2007年8月 361p 文藝春秋、産経新聞2005年7月1日~2006年8月13日
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宮部みゆき「楽園 上」 の感想はこちらです・・・
宮部みゆき「楽園 下」を読みました。
滋子はフリーライター。そんな滋子に敏子が自分の息子、等の絵を見て欲しいとの依頼がありました。実は敏子の息子、等は交通事故で死んだのですが、彼の残した絵が、時効を迎えた死体遺棄事件を予言していたというのです。
死体遺棄事件というのは、両親が不良の娘を殺害して時効が過ぎ、たまたま家が火事で焼けた時、自首したというわけでした。
取材をしているうちに、殺された茜の妹、誠子からもいろいろな情報が得られるようになります。
そして、取材をしていくうちに、新たな暗部が見えてくるのでした。。。
ということで、宮部みゆき「楽園 下」読みました。特にこの「下」は、読んでいてドキドキしてきました。滋子の調査が進むにつれて、想像していた悪い予感が次々と当たっていくあたり、読んでいて怖くなってきました。
現代推理小説を書かせたら、やはりピカイチですね、宮部みゆきは。同じ主人公が出てくる「模倣犯」は未読です、腰を据えて読まなくてはと思いました。0078
楽園(下)
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