アーサーが教える体のふしぎ37号の内容は、筋肉の動き、筋肉、筋肉のチームなど | 親愛なる人に-読書の薦め

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37表紙


アーサーが教える体のふしぎ37号の内容は、筋肉の動き、筋肉、筋肉のチーム、筋肉のペア、筋肉の持久力と強さ


アジェット・コレクションズ・ジャパン 1190円 2007年11月14日号


アーサーが教える体のふしぎの記事インデックスはこちらです。

36号の記事についてはこちらです

36号の付録についてはこちらです。


37号の内容は、
筋肉の動き:362-363p
筋肉:364-365p
筋肉のチーム:366-367p
筋肉のペア:368-369p
筋肉の持久力と強さ:370-371p


筋肉の動き:362-363p
筋肉は体の動きのすべてに関わっています。おしりある大臀筋(だいでんきん)が一番大きな筋肉で主に体を前進させるのに使われ、耳の中耳にあるあぶみ骨筋が一番小さな筋肉です。肉と呼ばれている部分は筋肉です。ノミは後ろ足の関節近くにあるレジリンのエネルギーを放出させて体長の100倍の高さ(20-30cm)までジャンプすることができます。表情は顔にある40の筋肉の動きでできます。古代ローマのガレーノス(125-199年)はアカゲザルの筋肉について詳しく研究しました。ルネサンス時代にはレオナルド・ダ・ヴィンチとアンドレアス・ヴァサリウスが骨格筋を詳しく観察し正確に描きました。筋肉の多くは対立するパートナー(拮抗筋)と対になっていますが、これは筋肉が引っ張る力しかないからです。デンマークのニールス・ステンセン(1638-1686年)は顕微鏡により筋肉を観察し、筋肉が小さな筋繊維でできていることを確認しました。筋繊維は大きな筋肉の中では30cmの長さになりますが一つの細胞です。筋繊維はさらに細い筋原繊維でできており、その中には細いひも状のタンパク質、ミオシンアクチンがあります。アクチンがミオシンに沿って滑りながらミオシンを引き寄せることで筋肉が収縮します。筋肉はエネルギー源としてブドウ糖を使います。骨に付いている筋肉は骨格筋で細胞は平行な束になって並び縞模様があります。自分の意志で動かせますが疲れやすい骨格筋等は随意筋と呼ばれます。内臓(胃や腸)は平滑筋と呼ばれ細めで薄い形をしており、せん動運動などゆっくり収縮しあまりエネルギーを使いません。Y字形の細胞が織り合わさっている心臓の壁の心筋は、鼓動し血液を送ります。平滑筋と心筋は意志的にコントロールできないので不随意筋とも呼ばれます。


筋肉:364-365p
人の体重の2/5は筋肉です。骨格筋は脳からの電気信号を運動終板で受け収縮し、弛緩しているときの3/5になります。筋肉には体が動くとき短くなる筋腹という部分があり、その両端には丈夫な腱があり骨を固定しています。アキレスはギリシャ神話に登場する英雄で、母親が不死身の体にしようと不思議な力のあるステュクス川につけたのですが、手で水につけられなかった部分を射られて倒されてしまいますが、この神話にちなんで踵の腱をアキレス腱と呼びます。筋肉や腱は活動しないときは力が抜けた自然な状態になります。前頭筋はまゆ毛を上げたり額のしわを寄せ、眼輪筋はまぶたを閉じ、板状筋は首をひねったり頭を傾けたり、大胸筋は胸の前面にある大きな筋肉で肩を安定させたり、僧帽筋は肩を後ろにひいたり腕を上げたり、三角筋は腕を横に上げたり、上腕二頭筋はひじを曲げたり、広背筋は腕を後ろに引いたり外腹斜筋は体をひねったり、指針筋は指を伸ばしたりします。筋支帯は手首を通るを腱を支える繊維組織で、縫工筋は膝を曲げたりする体で最も長い筋肉で、大臀筋は体を前に進ませ、大腿四頭筋は膝を伸ばしている4つの筋肉の集まりで、大腿二頭筋は膝を曲げる主な筋肉で、長指伸筋はつま先を上に曲げ、ひ腹筋はつま先で立つときかかとを後ろに引き、前けい骨筋は足の裏を内側に向けるのに使います。


筋肉のチーム:366-367p
ひとつの筋肉が単独で働くことはめったにありません。指にはそれぞれ腱があり前腕にある指を引っ張る指針筋に繋がっています。手の甲側には中指と薬指から伸びた腱が繋がった腱間結合があり2つの指の動きは影響・制限されており、中指を曲げて机の上に当て、他の指を伸ばすと薬指が動かなくなります。親指は独立した筋肉で動きますが、他の指は深指屈筋で制御され、中指を曲げるために筋肉が短くなると他の3本も影響を受けいっしょに持ち上がります。顔の筋肉(前頭筋、眼輪筋、上唇(しん)挙筋、口輪筋、口角下制筋、おとがい筋、側頭筋、皺眉(しゅうび)筋、大頬(だいきょう)骨筋、咬(こう)筋、下唇下制筋)は筋肉同志や皮膚とくっついており、さまざまな表情を作ります。不満は皺眉筋がまゆをよせ、喜びは大頬骨筋などが口の端を引き上げ笑みが生じ、驚きは前頭筋は眉を引き上げ目が大きくなり、うんざりは口角下制筋が口の端を広げて下げます。


筋肉のペア:368-369p
筋肉は収縮して骨を引っ張り身体の各部を動かします。多くの筋肉は骨の両側にペア(対)になってついています。腕の模型の作り方が1ページ半にわたって記載されています

筋肉の持久力と強さ:370-371p
筋肉はたくさん使うとより大きく強くなり、栄養をたくさん運べるように太くなり疲れず働く時間も長くなります。反対に筋肉を使わないと小さく弱くなってしまいます。指の筋肉はしっかりと握ることはできますが持久力はあまりありません。腕を上げようとしたとき、友達がそれを20-30秒止め突然放すと、神経と筋肉は数秒の間、前の状態に調整したままというおかしな状態になります。骨格筋には速筋と呼ばれる重量挙げなどで使われる瞬間的に爆発的な力をだす(でも長く保てない)筋肉と、遅筋と呼ばれる持久走などで使われる筋肉と分かれます。習慣的に使われる筋肉は強く機敏になります。指はまっすぐ伸ばすより前に曲げるのになれているため、手のひらを上にするより下にした方が長い時間机をうつことができます。膝の間に体重計を挟むことで、大内転筋など太ももの内側の筋肉の強さを知ることができます。手のひらで体重計を押すと、大胸筋、上腕二頭筋が使われます。


37号の付録は明日の予定です・・・


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