ビックリ!内閣官房はこんな職場でしたベスト5 | 公務員 島田正樹 〜仕事と私事と志事と〜

公務員 島田正樹 〜仕事と私事と志事と〜

仕事も家族・友人との私事も楽しみながら、魂を燃やして挑む“志事”で社会を変えていきたい! 地方公務員として働きながら、NPO活動、講演、執筆、ワークショップデザイナーなどに取り組む“公務員ポートフォリオワーカー”として活動しています。

2005年4月の入庁以来、9年間過ごしたさいたま市役所から
永田町の内閣官房地域活性化統合事務局に出向することになり、
そりゃあ、色々と勝手が違うだろうなと思っていましたが、
それでもなおビックリしたことベスト5。




第5位 電話が一人一台

省庁では当たり前なのでしょうか?
市役所では10人の島に3台とかだったのに、
ココでは自分専用の電話があって、“島田の”内線番号もあって。
懐かしくなってツイツイさいたま市役所にかけたくなります。


第4位 午前3時にメールが届く

4月に着任すると通常国会の真っ只中。
朝、出勤してメールを立ち上げると03:00とか04:00に
メールをいくつも受信していてビックリ!
噂の国会対応です。
質問の聞き取りから答弁の作成、幹部のOKまで得て、
提出する頃には朝方。そして朝イチで大臣にレクチャー。
最近、話題になってますが確かに尋常じゃありません。


第3位 60人が自治体からの出向者

ここ、地域活性化統合事務局には事務局長以下
130名ほどのスタッフが勤めています。
実はその半数、60名超が私と同じような自治体からの出向組。
更に十数名が企業からの出向組です。
国の人、少なっ!と思いましたが、
チームの要である参事官補佐や参事官以上の幹部は皆、国の人。
ナルホド……なんとなく構図が見えてきた気がします。
でも、自治体職員ばかりなので、それが却って楽しかったり。
私は何となく「学校みたいだな~」って思ってます!


第2位 18:00に翌日正午〆切の作業が飛ぶ

これがナカナカに凶悪、じゃなかった大変なのですが、
終業間際に届いたメールを開くと「明日の正午までに」。
ゴルァ!( ゚Д゚)
でも、それを事務局内だけじゃなくて、
他省庁にもやってしまうのが内閣官房のスゴいところ。
いや、国じゃ当たり前なのかな?
市役所で内部やステークホルダーの企業さんに
同じことをやったら、絶対対応してもらえない……。


第1位 決裁が無い

一番ビックリしたのが、決裁を取らないこと!
市役所では催事をやるのも文書を出すのもイチイチ決裁。
多少面倒ですが、記録も残りますし、決定事項が明確。
一方、ココでは代わりに「了」とか「クリア」と呼ばれる
手続きで事務を進めます。
自治体に依頼の文書を出すのに、参事官の「了」をとるとか、
「クリア」をとるなんて言うんです。
要は、責任者に内容を説明して了解していただく手続き。
完全に決裁がないわけではないのですが、極めて稀です。
私のチームでも予算の執行を除くと1年に数件。
言った言わないとか、勘違いとかないのかな?と
心配になりますが、こういう文化なんですね。
言質主義とでも言うんでしょうか。


さて、こんな風に市役所とのギャップに悶えたりもしますが、
妻曰く
「市役所の頃より明るくて元気で調子が良さそう!
ずっと出向してればいいのに」だそうです。

確かに楽しんでますけどね、永田町ライフ!?



私のデスクです。
散らかってますが、何処に何があるかは分かりますから!( ー`дー´)キリッ