第1回市民と介護を考えるカフェ「オリーブの木」 | ほっこり 知恵袋

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東京府中市の教会で、市民と介護を考えるカフェ「オリーブの木」を発足しました❗
日本聖公会、聖マルコ教会のご協力を頂き、実現することになりました。教会のコミュニケーションホールにて行いました。「市民に開かれた社会性のあるイベントに、是非に。」という教会のご厚意に感謝します。


第1回目のテーマは「認知症を理解する❗認知症ってどういう病気⁉」でした。
ゲストに、小田原市で家庭医をやっていらっしゃる、富田さつき先生をお迎えしました。一般向けに分かりやすくお話頂き、高齢者のかたも大きく頷きながら、聞き入っていました。日常的におこる場面でのお話は、共感することが多かったようです。 参加者は、総勢52名の大盛会でした。市民と教会関係者で40名を越えました❗20代から90代まで幅広い年齢層の参加でした。





第1部 講演「認知症を知ることから始めよう❗」(家庭医、富田さつき先生)
認知症は、生活習慣病と深く結び付いている。特別な病気ではなく、日常的に起こりうる病気であること。生活習慣病である、糖尿病や高血圧、動脈硬化などと同じように予防に勤めればよいこと。
ひらめき電球認知症の人への対応
優しく、温かくを心がける。大きい声で話しかけても、怖かったり、威嚇されているように感じること。優しい対応とは、気持ちが伝わるように話すこと。子供とは違い、目上の年長者であることを忘れず、敬意をもって、丁寧に。
ひらめき電球認知症との鑑別が難しい病気
うつ病、パーキンソン、正常圧水頭症など。
正常圧水頭症は、精神活動の低下、歩行障害、尿失禁の3つの症状を特徴とする。CTやMRIでの脳室拡大があるのにも関わらず、脳脊髄圧が正常である。髄液シャント術という手術によって改善する。

ひらめき電球認知症にも色々種類がある
アルツハイマー型が多いが、レビー小体型、ピック病などがある。
幻視のある、レビー小体型はパーキンソンと類似している症状がみられる。精神科など専門医で見つかることがある。

ひらめき電球病院へ連れていくには?
「もしかして?認知症かな?」「あれ?」と家族や周囲のひとが気づいて、病院へ連れていくには、どうすればよいか?本人に病識がない場合、家族がかかりつけ医に相談したり、健康診断などついでにかかるようにするなどの工夫をする。

第2部
みんなで考えよう❗認知症の困りごとと、私たちが出来ること。
グループワーク。5グループに別れての話し合い。



メモまとめ
ひらめき電球コミュニケーションに関する問題
①近所付き合いをする。町会や近所で、イベントを作る。イベントは、仕事を持っている人でも参加しやすい、テーマを考えたらどうか?
②気軽に相談出来る場が欲しい。
③例えば、認知症だと気づいても、友人関係は続けて欲しい。気長に対応して欲しい。
④おしゃれをして、出かける場などが欲しい。いつも、ときめきをもっていられる場が欲しい。
⑤顔の見守りネットワーク
⑥家族以外の見守り
⑦外出のきっかけ作りに、友人と約束をする。
⑧認知症本人が、怒ってしまったら、その怒りを受けとめ、原因を探って欲しい。
⑨地域コミュニティには、どんなものがあるのか知りたい。

ひらめき電球認知症を生活習慣病として
①認知症の健診を一般化して欲しい。
市町村の健診項目に、認知症の検査も入れて欲しい。
②生活習慣病予防として、脳トレ、歌を取り入れる。

ひらめき電球その他
①終活、終の住みか
②グリーフケア
③成年後見人制度について

ひらめき電球今後取り上げたいテーマは?
①生活習慣病の見直し
②認知症予防のゲーム
③終活
④終の住まい
⑤グリーフケア
⑥ときめきを持っていける場、生き甲斐

ベル感想
認知症については、知りたいがきちんと理解されているかが問題になっています。
認知症の場合、周囲とのコミュニケーションがとれないため、孤立し、さらに症状が進むことが考えられます。コミュニケーションをどのようにとり、人間関係を円滑にするかを、地域で考えていくことが大切です。今回、富田さつき先生のお話からも、認知症は生活習慣病と関係があり、その予防が大切であると知りました。誰でもかかる病気であり、その予防も大切であると。また、認知症になっても地域で見守り、安心出来るまちにすれば、年齢問わず居心地のよい環境になるでしょう。
私たちがその環境を作るには、コミュニケーションと健康増進、行政も含めたネットワーク作りにあると思います。
今回の皆様の意見を参考に、続いていくコミュニケーションの場を考えていきたいと思います。