宗像大社、沖津宮の奉献品で最初期、すなわち岩上祭祀(4世紀後半から5世紀)の物という。舶載の三角縁神獣鏡、勾玉、鉄剣、まさに三種の神器、卑弥呼の祭祀の為のものである。3世紀前半まで遡るべき品々である。下半分の金製品は4世紀後半から5世紀の秦氏大挙渡来時期のものである。100年から150年遡るべき品々である。現在の考古学会は伝世品を奉納したと考えているのであろう。
響灘沿岸の古墳時代の出土品の年代について、考古学会は概して100年から150年新しく見ており、弥生時代と古墳時代の間にミッシングリンクがある。同じ品々なら必ず大和の出土品の方が古いと見なす傾向があるように思える。再検討すると新しい知見が得られるであろう(参考)。
参考