アーサーが教える体のふしぎ38号の内容は、肺と呼吸、呼吸器、吸って吐いて、肺の力 | 親愛なる人に-読書の薦め

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38表紙

アジェット・コレクションズ・ジャパン 1190円 2007年11月21日号


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37号の付録についてはこちらです。


38号の内容は、
肺と呼吸:372-375p
呼吸器:376-377p
吸って、吐いて:378-379p
肺の力さ:380-381p


肺と呼吸:372-375p
酸素は数分の呼吸分しか貯めておくことができないので、休むことなく肺が酸素を取り入れています。肺など呼吸器を使った呼吸酸素を吸収し二酸化炭素を吐き出します。細胞の呼吸ではエネルギーであるブドウ糖を分解するための化学反応に酸素は欠かせず、このような化学反応によるエネルギーを得る作用を、細胞呼吸といいます。地球上のほとんどの生物は細胞呼吸を行っており、酸素を必要としますが、嫌気性細菌は酸素が必要ありません。古代ローマのガレーノスは空気が呼吸器に届くまでの経路を書き記しました。両生類はしめった皮膚からも肺と同様に空気が取り込めます。肺胞を取り巻く毛細血管を流れる血液に、肺胞の壁をすり抜けた酸素が入ります。人の肺胞を広げるとテニスコートほどの大きさになります。気管支は何回も別れだんだん細くなり(細気管支)、最後には肺胞と呼ばれる小さな空気の袋の集まりになります。人の左右の肺には約7億個の肺胞があります。

気管を通じて肺を行き来する空気は喉頭(こうとう)にある2つの固いひだ(声帯)の間を通ります。声帯をピンと張ると速くふるえて高音、ゆるめると低音、空気の流れが速いと音は大きくなります。呼吸の時は空気が通りやすいように声帯は大きく離れて開きます。気管の上は、咽頭(のど)に通じています。下の方は2本の太い気管支に分かれ左右の肺に1本ずつ入っていきます。気管支は肺の中でどんどん枝分かれし、髪の毛ほどの太さになるまで分かれていき、先端は小さな袋の形をした肺胞で終わります。肺胞は毛細血管で覆われていて、肺胞に入った空気中の酸素が肺胞の薄い壁を通って血液に入り、全身に酸素を運びます。は吸い込んだ空気を暖めたり湿り気を与え、は激しい運動の時いっしょに呼吸をし、咽頭(いんとう、のど)は鼻と口を気管につなぎ、喉頭は気管の上部で中に声帯があり、気管は体内の圧力でつぶされないよう壁が軟骨できています。右肺は3つの葉(よう、部分)に分かれ左肺は2つの葉に分かれ、肋間筋は息を吸い込むときに肋骨を持ち上げ、横隔膜は息を吸い込むときは下がり、肋骨は肺や心臓を守り、肺動脈は酸素の少ない血液を肺に運び、肺静脈は酸素の多い血液を心臓に戻し、気管支は肺に伸びる空気の管です。


呼吸器:376-377p
呼吸器のど気管などからできています。息を吸うと新鮮な空気が肺の奥深くの肺胞を囲む毛細血管の血液のすぐ近くまで運ばれ血液中に入ります。息を吐くと老廃物の二酸化炭素が肺に入り空気中に吐き出されます。息を吸い込むと肺が膨らみ横隔膜が収縮し下がり肋骨筋肋骨を引っ張り上げ、逆に吐き出すときは、肋骨筋が弛緩し肋骨が下がり、横隔膜が弛緩し上がり肺が小さくなります。肺胞があるおかげで肺の中の表面積がずっと大きくなり一度にたくさんの酸素を吸収することができます。肺の面積を肺胞のない場合の面積との違いを確認する模型作製方法が記載されています。息を吸い込むと肺の筋肉が胸を膨らませ肺もいっしょに膨らみ空気が入ってきますが、ペットボトルを使って肺のしくみが分かる肺モデルの作り方が記載されています。


吸って、吐いて:378-379p
吐き出される空気は吸い込まれる空気より水蒸気が多く含まれており、この湿り気は呼吸器内膜の水分です。これは鏡に息を吹きかけることによって確認できます。空気中に酸素は21%あり吐く息は17%、約4%が体で使われます。これを確かめるロウソクと洗面器などを使った実験が示されています。吐く息の温度は内臓など体の一部の熱を持ち去り暖かくなります。吐く息の温度を確かめる実験が示されています。くしゃみは気道に埃が肺に入り込んだ時におこる体の防御反応で、しゃっくりは横隔膜が刺激されて起こる異常反応です。は気管や気道にある粘液を取り除きます。をするときは気管の上部が閉じられ肺の圧力を一気に出すので声帯がゴボゴボ鳴ります。くしゃみは粘液や埃が鼻内膜を刺激し時速160km以上の速さで鼻から空気が飛び出し刺激物質を吹っ飛ばします。しゃっくりは食べ物のみもので胃が膨らんで横隔膜を刺激しけいれんするためしゃっくりが出ます。


肺の力さ:380-381p
運動をしていると息苦しくなったり息が切れたりするのは、筋肉がしっかり動けるように、さらに多くの酸素や栄養を必要とするからです。定期的に運動するなどの訓練で空気をすばやく取り込めるようになります。呼吸数は活動により変わります。深く息を吸うと肋骨と胸の筋肉が肋骨を上へ外側へ引っ張り、胸全体が大きくなり通常よりたくさん空気が入ってきます。どれくらい長い時間息を吹くことができるか肺の力を調べるために、風車式エンジンの作り方が掲載されています。


38号の付録は明日の予定です・・・


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