アーサーが教える体のふしぎ34号の内容は、体の限界、体の器官、体の構成単位など | 親愛なる人に-読書の薦め

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読んだ本の感想などを、本屋さんで見かける推薦文のように綴ります・・・お薦め度合いは、☆の数で評価します。親愛なる本好きの人たちに,このブログを届けたいです.

34表紙
アジェット・コレクションズ・ジャパン 1190円 2007年10月24日号


アーサーが教える体のふしぎ34号の内容は、体の限界、体の器官、体の構成単位、細胞のしくみ、細胞膜です。


アーサーが教える体のふしぎの記事インデックスはこちらです。

33号の記事についてはこちらです 。

33号の付録についてはこちらです。


34号の内容は、
体の限界:332-333p
体の器官:334-335p
体の構成単位:336-337p
細胞のしくみ:338-339p
細胞膜:340-341p


体の限界:332-333p
ヒトが動物たちと体力勝負をしたら、一つ一つの競技ではかないませんが、訓練を積んだ運動選手が10種競技に出場すれば、ヒトは総合点で優勝するでしょう。ヒトのやり投げ選手は90m以上も投げますが、ほとんどの動物はヤリを握ることもできません。ピューマなど大型のネコ科動物は約4.5mの高さを飛び越えます、ヒトのほぼ倍です。ゾウは鼻で500kg以上の物を持ち上げることができます、、ヒトのほぼ倍です。カンガルーは12m以上前に飛ぶことができます。オオカミは何日もの間、時速8kmで小走りに走り続けることができます。アシカは時速24kmで泳ぐことができます、ヒトのほぼ3倍です。ヒトは身体能力を伸ばすための道具(足ヒレなど)を使ってきました。また、新しい方法(フォスベリー・フロップ背面跳び)で、高飛びの記録は伸びました。床に座ってすぐに足を広げるより、30秒ほど伸ばしたあとに体を伸ばす方が体は伸びます。腕立て伏せも訓練で記録が伸びます。

体の器官:334-335p
体の器官にはそれぞれの役割があり、また別々に働くのではなく体全体が協力しあって働いています。皮膚は、すり切れや紫外線から体を守り体液を閉じこめ体温調節もします。筋肉は、体を動かします。骨格は体を支えている枠組みで、内臓を守っています。循環器は、体の輸送ネットワークで心臓は血液を送るポンプの役目をしています。肺など呼吸器は、酸素を血液中に取り入れます。腎臓など泌尿器は、血液などから老廃物を取り除きます。男性生殖器は、生殖細胞の精子を作ります。女性生殖器は卵子を作り赤ちゃんを育てます。脳、神経は、体のコントロールセンサーです。リンパ管を流れるリンパは、病原菌と戦う白血球の仲間を運んでいます。消化器は、食べ物を吸収します。内分泌腺は、体の成長や生殖に関係した体の作用などを調整するホルモンを作っています。


体の構成単位:336-337p
人の体には、約60兆個もの細胞があります。凄い!細胞はよく生命の基本単位と呼ばれていますが、それはすべての生命体が細胞からできているからです。16世紀末に光学顕微鏡が発明されるまで細胞がどんな様子なのかみることはできませんでした。17世紀のマルピーギはヒトとの細胞の基本的な構造を調べました。光学顕微鏡は約1000倍まで拡大してみることができ、細胞内の構造、細胞小器官をみることができます。細胞の内側と外側で物質の濃度差が出た場合、水だけが濃度の高い方へ移動します、この現象を浸透といいます。細胞にはいろいろ種類があります。神経細胞は神経信号を運び、上皮細胞は内臓などの内側を保護しており、腸の内側の上皮細胞は、消化された食物が腸の中を押し進められるときこすり落ち、これらの細胞の寿命は数時間しかありません。骨細胞は骨を作り自分自身を閉じこめ何年も生き続けます。細胞の中の化学反応は水に溶けているときだけしかできません。また、細胞内の化学物質は濃度の高い場所から低い場所へ拡散作用で広がっていきます。細胞にも骨組みに当たる部分があり、細胞骨格といいます。


細胞のしくみ:338-339p
細胞内にはそれぞれ異なる機能を持った個別の器官(細胞小器官)があります。細胞核は細胞内でのすべてを命令するコントロールセンターです。細胞はさまざまな種類があります。神経細胞は、電気信号(神経情報)を運び軸索の長さが1m以上になるものもあります。白血球は形を変えて他の細胞に入り込み、赤血球は広い面積で酸素を取り込み、生殖細胞(精子)はしっぽを使って卵細胞に向かって泳ぎ、腸の上皮細胞は表面に絨毛があり、筋細胞は中の繊維が収縮し体を動かし、口内の上皮細胞は平らで、生殖細胞(卵子)は細胞の中でも一番大きいです。細胞の中は、100万倍の電子顕微鏡で見ることができます。ほとんどの小器官は細胞内に数多くの小部屋を構成しています。物質は小部屋から小部屋へ細胞膜の小さいドアを通って移動します。ミトコンドリアは栄養をエネルギーに変える発電所の働きをし、小胞体は物質の貯蔵や移動に関係し、核小体(仁)はリボゾームに遺伝子の指示を伝え、細胞核は細胞のコントロールセンターで遺伝子が入っており、リボゾームは遺伝子の情報を受けてタンパク質を組み立て、細胞質基質は細胞の大部分を占める色の薄い液体部分、小胞は広い面積で酸素を取り込み、ゴルジ体は物質の貯蔵と分泌に関係し、リソソームは栄養や毒・古くなった小器官を分解する酵素を持ち、細胞核は細胞全体を包む膜で物質を選んで通過させます。生化学の勉強みたいです。。。


細胞膜:340-341p
細胞膜は半透性といって、水の分子は自由に通しますが大きな分子は通しません。半透膜を通って水の分子が行き来(拡散)することを浸透といいます。冷凍用のポリ袋の中には半透性のものがあります。小さな分子は浸透作用によってポリ袋の分子の隙間を通り抜けますが大きな分子は通り抜けられません。ヨードチンキとコーンスターチを使った簡単な実験で確かめることができます。また、赤タマネギに濃い食塩水をかけて観察すると、細胞内の物質の溶液より濃度が高いので浸透作用によって細胞が縮みます。イタリアの顕微鏡学者ゴルジは、1898年ゴルジ体を発見しました。


34号の付録は明日の予定です・・・


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