ブログ生活6年目![]()
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2009年12月amebloにて29万アクセス、PVでは72万超えました。
いつもありがとうございます。コメント励みにこれからもシブヤ生活を綴ります。
都心にいても季節の移ろいを感じる暮らし、できるものです。
<1月15日>バタバタしておりコメント返信が遅れ気味です。申し訳ありません,,,
週末、お稽古茶事がありました。
お茶のお稽古で通う社中では、年に2回ほど茶事を行います。
亭主役、お台所役、お客役と、その時々で役割を入れ替わりながら学ぶ場です。
茶事とは、お茶を差し上げることを目的にお客様をお迎えするおもてなし。
お茶をおいしく召し上がっていただくため、食事(懐石料理)もつけて、濃茶と薄茶をお出しします。
このところ忙しくお稽古の時間もままならない状態の私は、今回の参加は難しいと考えていました。
準備の時間がなければ、亭主役も台所役も中途半端にしかできず、それなら潔く欠席かなと。
でも、配役(?)を決める中で、お客役にまわしていただくことが決まり、参加できることに。
そもそも、お客役が一番楽しいのです。おもてなしを受ける側ですから・・・。ありがたいことです。
亭主役は、お稽古仲間の同年代の顔なじみの人ですが、今回初めての亭主役。
準備に1ヶ月もなかったので、それはそれは緊張もするし、たいへんだろうと思いました。
そんな彼女から1週間前には「お茶一服差し上げたいと存じます。」と書状をいただきました。
日時が書かれたその書状には、2月を表す「梅見月」と書かれていました。
お稽古茶事とはいえ、こういうところから始まります。私が主客で、連客もそこで確定。
達筆な書状に気後れしつつ、私も返事を出して、当日を迎えました。
当日、この冬一番という冷え込み、そして強風の日。
身支度を整えてお部屋に入ると、床には節分の鬼の掛け軸、部屋には大きな火鉢。
寒い外待合には、手焙り用火鉢が用意され、現代生活では忘れている火の暖かさ、ありがたさを実感。
本席は、2月限定の大炉が切られ(普通より大きいサイズ)、大きな釜にたっぷりのお湯。
入室後、挨拶をしたあと、初炭点前、そして懐石料理がつづきます。
(以下、覚えとして)
向付 鯛のお刺身
汁 具だくさんの粕汁
煮物 かぶら蒸し
焼物 鰆の炭火焼
強肴 煮豆、聖護院大根の煮もの
八寸 ふきのとう 白子の味噌漬け
香物 白菜、ショウガ、芝漬
最後に、蒸したてで熱々のずんだ餡のおまんじゅう。
いただき終わったところで、お膳をお返しして、外待合へ。双方、支度を整えて、改めて席中へ。
お茶をいただくために改めて入るお部屋の床の間には、椿のつぼみとヒュウガミズキ。
静かな雰囲気の中濃茶を堪能したあと、炭を直せば、場は少しずつ和んでいきます。
双方とも寛いだ雰囲気の中での薄茶。霜柱とぜんまいの干菓子が季節にぴったり。
連客(先生をいれて6名)それぞれがお代わりを所望して、たっぷりお茶を味わいました。
こうして、無事お茶事が終わりました。10時の席入りから15時半まで。濃厚な時間でした。
外待合の庭の日陰には先週の雪が少し残っていたけれど、ちょうど紅梅の蕾が2、3ほころんでいました。
本席の床の間には赤い椿のつぼみ、亭主がつけていた赤い袱紗、薄茶の棗の赤。そして火の色。
色を控えた道具やしつらえの中、「赤」が目に留まるお席でした。
それは、まだまだ寒い冬の気配の中で、来る春の兆しを見るような、この時期らしいものでした。
慌しい時間のなか、こうしてゆったりとした時間を過ごすことができて、幸せな時間でした。
正客として不手際もあっただろうけれど、気持ちはゆったりと、心ゆくまで楽しむことができました。
当日袖を通した着物は、亡くなった若先生の形見分けの色無地の着物です。
いただいた時点でかなり日に焼けて、裾もスレていたのを、去年思い切って染め直しをしました。
元は明るい紫色だったのを、一段階濃い紫色に染め直しをしてもらいました。
八掛(裏地)の、裾が翻るとチラリとみえる部分に染められた宝尽くし模様はそのまま残してもらいました。
日焼けした着物が、染め直され、サイズも私にあわせて仕立直してもらって生まれ変わりました。
お客として同席していた先生もこの着物を覚えておいでで「いい色ね」とおっしゃっていただきました。
その先生は、社中のどなたかがしていた帯を褒めたら後日下さったという、すてきな梅の染帯姿。
着物や帯は、こうして人から人、次の世代に受け継いでいけるもの・・・と改めて思うエピソードでした。
紫の無地に椿の帯を合わせました。帯締めは友人のお母様からのいただきものの佐賀錦。
当初、いただいたことさえ忘れていた佐賀錦の帯締、締めるたびに友達とお母さんを思い出します。
当時の私は学生で、着物なんて面倒だ!と成人式にも着なかったのに、今や毎月一度は着ています。
これも、お茶のご縁。お茶を続けていてよかったなあ・・・。そう実感した梅見の茶事でした。