司馬遼太郎「坂の上の雲」第二部 読みました | 親愛なる人に-読書の薦め

親愛なる人に-読書の薦め

読んだ本の感想などを、本屋さんで見かける推薦文のように綴ります・・・お薦め度合いは、☆の数で評価します。親愛なる本好きの人たちに,このブログを届けたいです.


坂の上の雲(Amazon)

☆☆☆☆
文藝春秋  文庫版だと、2巻 須磨の灯~ 3巻 開戦へ まで 


司馬遼太郎「坂の上の雲」第一部 の感想 はこちらです


司馬遼太郎「坂の上の雲」第二部 読みました。


日清戦争は終わり、ロシアの力はいよいよ巨大となってきました。ロシアは、朝鮮半島まで進出しようとします。


秋山好古(よしふる)は、騎兵隊のトップとして、フランスに留学し、そして、そこで持ち前の人間性を披露します。また、開戦前のロシアにも行くことになりました。


秋山真之(さねゆき)は、いろいろなエピソードもありますが、海軍一直線です。


そして、正岡子規は、日露戦争を待たずに、病に倒れ、死んでいくのでした。。。


ということで、司馬遼太郎「坂の上の雲」第二部 読みました。個々のエピソードが面白いです。主人公の一人正岡子規が亡くなった後、作者自身がさてどうしたものか、とつぶやいたところは、すこしおかしかったです。


印象に残ったエピソードです。日露戦争開戦前、海軍のトップを東郷平八郎にかえたとき、前任者はすごく怒りました。しかし、前任者の勇ましさはただ軽率なだけだとわかったという下りは、なるほどーと思いました。


次回から、いよいよ日露戦争です。。。0019


追記

NHKのスペシャルドラマ として放送されています。


追記2

最近、日本が日露戦争直前の日露同盟案を黙殺したという、新史料が発見されたと、 報道されていました。歴史というのは、記録されたモノや遺跡から推測するしかありません。個々人のそれぞれの動きが歴史ともいえます。だから、本当の真実というのは、わからないものかも知れませんね。



テーマ:(し)司馬遼太郎  は、こちらです

司馬遼太郎の本(Amazon)