シマヅが長文で何か書きたくなったら更新するブログ

ツイッターhttps://twitter.com/Shimazqeで戯言を書いているシマヅという美術界隈で生きてる人が思ったことをダラダラ書くところです。
ツイッターで「連投ウザイ」と思われそうだと判断したらこちらに書く。
ただそれだけです。


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わがはいは猫であるがちがうきもするだけどそれはあなたの意味であって死にたくなる時もあってだけどなにがおきたの分からないデコポンゼリーは美味しくてセックスは味を占めたらやめられない味って何わからないがそれはどうでもいい存在は可能性に満ちていない死ぬ恐怖はいつの間にか花園を巡りプーチンが少女を可能にするしかし今とは何なのかってって何意味不明あれだそれだこれだうんそうだ分かった分からない花園それは美しく狂気で今もなおあるバラの花の雪見大福は温かく柔らかいのであってではバルサミコ酢はワインセラーの中で眠る宝石など欲しくないこれはいかに知らんだがしかしこれはこれはこれはこれはえw刈らんカランそういうことなのかであったならば私はあなたを愛する愛しているまたあなたに会いたいが無理なので私はビッチとなるそれもまたいいだろう橋の下に落ちる落ちた痛い
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どうも、シマヅです。

皆さん、マガリーさんでの私の連載は購読してくれましt…

まぁ宣伝はいいや。

ところで先日、こんなことがありました。

―――

$シマヅが長文で何か書きたくなったら更新するブログ

10月某日の深夜、「今どこ?」と、友人の男性(たぶん38歳。既婚。)から連絡があった。


彼(以下、A)は私の知り合いの中でも群を抜いて酒癖の悪いヤツで、以前、飲み会があったとき、Aはお開きになる1時間前からグデングデン。
まわりの皆は「手におえない」といった感じで
「シマヅさんはAと家の方向同じだよね?タクシー拾うから送っていってあげて!」
と、私とAの家の方向は真反対なのに、一緒にタクシーに乗せられ、都内某所の交番前で警官に包囲されていたことがある。

…Aだけでなく、私までタクシー内で寝てしまったのがいけないのだが、運転手さんが会計だというのに全然起きない私たちに困り果て、警察に連絡したらしい。

「すみませーん」という警官の声で目を覚ました私は完全に酔いも覚め、Aを起こそうとしたが、起きない。Aに警官を確認させても、起きない。Aは、しまいに「うるせーな」とか言う始末。

「これは私の手にもおえない」と思い、Aの奥さん(もともと私とは知り合い)に電話をし、Aの自宅近くにある、包囲されている交番まで来てもらい、事情を説明していたら始発の時間になったので私は帰った。その後の展開は怖くて聞けてない。

つまりAは、飲めば酒癖の悪さが露呈し場合によっては愚行に走ってしまうようだけど記憶は一切なく一緒に飲んだ友人へ翌日連絡すると着信拒否されていることが多い私に、唯一、どんなに酔ってても「この酔っ払いはどうにかしないといけない」と思わせ、酔いを覚まさせる人物なのである。

話を冒頭に戻そう。
Aから「今どこ?」と連絡があったのは深夜であり、電車も走っていない時間だった。
「家です。」
私は正直に答えた。
「待ってるよー」これがAからの返事だった。
「(交通手段はタクシーしかないんだけど)今から来いってことですか?」と返事をしたら
「早く飲もうぜ!」とのお言葉。
これは完全に酔っている。

めんどくさそうだから、適当に「どこで飲んでるんですか?」と尋ねたら
「××(奥さんではない女性の名前)の家。」
は!?!?!?!?!?!?!

これはヤバいぞ、と思い、その時は返事をせずにいたが、Aとシラフのときに偶然会って会話をしたら

「ああ、××は俺が本気で好きになった女。嫁と結婚した後に出会った。週末はいつも××の家にいる。」

まぁ!ステキなアバンチュールね!
…じゃないよ。ヤバいだろが。前々からAは女好きだったけど、今は既婚者だろ。
で、終いには
「飲みに来いよ。大人の女がどういうもんか教えてもらいな(笑)」
と来たもんだ。
ふざけんなっ!教えてほしい!!行く!!!

…ということで、こーいう人が周りにいっぱいいて、こーいう場所でこーいう記事書いちゃう私も、こーいう感じでダメ人間やで…というブーメラン記事でした。
しかし、このような事例を目の当たりにすると、結婚なんてしたくない…なんて言わないよ絶対。
誰か結婚を前提にお付き合いして下さい!

―――

えっと、これ実はマガリーさんで私の記事をFBかツイッターでシェアすれば全文読める記事なんですけど(ブログ用に少し改変しています)、ツイッターでシェアすると強制的に、シェアしたことが表示されるようなので
(FBだと非表示を選べます。)表示をされるのが嫌な人のため用に掲載しました。

とりあえず、毎回こんな感じのコーナーを設けていく所存です。
ちなみに、この記事の登場人物や状況はぼかして書いてあります。訴えられたら困るので。


で、本題。
(ここからエゲツナイ話がありますので、苦手な人はそっとページから離れてください…)

先ほど、「(シェアの)表示をされるのが嫌な人のため用に掲載しました」と書きましたが、
正直、そんなことはどうでもいい。
本題への前振りに過ぎません。本題とは、タイトル通り「浮気とセックスレス」に関してです。

よく、「結婚してから妻とセックスレスだ」という意見を耳に(目に)しますが、正直、私は未婚なので結婚生活・夫婦生活についてはよく分かりません。
(誰か私と結婚を前提にお付き合いして下さい)

よく言われることですが、未読の本について語ったり未見の展覧会について批評(語り)をするのは危険しか伴いません。
(誰か私と結婚を前提にお付き合いして下さい)

ですが、危険を承知で敢えて言います。セックスレスの原因は「飽き」と「安心感」です。
(誰か私と結婚を前提にお付き合いして下さい)

私は過去に、夫婦生活の疑似体験である「同棲」をしたことがあります。
週末に会えば必ず夜の営みをしていた相手と同棲してから数週間で、夜の営みの回数は減りました。
恐らくですが、
「同棲=会える日が特に限られていない=いつでも会えてしまう=お互いに休みの日しか会えなかったときの興奮がなくなる=色々と制限もあるし、いつか会えなくなってしまう、というスリルがなくなる=別に『今日』セッ〇スしなくてもいいよね明日する可能性もあるし←安心感

セックスレスの原因て、これだと思うんです。

「安心感」から「セックスレス」になってしまった人は次に何をする?
浮気でーす!

もちろん、全ての人がそうだ、とは言いません。私のように、愛する人しか見えなく、他人など目に入らない人間もいますし。
(誰か私と結婚を前提にお付き合いして下さい)

浮気し出したら、今いる「正式な」パートナーとの性生活が、さらに激減するのは火を見るより明らかでしょう。

ただし、何をしていようが、「正式な」パートナーとのセックスレスに悩むということは、相手を愛しているからこそ。
もし、パートナーに浮気されても、寛大な気持ちで接し、許してあげましょう。
私だったらブチ〇しますけどね。


(誰か私と結婚を前提にお付き合いして下さい)

では、また。



追記(2013/10/20/18:17):投稿してから、「飽き」について書いてない事に気が付いた。
簡単に補足すると、「同棲してから、もしくは結婚してから毎日夜の営みをしてると、いくらなんでも飽きるよね」ってないようになるのですが、詳しく書かないと誤解されそうなので、あとで加筆します。
(誰か私と結婚を前提にお付き合いをしt)
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どうも。シマヅです。

みんな、先週の金曜日から隔週で始まったマガリーさんでの私の連載は読んでくれたかな?
ん?有料はちょっと…だって?なぁに心配はいらねぇ。「第一回目だから!」ということで、編集の人が読める部分を多くしてくれてる。ま、シェアしないと読めないけどな。
FBの場合、シェアしたかどうかを、TLに表示するかしないか選べるようだけど、ツイッターは強制的に表示されるらしいな。あれだよな、ちよっと躊躇するよな。
まぁでも即消せば良いんだよ。これで万事解決。どうだ?ダメか?
ダメなら仕方ねぇ。とりあえず、前回のエントリーでも読んでくれ。前回のは出血大サービス!もう二度とない!!

…ちなみに私は現在、目から出血してる。厳密に言うと目ではなく涙腺。なんかね、いつの間にか私の目に入ってきた変なモンを出すために変な流れで勢いよく手術した。
医者とか看護士とかが何言ってるか分かんなかったので私は終始無言。「オペ室に案内します」と言われた後に「うむ。」て言っただけだった。
んで、点眼薬と傷め止めと「二日後までお酒は絶対に飲まないで下さい」という言葉をもらって、今お家でお酒飲みながらこの記事書いてる。


ということで本題。
「ハチクロ」知ってますか「ハチクロ」。正式タイトル「ハチミツとクローバー」。
ドラマだか映画だか原作だかで、私の出身校である武蔵野美術大学が舞台になった、清らかで儚い学園ものラブストーリー。
清らかで儚い学園ものラブストーリー。
大事なので二回言いました。
作品の内容を大ざっぱに言うと、ハグちゃんという純粋無垢な少女を中心として、美大に通う男と女が、日々サークル内(たまに外)で「恋愛感情」というものにヤキモキしながら学園生活を送るって話。

無ぇよ!
おっと、まだ早かった。

ハチクロ全盛期だったら一々ツッコミ入れませんが、未だに「ムサビ(美大)といったらハチクロのイメージしかない。」と言われるので、「これはアカン!」と思い、私が否定すると、「ハグちゃんみたいな女の子いないのか。クソだな。」という反応が何故か各方面から多数よせられるのです。
美大は「恋愛」とカケハナザルを得ない場所だと思っていい。
だって、どの美大も女子8割男子2割くらいのものですよ。明らかに「学内での純粋な恋愛」は成立しない。「ハチクロ」を理想として美大に入っても、男子が足りない。
あと、かわいい娘の3割は美大予備校の講師に手を出されてるから、同年代の男とか興味ないし、ちょっとスレてる。これ大事。
要は、可愛くて魅力的な女の子は、ごくごく小数を除いて、学内に恋愛を求めてない。
その「ごくごく少数」の、ハグちゃんみたいな天然で純粋で可愛い(ように見える)女の子がいたとしても、「サークルクラッシャー」だと思っていい。
「サークルクラッシャー」は説明するのメンドイのでググって下さい!

ちなみに、美大ではリア充のカテゴリーに入る人が多く在籍する彫刻学科でも(※1)、「後期博士課程の個人部屋で濃厚なキスをした」ってだけで伝説になるくらい、性に疎いですよ(※2)、少なくともムサビは。(※3)

というか、美大は在学生のキャパを超える課題(例えば、たった4,000字のレポートでも「ありえねぇ。」という意見が続出し、誰もその講義を履修しなくなる)が出たり、各学科ごとの必修制作があったりするので、恋愛にかまけてる人は、よっぽど器用じゃないと卒業できません。
多分。



…ところで先日、こんなツイートを発見しました。

$シマヅが長文で何か書きたくなったら更新するブログ

私がツイッターを辞めても、マガリーの連載やその他で「ムサビ卒業」を強調することは出来るんだからな。よく憶えときな!
ダメな先輩でごめんね!購読してね!


(※1)私調べ
(※2)私調べ
(※3)私調べ
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どうも。シマヅです。
昨日からマガリー私の連載が始まりまして、
ツイッターかフェイスブックでシェアすれば、そこそこ記事をチラ見できるのですが
他の人ではなく私(シマヅ)に興味を持ってくださっている方や「シェアしてまで読みたくねぇ」という方も多いようなので、
私のこと…じゃなかった、とある美大生が、肥大した自意識をツイッターで垂れ流すまでに至った経緯をつづったコーナー(連載なので、適当なところで区切ってます)を
ここに載せたいと思います。
メルマガは、バックナンバーの購入は出来ないようなので、もし興味を持っていただけたら
初回(今週分)からご購読いただけたらと思います。
(なお、今後はメルマガ内の記事をここに転載することはありません)

ということで、購読の判断材料として、以下をどうぞ!


―――――――――――――――――――――――――――――

4.【半フィクションエッセイ】『スポンジが泥水を吸ったらこうなった』―1―
「半フィクション」と銘打ってますが、これは限りなく事実に近い、美大出身のとある女性の物語です。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「恥の多い生涯を送って来ました。」――太宰治、『人間失格』より


美大進学を志してから現在に至るまで、人生に迷い、酒に溺れ、ダメ男と出会っては4回も婚約破棄をした女性がいる。

今から4年前、「彼氏いない歴」と「年齢」がイコールだった、21歳当時の、美大生だったその女性。彼女は身持ちが固かったわけではなく、高校生時代は作品制作や美術史の勉強ばかりしていたので、単純に男性に興味がなかった。白状するとただ単にモテなかった。
大人しくしていれば、順風満帆…いや、美大進学を志した時点である程度は波乱の人生が確約されたようなものだが、しかし、真面目で大人しいだけが取り柄だった彼女が、なぜ、2013年現在、場末のスナックのママのような、一人で安酒をかっくらっては涙を流し椎名林檎の歌を熱唱するようなイメージが付きまとうようになってしまったのか?
この章では、虚構と現実の狭間の、限りなく現実に近い部分についての話をしよう。


■ダメ男への助走。芸術って難しい。

処女喪失とは、言うまでもなく「一回しか経験し得ないもの」である。
喜びに満ちあふれたもの、悲しみの末に遂げられたもの、憎悪による衝動的なもの…
その「経験」は、個人によって、無数のパターンがある。
 その中でも、相手が既婚者だったパターンは、シャレにならない。私の知人に、お互いに愛し合い処女を捧げた相手が、突然「ごめん、俺、嫁いるんだよね」と言って音信不通になった後、どこかで嫁にバレ、ケータイに電話がかかってきてド修羅場になったその数年後、その子が就職した会社の上司が、まさかの嫁で、一日で辞職するはめになるわ社会的にヤバい状態になるわで大変だったという、「どこの昼ドラだよ」としか言えない経験の持ち主がいる。そうならないためにも、初体験の相手は慎重に選ばなければならない。既婚者かどうかはちゃんと確認しておくべきである。もっとも、先に宣言してリスクヘッジする男性の方が多いとは思うけれど。
 
話を章の冒頭に戻そう。美大に入学して半年強、あと何ヶ月かで21歳の誕生日を迎えるころの彼女は、後に記述するが、作品制作に熱中したり突然志望学科を変えたりしたためか、…いや、ただ単に非モテだったからという説もあるが、とにかく、「アレとかコレとかはシたよ!だけど、挿入はしてない!だから私は、まだ処女だもん☆」という、お前は何を言っているんだ的処女ではなく、正真正銘の処女だったのである。

処女というのは可笑しなもので、「Yahoo知恵袋」や「教えてgoo」などの質問掲示板では、「僕はまだ童貞なんですけど、どうしたら脱童貞できますか?」という質問はよく見かけるが、「私はまだ処女なんですけど、どうしたら処女喪失できますか?」という質問は、童貞のそれに比べると明らかに数が少ない。むしろ見かけたことがない。なぜか?答えはおそらく、脱童貞より処女喪失の方が容易だからであろう。脱童貞は風俗に行けば解決するが、成人しならなければ風俗店の利用は出来ない。成人男性になっても、素人に拘り風俗に行かない人もいる。
対して、処女の場合、「ブスでもいい!好きな女じゃなくてもいい!女なら誰でもいい!」という、「女」という「性」への需要がある。それに応えてしまえば悩みは即解決だ。さらに、未成年であっても一人のモテ男(別名ヤリチン)が多数の女性と「愛し合う」現象が、各都道府県の各中学・高校で散見されるため、その気になれば処女は簡単に喪失できるのである。
ちなみに、「好きな女じゃなくてもいい!女なら誰でもいい!」という人が相手の場合、行為の際に女側が金銭を貰えるという暗黙の了解があるアレをしてしまうと、補導されたり退学処分になったり、後ろ指さされたりするので、注意が必要である、というか、やっちゃダメである。

21歳で処女だった彼女は、自分が処女であることについて特に関心がなかったので、誰にも「私まだ処女なんだけど…」と相談することもなく、ひたすら真面目に勉強に打ち込んでいた。

そんなある日、そう、それは大学一年の冬休みに入る直前、後に彼女が所属するゼミの教授となる人物が、授業中に発した、ある一言に、彼女は絶望した。

「エクスタシーを知らぬ者に、芸術は分からない。」

(次号に続く)

――――――――――――――――――――――

いかがでしょうか。拙い文章ですが、少しでも興味を持っていただけたら幸いです。
少しでも、購読して下さる方が増えますように…!
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暇だったのでHDを整理してたら、大学時代に書いたレポートが出てきたのでコピペ。
当時、「崇拝」していたと言ってもいいような人の影響が色濃く出ている内容ですが
個人的に重要なのは「閑話休題」の「同じ島宇宙」にいる人への気持ち。

―――――――――――――


「島宇宙化した現代の市民運動」
キーワード「メディア・リテラシー、島宇宙化、市民運動」
参考文献:菅谷明子『メディア・リテラシー ―世界の現場から―』岩波新書、2000年

 私が講義を受ける前に漠然と抱いていた「メディア・リテラシー」に関するイメージは、政治家など、権力をもった人間が、マスコミを操作しているので、その操作を暴くことだと考えていました。誰かにとって都合のよいように歪められたマスコミを批判して、その向こうにある正しい真実を得ることだと考えていたのです。
しかし、講義を受け、私の考えは変わりました。
たしかに「批判する」という方向性はあるのかもしれませんが、私のイメージは大きく二つの点で間違えていたように感じます。
以下で、私の感じたことを記しました。

1.メディア・リテラシーについて
 一つは、マスコミの背後には、真実があるのだということではなく、どのような表現も相対的でしかあり得ない、というものです。単数の視点、チャンネルから見ることよりも、複数のチャンネルから見たほうが、より何が起きているのか、それぞれがどのようなバイアスをかけようとしているのかは見えてきますが、しかし、その複数のチャンネルのいずれかが、絶対の正解なのだ、ということではない、と考えるようになりました。
 何らかのバイアスを可視化にするその批判的な視点も、決してそれこそが、それだけが正しいわけではなく、単に別の視点だということです。
 たとえば、私は、先日の「尖閣諸島」の現場の映像がyoutubeに流出した騒動について、フジテレビの「新・週刊テレビ批評」という番組で、問題点をまとめているのを見ました。*1
番組サイトの紹介文によれば「フジテレビの放送番組についてフジテレビ自身がチェックする「自己検証番組」」とあり、「メディア・リテラシー」的発想から制作されている番組で、そこにはメディア自らが自身への批判機能を持ち、自らの信頼性をより増そうとする目的があるように見えます。

 さて、番組内で彼らが流出騒動においてあげた問題点の一つに「ネット上の議論は統制できない」というものがありました。
出演していた評論家の宇野常寛がそれについて(この発想は)「ファシズムでは?」と突っ込みをいれていました。たぶん、テレビ局としては、クオリティが玉石混合で、さらに同一地平上におさまりきらない様々な意見が大量に交錯し、全体を見渡すことができないネット上の議論の状態を指摘するつもりで書いたのかもしれませんが、しかし、根本的には批評した向こう側が正しいと思いこんであまりにも無防備になってしまったために、すっと「世論を生成していく正しいマスメディア!」としての自意識がもれ出てしまった言葉のような気がしました。

 (ここから重要)ところで、インターネットのコミュニケーションについて、私はこう思っています。インターネットを介して、遠くにいる人、現実では交錯しようもない人のブログを読んで、私と同じ境遇にある人や同じ悩みを抱えている人に私はアクセスしようとしません。
 同じ問題を共有しているということは、なれあいにしかなれない気がするからです。
どちらも同じ悩みをもっているということは、お互い、どちらも同じ、自分がわかっていない原因があるので、二人が意見を交換しても、解決に向かえないような気がするのです。
 だから、ますます、同じ問題を抱えている人たち同士が孤立していくような気がします。
仮に、同じ悩みを抱えている人にアクセスして、コミュニケーションが盛り上がったとしても、あるあるネタの自嘲的な方向性にしかいかないのです。
 だから、同じ問題意識を持っているからこそ、そこにコミットできないという袋小路にはいっていきます。
 ようするに、「同じ島宇宙」に属している人間を発見すると、そこに他の新しいものが含まれている可能性がまったくないと思ってしまうのです。
同じ島宇宙にいる人間と思った瞬間に、逆に見切りをつけてしまう。
他の島宇宙にいる人は、私が理解できない文脈にあるのでまったく理解できないし、同じ島宇宙にいる人は理解しているので自問自答しているような、意味のない関係になってしまう。
 同じ島宇宙の中にいる人から、私の知らないことを引き出せるのかどうか、模索することが解決なのかもしれませんが……。それとも私が少し頭でっかちに考えすぎているせいなのかもしれませんが……。
 閑話休題。(個人的に重要なの終り)
 さて、メディア・リテラシーの批判の形ですが、それはその1回で終わりということではなく、その批判が正しいかどうかを批判的にみる視点も必要なのだと思います。そうすると批判は原理的にはどこまでも連鎖していってしまうものですが、しかし、一度批判すれば、それですべて済むというわけではない。これはとても重要なことだと思いました。
メディア・リテラシーとは、「批判」する思考方法だということだと思います。
だから、ある問題を「解決」する方法ではなく、正しい問題を「発見」する方法だと思うのです。
 たとえば、ワイドショーで、「凶悪化する少年犯罪!」というキャッチフレーズがあり、社会へ「危険なんだ!」というメッセージをおくりますが、ひとまずメディア・リテラシー的に、そのメッセージに距離をおいて、他の視点をとってみると、実際の少年犯罪の発生件数は下がっているというデータがあります。*2
これは、社会全体としての共通項がすくなっていき、個々人の価値観が芽生えて「島宇宙化」した、現在の個々人が内に抱えている不安(他人は自分とはちがうし、他人が何を考えているのかまったくわからない、という不安)を煽っているだけにすぎないと思います。
犯罪が増えていなくても、メディアのせいで、人々の不安が膨らむことになっていき、その結果、少年犯罪の重罰化を要求する世論が盛り上がっていく、というような現実に影響をおよぼす流れがあると思います。
 そんなとき、メディア・リテラシー的な思考方法をつかえば、「少年犯罪の厳罰化」は現代において的を射た措置ではないということがわかります。
 他方で、しかしこのメディア・リテラシー的な発想が、直接に少年犯罪の問題を「解決」してるわけではありません。そのものが、少年への犯罪を抑止するのに有効な措置(たとえば不良の更生など)ではないです。あくまで、少年犯罪を正しく問題づけるための思考方法です。だから、メディア・リテラシーは、今問題だと思っていることについて、さらにより正しく問題を「発見」する思考法、より正確に問いを立てる思考法なのだと考えました。

2.市民運動と島宇宙化について
 さて、私のイメージが大きく間違えていたもう一点は、「メディア・リテラシー」という概念で現れる図式が、権力によって操作される無力な大衆が、権力に対して抗う、という、旧来の左翼的な構図を必ずしもとらない、という点です。これは、先の「たった一つの真実を得るため!」ではないということと深く関係していることだと思います。
 メディア・リテラシーの発祥の地の一つ、カナダのAMLは、「教師を中心とした小さな草の根団体」*3という状況で発足し、やがては、オンタリオ州教育省という行政レベルにまで達する運動となるのですが、はじめは小さな市民運動でした。
 AMLの動きは、テレビ・映画の過激な性・暴力描写などのメディアの悪影響から子供たちを守るという動きに加え、「ボーダーを超えて南から大量に流れ込んでくるアメリカのメディアと、アメリカ文化や価値観の侵入に敏感にならざるを得ない」*4 カナダ人が、「カナダ人のアイデンティティーとメディア所有」*5を守る目的がありました。
 この運動は、旧来の図式でいえば、たとえば社会の上部にある権力から、市民的自由=基本的人権を守ろうとする垂直的な左翼的対立ではなく、外側からの影響や侵入を拒む、「内/外」といった水平的な右翼的問題意識の構造にも見えるということです。
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<図の出典:*6>
 「市民運動=市民的自由を守る左翼的運動」だと思っていたので、驚きでした。あえて左翼/右翼という対立でいえば、右翼的な問題意識にそった市民運動もあるのかと!(と同時に、最早「右翼/左翼」という対立が意味を成さなくなってきていると思いました)。
 さて、この驚きを分解して、またNPOなどに見られる現代に出現してきている市民運動というものを考えますと、そこで行われている市民運動は市民的自由や基本的人権を得るためのものではなくなってきているということだと思うのです。たとえば、現実にはまだ社会には基本的人権に関する問題が少なくないとは思うのですが、今新しく生まれている市民運動とは、ひとまず社会が成熟してとても多くの人間に市民的自由=基本的自由が獲得された後の社会の出来事だと思うのです。
 基本的人権は、社会に参加する万人にとっての問題(「大きな物語」)ですが、それが解決すると、多くの人々は、それぞれ個々人の自らの問題、自らの快適さを追及しはじめ(「島宇宙化」)、その結果、現代の価値観の多様化やニーズの多様化が引き起こされます(だから、もう右翼とか左翼といった大きな物語を前提とした区分が意味をなさなくなってきていると思うのです。社会にとって存在するたった一つの真実などない、という認識の後の世界だと思うのです)。
 そうしたとき、参加する人々のモチベーションは旧来の市民運動よりも、もっと狭い「自分」の価値観を満足させるためになってくる傾向があると思います。「生きがい」という言葉にも置き換えられるかもしれませんが、私の実感の充実さ、気持ちのよさこそが、運動をする際の本質になっていくと思うのです。
 すべての市民運動がそうだとは限りませんが、しかし、日本が昭和時代には発想できなかった形の「社会や世間ではなく、『私』を満たすための方に比重がよっているパブリックな運動」という形が、現代にはでてきていると思います。
たとえば、それはAll Aboutの「美術館ボランティアってどんな活動?」という記事でインタビューに答えている城所さんの「自分がやりたくて、来ると楽しいから、参加しているということにつきます」という言葉に表れていると思います。参加の理由として「日本をもっと文化的、芸術的に成熟させるべきだからです」というような答えは出てこない。
 ではその新しい市民運動が「人間の基本的人権は侵されるべきでない」というような何か「かくあるべき」といった、参加する人間にとって、普遍的に拘束力をもつ力があるわけでもないとき、その運動はどのように広げていくことができるのでしょうか?口コミでしょうか?でも、島宇宙化した今では、たとえば恋人にさえ「私美術館のボランティアやって楽しかったから、あなたもやってみない?」といって彼氏を説得できる自信があまりありません!私にとって楽しいことが彼にとって楽しいことでは、必ずしもないからです。
 また、現代の市民運動は、「やらなければならない」という形で、理念によって拘束されているよりも、本人の「やりたい」という自発的な意志によって行われているので、より運動として力強いものになっていくところもあると思いますが、他方で、快楽原則に従っているので、運動にまつわる嫌なことに対する耐性が脆弱なような気もします。たとえばボランティアを行う際のトレーニングを考えると、トレーニングを受けることは自分にとって楽しくないから、はじめたボランティアから足が遠のいてしまうということは十分あり得ると思うのです。
 様々な問題があると思いますが、現代に生まれた新しい可能性について、今後も考えていきたいと思います。


*1: Toggeter 「新・週刊フジテレビ批評 録画視聴中 “尖閣ビデオ”ネット流出問題」
http://toggeter.com/li/66369 の13:30:32に投稿されたログ。
*2: 「少年犯罪は急増しているか」
http://kogoroy.tripod.com/hanzai.html
*3:『メディア・リテラシー ―世界の現場から―』P85, 16行
*4:『メディア・リテラシー ―世界の現場から―』P87, 15 - 16行
*5:『メディア・リテラシー ―世界の現場から―』P89, 5 - 6行
*6: モジログ「世界を上下に分けて下に味方するのが左翼、世界をウチとソトに分けてウチに味方するのが右翼」
http://mojix.org/2010/10/15/matsuo-uyosayo
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