ほっこり 知恵袋

三軒茶屋の歯医者さん 下馬デンタルクリニックのブログです。詳しくはこちら⇒http://shimouma-dentalclinic.jp/


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排膿散及湯は、漢方薬のうち標治(ひょうち)といって、急性症状に有効です。歯科の適応では、化膿性炎症である智歯周囲炎や重度の歯周病、歯周炎急性発作などに有効です。

このたび、抗菌薬との併用で効果があるという報告を知りました。(日本歯科東洋医学会誌 第33巻 第1.2号 2014年8月)

抗菌薬と併用したほうが、排膿散及湯、単独投与よりも臨床症状の改善がみられたそうです。


ひらめき電球なぜか?

抗菌薬との作用機序の違いによる

抗菌薬、例えばペニシリン系やセフェム系(β-ラクタム薬)の場合は、細胞壁合成阻害による。

マクロライド系の場合は、タンパク合成阻害による。


ところが、排膿散及湯では

構成生薬の主薬は桔梗(ききょう)である。桔梗には、排膿を促す作用がある。つまり、マクロファージの貪食能亢進作用によって、抗菌作用を発揮するそうです。


甘草、芍薬、枳実にも抗炎症作用がある。

従って、排膿散及湯は、抗菌薬と異なった作用機序をもち、鎮痛、抗炎症作用のある生薬が配合されているため、併用可能で高い抗炎症作用をもつと考えられる。


虚証でも投薬も抗菌薬併用も可能

急性の症状の緩和が、単独投薬よりも早くみられたそうです。


感想ベル

私は、実際に虚証のかたに、智歯周囲炎で排膿散及湯を処方しましたが、1週間で症状の緩和がみられました。排膿散及湯は、証を厳密にしなくても急性化膿性の症状には有効なのではないかと思いました。

このたび、抗菌薬との併用も効果があると知り、ぜひ併用処方もしてみようと思います。にひひ



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舌は感覚が鋭いですが、3つの神経に関与しています。これらの神経は、延髄の弧束核へつながり、脳へ伝達しています。
お口の中で大きな存在の舌には、脳への神経伝達が能率よくされています。
舌の感覚で、食べ物の有害性を感知したり、味覚の異常から体調の変化に気づく時もあります。胃腸が弱っている時は、唾液も少なくなり、味がおかしく感じることはありませんか?下の親知らずを抜いたときに、舌がしびれたり、飲み込みにくかったり、味がへんだったりしたことありませんか?舌の神経は様々な神経と関係しているからです。

顔面神経:舌の前1/3
顔面神経は、耳の後ろ辺りにある茎乳突孔から出て顔面全体へ分布する。
顔面神経管を通るときに、涙腺、唾液腺、味覚に関与する舌前部へと分岐しながら、神経節、舌神経などへ入る。
舌神経は、三叉神経のうち第三枝の下顎神経のさらに枝別れした神経として顎下神経節へ入る。この顎下神経節へ入った神経線維のうち、後ろにある線維が顎下腺舌下腺へ入っていく。

舌咽神経:舌の後ろ2/3
味覚に関与している。
迷走神経:咽頭部、のど
脳神経のうち、腹部まで達する最も重要な神経。首から横行結腸の1/3までのほとんど全ての内臓の運動神経と副交感性の知覚神経がある。心拍数、胃腸の蠕動運動、発汗、発語も関与する。

口腔ケアでも、舌のケアは大切ですが、体調の不調の目安にもなりますので、舌の観察は大切でしょう。舌苔の厚さ、色は分かりやすいです。気をつけてみるようにしましょう。音譜



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ドライマウス(口腔乾燥症)は、症状として考えられるものに次のようなものがあります。大きく別けて、「口の症状」「目の症状」「関節の症状」「ストレス」などがあります。当てはまる症状が多い場合は、口腔乾燥症の疑いがあります。口腔外科を受診しましょう。音譜
ひらめき電球「口の症状」
★口の乾きが3ヶ月以上続いている
★かわいた食品を噛みにくい
★食物が飲み込みにくい
★口の中がネバネバしている
★話しにくい
★口臭がある
★入れ歯で傷つきやすい
★夜間に起きて水を飲む

ひらめき電球「目の症状」
★3ヶ月以上、目の乾燥に悩んでいる
★目に砂が入った感じが繰り返しある
★目がゴロゴロ、ショボショボするしょぼん
★目薬を1日3回以上さす
★涙がでにくい
★朝起きた時、目が開けられない

ひらめき電球「関節の症状」
★朝起きた時、手足がこわばる
★手足を曲げると痛い
★関節が腫れている

ひらめき電球「ストレス」
★忙しかった
★ひどく大きなショックを受けた叫び
★心配ごとがあった
★恐い夢をみた
★職場や家で、嫌なことが多い
★心配事があって、気持ちが落ち着かない
★原因不明な不安に襲われるガーン
★人の言動が気に障って、イライラするプンプン
★緊張した時に、ひどく汗をかいたり、震えたりする
★ちょっとしたことでも気になって仕方がない
★自分の健康のことが心配で仕方がない
★ひどく几帳面で、綺麗好き過ぎる
★寝つきが悪かったり、眠りが浅く、すぐに目覚めてしまう
★毎日くつろぐ時間的余裕がない
★人から神経質だと言われる
★いつも緊張してイライラしている

歯科では、更年期以降の女性に多くみられます。ホルモンの影響もあり、唾液が出にくくなる場合があります。
一時的にお口が乾くことはよくあるますが、長期的に症状が続く時は、ドライマウスの可能性があります。薬の副作用や全身的な疾患とも関係があります。主治医にまず、ご相談することをオススメします。


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