ShinさんのPA工作室

※ないものねだりこそ開発の原点だ※ 


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ご注意! ラージダイアフラム・DCバイアス・コンデンサカプセルは気軽な「手作りマイク」の材料ではありません、自作マイクの終着点であることをご理解ください。

DCバイアス型コンデンサマイクの動作知識・スキルは必須条件です。

むきだしの金蒸着大型ダイアフラムに一切触れる事なく無傷で1本のマイクロホンを作り上げることはノイマン、AKG、など主なコンデンサマイクの修理経験などをお持ちだとしても、その難易度の高さにより一からの製作はかなりのリスクと覚悟が必要です。

想定外のハプニングやダメージは簡単に発生しますが、あらゆる事が自己責任の世界です。

(Shinもダイアフラム金蒸着にキズ付けてしまい1個再購入しました)

また、私の試作はこのカプセルを使った一作例としてご紹介します。

 

重ねて申し上げます。

関連の専門スキル・知識のないまま単にこの記事を参考に自作されても満足なものが完成することは考えられません、熟考ください。

 

 

ラージダイアフラムコンデンサマイク・カプセルの入手が可能となったいま注目すべき新型ダイアフラム・DCバイアスカプセルが登場しました。

前作はECM 前々作はDCバイアス型 、それぞれラージダイアフラム・ コンデンサマイクの製作をご紹介しました。

今回は新設計カプセルを使用した試作をおこないました。

今回のカプセルは興和テクノロジーKT3412C-04という34φラージダイアフラム・カプセル、これは中心の電極部にネジを用いず、円周部に接続部を移した構造になっています。

金蒸着の美しいダイアフラムは魅惑の音を醸し出すエンジンです。

 

今回はAMP部も自作とし、音質で定評のある私の「ファンタム式パナ改マイクロホン」の回路をそのまま採用いたしました。

 

 

(使用ダイアフラム・カプセルについて)

KOWA KT3412C-04   (右側:オモテ面  左側:裏面)

安価なコンデンサマイクが1本買える値段ですが音質はカプセル価格の10倍以上のパフォーマンスを示します。
 

熟練技術者の飛び抜けた感性により繊細チューニングが施された一級品。

マイクロホンクラフトの極み・・・・挑戦できる方のみが対象です。



入手法など詳細はこちらを確認ください

興和テクノロジー: https://www.kouwa-tech.tokyo/contact.html    


 

 完成したマイクロホン

34φ新型ラージダイアフラムDCバイアスカプセル(KT3412C-04)採用のサイドアドレス・コンデンサマイクロホン

 

(自作記録)


によって 「中華マイク」の基板流用改造を考えたが自分には「アレ」があるじゃないか、と今回は「ファンタム式パナ改マイク」の回路をそのまま採用した。

正弦波とはいえ高周波発振部を抱えているので回路・配線・実装上でのEMI、EMC対策。

これは必須、分布定数回路に置き換え、ツボを心得て行わない限りまったく実用になりません。

 

(回路)

 


リラックマ 注目ポイントがいくつかあります。

1.ファンタム式パナ改マイクの回路、低雑音、低ひずみ、広範囲な動作電圧に対応します。

2.出力インピーダンスがやや高めに設計されていますのでスタジオ向きです。

  長距離仕様には「LZⅡ」の回路の使用があります。

 

3.50V以上の高圧DCを使用しますので、「高圧注意」シールを内部に貼りました。

 

4.回路電流は何が何でも「4mA未満」に抑えて所定の供給電圧をキープさせた。

 

5.前述のEMI、EMC対策上、中華マイクのケースにAMP部基板とDC-DCコンバータ・昇圧基板を背中合わせに配置し、接地銅板により基板間を遮蔽した。

また、両者の迷走電流、コモンループのいたずらキャンセルのため1点接地を励行。

 

製作時はダイアフラム面にさわらないよう、周囲のものが触れないよう、面の前後をボール紙で作ったフタをして作業を進めました。

 

 

AMP基板側


 

 

 

DC-DCコンバータ、昇圧整流基板側


 

 

ダイアフラム・カプセルを含む内部の様子

・ウィンドメッシュ内側床面にフェルトをドーナツ状にしたものを貼り、金属床面反射音による位相乱れ対策をおこなった、この効果はてきめんです。

 

中華マイクのケース鳴き防止のため、内部にゴムシートを張り詰めた。

(ケース金属とゴムシートの間はスキマなく接着剤を入れるのがコツです、裏面粘着タイプのゴムシートもこの目的にふさわしいです)

 

 

(ダイアフラム・カプセルの取付法)

今回、私の場合上図のとおりでです。

ケーブルタイが不適正だと固定が不完全だったり、サイズが大きすぎると収納できないばかりか、ダイアフラムに傷をつけてしまいます。

 

(音)

カプセル見たままの音が出るのがマイクロホンの不思議なところです。

このKT3412Cー04はさすが、素晴らしい素性のカプセルです。

例えるならばAKG 414XLSの音を彷彿させます。

 

                                         以上

 

 


お知らせ)
fetⅡ、fetⅡi、fet3 、fet Vなど、ご注文により人気機種の製作を承っておりますのでお問い合わせください (希少となったWM-61Aとオリジナル・パーツで製作)  
(Shinの「ファンタム式パナ改マイク」は従来通りPanasonic WM-61A使用です)

 

 

 

モノ作り日本もっと元気出せ 

 

【おことわり】

★ここで公開している回路・写真・説明文などは音響家の方、アマチュアの方でハンドメイドまたは試験評価なさる場合の参考として考えております。

★製作物・加工物の性能・機能・安全性などはあくまでも製作される方の責任に帰し、当方(Shin)ではその一切を負いかねます。

★第三者に対する販売等の営利目的としてこのサイトの記事を窃用する事は堅くお断り致します。

★情報はどんどん発信していきます。ご覧いただき、アレンジも良し、パクリも結構です、Shinさん独特のこだわりと非常識を以て音響の世界を刺激してまいります。 

  
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ShinさんのPA工作室 管理人  Shin-2

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