉するかといえば、12歳の子供。12歳の誕生日の時に、子供の足元に現れるゴム長靴に特別なしるしがしてある子供です


少年ピノと少女ピピは、長靴にしるしがあり、いわば、選ばれしもの。しかし、よくよく聞くと、神様と交渉する旅に出るのではなく、この世界の成り立ちを変えて、この世界を本物の世界にするために旅立つことになりました。


彼らの行く手をさえぎるのは、怪しげなモンスター。ピノとピピは、まずは王都に向かって旅立ちました。。。


ということで、宮部みゆき「ここはボツコニアン」読みました。この本、挿絵が、マンガ家である高山としのり氏が描いています、だから、かわいい。そして、著者自身が、ゲーム好き、軽いノリで綴っています、だから読みやすい。


最近の宮部みゆき作品は、重苦しいものが多かったので、その点、ほっと一息つける感じ。とくにRPGが好きなヒトには、お薦め、いろんなゲームへのオマージュというか、突っ込みがあります。知ってる人には大受けでしょう。たまには、こういう軽い宮部みゆきもいいと思いました。0222





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