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2006年10月 383p 講談社 書き下ろし
「一瞬の風になれ 第2部-ヨウイ-」 はこちら
佐藤多佳子「一瞬の風になれ 第3部-ドン-」読みました。
神谷新二は、新二はサッカーをやっていたのですが、春野台高校入学を機に、新二は幼なじみの連と陸上部にはいりました。だんだんと陸上の面白さがわかってきたこの頃、持ち前の身体能力を生かして、陸上ならでは厳しい練習もこなし、グングン記録も伸びてきました。そして、3年生。。。
春野台高校の陸上部に、またまた新1年生が入ってきました。新二と連の活躍もあり、有望な選手たちも入ってきました。そのなかのひとり、鍵山は負けん気の強いスプリンターです。彼が加われば、4継(100mリレー)はもっともっと速くなるはずです。
でも、鍵山はなかなかの問題児でケガをしたり、先輩と口論したりなかなか一筋縄ではいきませんし、チームワークもとれません。
春高のリレーでは、バトンのパスをアンダーハンド・パスに改良しました。このパスは普通のパスより難しいのですが、うまくやればタイムは上がります。春高のリレーチームは、これらのバトンをうまくこなして、インターハイ出場はなるのか???
一方、天性のスプリンター連と、グングンタイムを伸ばしてきた新二と、他校のライバルたちとのスプリンター対決の決着は???
昨日の吉田沙保里選手の試合直後の涙に感動しました・・・ →オリンピック→陸上・・・
ということで、いよいよ3巻です。主人公たちはいよいよ3年生、最後の夏が始まりました。陸上ってスポーツ、完全な個人競技だと思っていたんだけど、チームでも戦うということがよくわかりました。特にリレーって燃えるんですね。熱い陸上ドラマ!これを読む今行われている北京オリンピックの陸上がもっと身近に感じるはず。この夏お薦めのの一冊です。。。(6158)
テーマ:(さ)佐藤多佳子 はこちらです・・・