須賀しのぶ / 革命前夜

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須賀しのぶさんの「革命前夜」を読みました。この作品は今年の初めに、第18回大藪春彦賞を受賞されたようです。

お話の内容は、昭和から平成に変わったその日、東西ドイツ統一の1989年に、東ドイツの音楽大学に留学した、日本人ピアニストの青年の物語です。

音楽を主軸にした、歴史ミステリー、歴史エンターテイメントといった感じでしょうか。

この本は素晴らしかったです。読み終わったあとも、感動と興奮で、現実世界に戻るのに少し時間がかかりました。

いかにして東西ドイツが統一に向かっていったのかよく分かりましたし、資本主義と共産主義の違いをまざまざと見せつけられた気がします。

そしてクラシック音楽を中心とした展開も素晴らしく、登場してくる名曲の数々を実際に聴きながら読みましたが、まるであの混沌とした時代のドイツにいるかのような、彼らの演奏を生で聴いているかのような、そんな気持ちになりました。

一番印象に残った一文は、「焔を守れ」
焔を守れ。もし焔を守らねば、思いもよらぬうちに、いともたやすく風が灯を吹き消してしまおう。

どんな時でも、どんなに小さくても、希望や情熱を捨てるな、諦めるなというような意味だと思います。自由を求めて立ち上がる東ドイツの人々に、深い感銘を受けました。

この作品をきっかけに、ドイツという国をもっと知りたいなと思いましたので、須賀しのぶさんの「神の棘」も読んでみようかなと思いました。

本当に素晴らしかったです。名作だと思いました。


6/6にライブあります。よろしければお越しください。

2016年6月6日(月) 渋谷Last Waltz
「記された場所」
【出演】? meytél/伊藤祥平/重實信之
開場18:30 開演19:00 全席自由 ご予約 ¥2,500 当日¥3,000 (税込み ドリンク別)

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