LIVESTOCK STYLE

風琴工房詩森ろばのブログです。

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penalty killing -remix ver.-

東京公演終了しました。

2000人を超えるお客さまに来ていただきまして、

正々堂々、風琴工房集客記録大幅更新のお芝居となりました。

ありがとうございました。

この化け物みたいな作品を振り返るのはでも、

豊橋公演のあとにしようかな、と思っています。

 

今日は、でも、ひとつどうしても書いておきたいことがあって、

ブログを更新することにしました。

 

千秋楽が明けた翌日、

わたしはある場所に向かっていました。

 

「海の凹凸」という作品を9月に俳優座さんに

書き下ろしたのですが、

その際、「hg」でお世話になった加藤たけ子さんに

東京と水俣で取材させていただきました。

そして、たけ子さんは、

水俣病の当事者でもある永本賢二さんと

penalty killingを観に来てくださったのです。

 

それで、水俣に帰る前に遊びましょう、

というお約束をしていて、

それが昨日でした。

 

今回来ていただくにあたっては、

わたしより、

水俣取材に同行した田島亮くんが

いろいろやりとりしてくれていて、

それは、水俣で永本さんと忘れ難いひとときを

もった田島くんが、

どうしても復帰の舞台を永本さんに観て欲しいということで

無理を言って来ていただいたようなのです。

 

それで、田島くんから加藤さんが行きたいと

言っている場所がある、というlineをもらったのですが、

それを見て、

ああやっぱりたけ子さんは特別なひとなんだ、

と思わざるえませんでした。

 

そこには、

「津久井やまゆり園に行きたい。」

と書かれていたのでした。

 

水俣で胎児性の患者さんたちの

共同作業所をやってらっしゃる加藤さん。

仕事をし、デイケアをし、宿泊もできる施設を作り、

いまは、

グループホームも作りあげました。

10年前に聞いていたことのほとんどをいま水俣で

成し遂げられています。

 

そのなかで印象的だったことは、

「わたしは借金してでも町の真ん中に施設を作りたい。」

というお話でした。

じっさいグループホームを作るときには

山の中の土地なら提供する、という市の申し出もあったそうです。

しかし、それをよしとせず、

いまホームは水俣市のまん真ん中に立っています。

そんなたけ子さんだからこそ、

やまゆり園は自分の場所であり、

見ておくべき場所だと考えたのでしょう。

 

やまゆり園の事件は、わたしもとてもショックを受けました。

電車もない不便な場所に建てられた施設。

そこに押し込めているのは社会であるのに、

そこですら安全に暮らせなかったということに対して、

贖罪の意識に近い気持ちをいまも抱き続けています。

 

でも、やまゆり園を訪ねた、というだけならば、

わたしはこの文章を書こうとは思わなかったでしょう。

 

高速道路に乗ってから、

たけ子さんが、途中で花屋さんに寄ってほしい

と言いました。

やまゆり園のある場所に大きな花屋さんがあるとは

思えなかったので、

八王子の花屋さんにお連れしました。

そこで、たけ子さんはおっしゃったのです。

 

「小さい花束を19個作りたいのです。

ぜんぶ違う種類の花束を。」

 

と。

 

それはとても当たり前のことをいうように、

まったく気負わないカンジで発せられました。

たけ子さんは、たぶん、

いつもいつもそうやって、ものごとを考えているのです。

それはまったく特別な発想ではなくて、

彼女の哲学であり、世界なのです。

 

ぜんいん違うひと。

19人の。

生きられなかった、

生きるはずだった、

そのひとたち。

 

たけ子さんは、どんどん花の取り合わせを選んでいきました。

そして、これでいいかしら、と言ったとき、

花束ちょうど19個作れる花が選ばれていました。

 

たったひとつの行為に、

こんなにも教えられたことが

かつてあったか記憶にありません。

 

たけ子さんは実名報道されなかったということに対しての

思いも口にされていました。

気遣いという名の差別。

親御さんのお気持ちは十分すぎるほど理解できるけれど、

それでも、なぜ生きたということすら、

彼らは抹消されようとしているのか。

 

水俣の、あの場所。

たけ子さんが作り上げて、

呼吸をする、生きるための場所。

障害のあるひとのための施設は、

じつはわたしたちの生きることと同じ場所にあります。

彼らが生きづらい世界は、

わたしが生きづらい世界です。

彼らのためにしてあげる、のではなくて、

わたしのために、わたしはどうすべきか、

という問題なんだと思うのです。

 

 

26日で一年ということで献花台が設けられていました。

そこに捧げ、祈ることもできました。

少しでもこの花束が、

彼らの魂に届きますように。

 

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今回の舞台で、田島亮くんが俳優に復帰します。

そこに言及するつもりなく、

セールスポイントにするつもりももちろんなく、
俳優のひとりとして迎え入れ、

ただ舞台をやるつもりでいたのですが、

彼が、全員のインタビュー動画の一環として話をしてくれたので、

それは、いろいろな方に観て欲しいと思いまして、

情報を共有したいと思います。

 

https://youtu.be/hdzsjKN8DDs


わたしは、彼が休んでいた時期に出会い、

彼からの求めで、ずっと演劇のレッスンをしてきました。

あてどもない稽古場から、

無料で行うクローズドのワークショップ公演、

それはいままで体験したことのない濃密な時間でした。

 

今後はわたしの舞台を中心に活動していく、という決意のもとに

今作品で復帰しました。

それには彼がこの舞台に出られないなら死んだほうがマシだ

とまで言った今年の12月に行う予定の舞台の構想と

取材が背景となっています。

そのあたりも動画の中で語ってくれています。

 

悩み、もがき、今回のバージョンアップに際しての

ほぼすべての取材に同行して準備をし、

並々ならぬ決意をしての復帰と思いますが、

そんなことはまるで関係なく、

彼のキャリアを知らない俳優たちから新人のようにいじられながら、

稽古場の彼は、いつもほんとうに幸せそうです。


彼が命をかけたいとまで言った舞台はまだ先ですが、

あの喜びに満ちた身体のまま舞台に飛び出す瞬間を見られるのは

おそらく今回だけでしょう。

その姿が、

彼を愛した人たちに少しでも届けばいいな、と思って

書いています。

彼は元気です。そして、いま、たぶん彼の人生のなかで

いちばん幸せです。

 

わたしの作品を、わたし自身より信じてくれている彼のために

いい舞台をギフトしたいです。

そして、素晴らしい舞台ができつつあると思っています。

あと一週間。最後の戦いです。

がんばりたいと思います。

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さてー。気づいたらペナルティキリングも佳境です。
前回の4センチメートルは、俳優紹介をしようとして、

一太くんの前編で力尽きてましたね。ひどすぎる。

その後一太さんは絶妙なタイミングで喉を復活させ、

このままモブキャラ(主に通行人のワンコ)でいっか、と安心してたら、

見せ場を書かざるえなくなり、

それがまたなんか陰影のあるいい役になってしまい、

という顛末がありました。

つまり、2016年年末も、そして、2017年夏も一太さんは元気で、

自慢のグットボイスを響かせているということです。

 

リミックスバージョンってなんなんだい、という話を改めてします。

新作、と思っているひとと、

ただの再演と思っている方といるみたいで、

どっちとも違うんですね。

 

ただし、ストーリーはそのままではあるんです。

シーンの構成もほとんど変わっていないです。

初演のときにも何度も何度も直しているので、

意外に構造がカンペキで(笑)直せなかった。。。

 

そのかわり、ディティールは残ってるところのほうが少ない。

セリフまったく直していないのは、

森下くんと一太くんのゴーリーのあたりくらいかもしれません。

 

たとえば。

今井充希役は初演は梅棒のスイーツこと野田裕貴くんが

やってくれました。

今回は、流山児★事務所の五島三四郎くんがやってくれます。

タイプ違い過ぎです。

元々のモデルの今野充彬くんは超男っぽいインファイターなので、

むしろそちらに寄せました。

なので、この役はまったく違う役になっています。

でも乱闘シーンはあります。


吹越役は高木健くんが演じてくれていますが、

モデル自体がチェンジしています。

前回から今回のあいだにバックスに移籍したDFの要。

河合龍一さんがモデルです。

そのかわり、引退された#7福沢さんに捧げたエピソードは、

サンシロウくんと分け合い活かしています。

 

岡野さんは初演の金さんの渋いイメージを活かしつつ、

ちょっと剽軽に。

風を孕んだ役になりました。

 

初演の後藤くんの印象が強すぎてどうなるのかな、

と思った犬と串の板倉武志くんは、

稽古場での居方も含めて堂々たるポジショニングです。

こういうやり方もこの役にはあるんだなって気づかせてくれる、

いい俳優さんです。

 

もともと愛情持ちすぎるくらい持って書いた、

アサヒとシンリの月光出身のルーキーラインは、

大幅に訂正。さらに中心のポジションを担っています。

演じてくれるのは、碓井将大くんと田島亮くん。

碓井くんの天真爛漫さと田島くんの孤高の天才っぷり。

今回の見どころのひとつだと思います。

そこに、大学出身ルーキーの照井くんが絡みます。

ホッケー選手にとってケガはデイリーなもので、

そんなにシリアスに捉えない、とか、

そういう細かいところでもたくさんたくさん修正をかけています。

 

試合中の長セリフも、涙を呑んでふたつ、新しくしました。

というコトは、今回はないセリフもあるということです。

 

というワケで、新作でもないけど、ただリライトちょっとかけた再演

ということでもない。

まさにリミックス。

新しいキャストと続投のキャストが混ざり合い、

まったく違う作品が生まれつつあります。

 

 

写真は衣裳の防具を縫ってもらったところ、
すべて縫い込んでしまい、スポンジを入れることが

できなくなった岡本社長。

面白すぎる。

 

どうぞどうぞお楽しみに!

 

 

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去年、あとでもう一回沖縄行こうと思ってたらそれどころではなくなってしまったのがトラウマで、いまやれることはぜんぶやる、ということで、旅しかしてないです。アンビリーバボーです。

しかし、今日は日常のことをちょっと書きます。気晴らしです。

 

料理のこと。

 

わたしは、昔は、料理本の通りにしか作れないというか、

作らないひとでした。

足りない材料があるのもイヤだし。

だから足りないと買いに行くし。

調味料は目分量だけど、

最初に作った手順をしっかり守って作る

融通の利かないタイプだったのです。

 

しかし、あるときから、

なぜかとつぜん自由になりました。

キッカケはよくわかりません。

とは言え、もともと作っていた定番はいまでもしっかり

そのときの手順で作ります。

ほかの材料に置き換えたりもしないし、

ちょい足ししたりもしない。

 

なので創作料理は、ほんとに自由に自分でイチから考えます。

マーマレードを手作りすることがたまにあるんですが、
のこマーマレードはマーマレードとして食べるより、

料理に使用されることが多いです。
 

 

これはズッキーニと豚肉とマーマレード。
最後にパクチー。

 

マーマレード、ゴーヤと炒めたりしても美味しいの。

豚肉漬けといて、

ソテーにするとかもよくやりますね。

創作じゃないけど、

お魚にレモンソースとかオレンジソースとか、

そういう時にも使用します。

 

果物はすごくよく料理に使用します。

近所のスーパーで安いステーキ肉が意外に美味しいので
たまに焼くんですが、


これはリンゴと玉ねぎを半々ですり下ろした

ステーキソースを手作りします。

マッシュポテトは必須。
マッシュポテトは多めに作って、

次の日はポーチドエッグと絡めて食べても絶品。

桃は、定番の桃の冷製パスタがご自慢ですが、

去年はサラダでよく食べました。生ハムとあわせてね。

 

 

これは、マスカルポーネチーズのドレッシングですね。

チーズをドレッシングにするのはよくやりますね。
コクが出て、美味しい。
マスカルポーネは軽いので、

桃のサラダとほんと合います。

 


これはクリームチーズトヨーグルトとニンニクを合わせたソースで
カツオのタタキをカプレーゼっぽく。
アボガドと交互に盛って、最後にドレッシング。
ヨーグルトとニンニクは、

中東ではよくある取り合わせです。
中東のあたりはこれにハーブが合わさったりして、

日本人からするとちょっと自由なカンジなので、

よく参考にしてますね。

ミントヨーグルトみたいなのを、

餃子みたいなのに合わせたりしますからね。

 

これは皿の上警察っていう、俳優の山崎カズヨシくんが

やってる会のために開発したメニューです。

そして、当日、閃いて作ったのが、コレ。

 


花見がテーマだったので、

春っぽいオニギリを、と考えて作りました。
生ハムが別なコトに使用しようと思った切り落としのだったので
やや無理ヤリですが、
丸いオニギリを生ハムで巻いて
桜の塩漬けとクリームチーズを載せた春のオニギリです。
瞬殺でした。

チーズはほんとによく使用しますね。

キャベツ炒めて、プロセスチーズ絡めるだけでも

美味しいですよ。

 

 

これは、よくやるカマンベールチーズの炒め物。
ナスとトマトとかね。
ジャガイモとかでもね。

ちょっとクセは強いけどオシャレになります。

ソテーするときちょっと白ワイン、入れるとまたいいですよ。



これはアボガドとモッツァレラチーズの茶碗蒸し。

茶碗蒸しは淡泊なので、

基本なんにでも合うと思う。

思い切っていろんな茶碗蒸し作ると

楽しいんじゃないかなあ。

 

 

キムチ炒めにもクリームチーズ。

マイルドでなんとも美味。

わたしは、ここにパクチーもこれでもかと投入。

 

 

パクチーといえばコレ。
アサリとカブと豚を白ワインで蒸して、
最後にパクチー。
毎日でも食べたい、そして、ほんとに一週間に2回くらい

食べちゃう定番料理です。

カブが。カブが。すべての旨みを吸ってタイヘンなことになるよ。

 


最後が、レンコンとゴボウの麻婆です。
山椒をコレでもかと利かせて、

最後にちょっと水溶き片栗粉。

あんかけにしなくてもダイジョブだと思うけど。

ゴボウやレンコンなどは洋風に使用しても

カレーに入れてもなんでもこいの万能野菜です。

トマトソースでパスタにしても美味しいです。

 

和野菜をパスタにしたりするのは、

日常です。

ほうれん草とトマトより、

セリとトマトのほうが美味しいよ。

 

料理はホント息抜きです。毎日やってもまったく飽きない。
味付けはすごくシンプルなことが多くて、

でも塩とお醤油は、ちょっとガンコなほど

お気に入りのものを使用しています。

 

塩はカンホアの塩っていうベトナムの塩が多くて、

というか、定番で、

でも岩塩とか、沖縄の塩とか、

ゲランドの塩とか揃えてますね。

山の料理には山の塩、

海の料理には海の塩、

と聞いたとこがあるけどホントでしょうかね。

 

醤油は、濃い口が弓削田。

薄口が紫大尽。

塩も醤油もどこでもは売ってないのがタイヘンですが、

最近、地元の近くで弓削田が買える店を見つけて、

ココロがラクになりました。
 

さてー。今日はなにを作ろうかな。

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この2か月、メッチャ旅してました。

まず岡山に2日間。

そのまま、沖縄に一週間。

日光に2日間。

そして苫小牧に2日間。

水俣の加藤タケ子さんや

長井さんと再会もしたなあ。東京ですが。

水俣は4月に行かなきゃです。

あ。あとマイホームタウン。盛岡にも行きました。

紀伊國屋受賞のお祝いしていただきました。

 

文字通り北から南まで。

 

ひとつひとつの旅について振り返りたいのですが、

岡山、奈義町への豊かな旅を書いたブログが操作ミス的なもので消失し、

すっかり書き損ねております。

 

でもどれもこれも人生にそうはないステキな旅でした。

どこもかしこも帰りたい場所ばかりです。


どこから書こうかな。
沖縄について書きたいけど、まずは公演の近い
ホッケータウン苫小牧の話から書いてみようと思います。

 

 

 

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