■高収益が目的なので、成長期に投資する

 

ベンチャー投資家は、自分のお金を投資するのではなく、ファンドに投資します。
よって、ファンド運用については責任があり、限定期間内(普通は約5年間)にファンドに利益を還元させる義務を負っています

 

しかし、自分のお金で投資しているわけではないので、情熱を持ってプロジェクトに賛同するということなどはなく、冷静な視点で起業家に対して高収益を求めます。

 

ファンドは「早く、高収益を出す」ということが一番の目的になるため、早い段階のベンチャー起業ではなく、成長期の企業に投資します。

 

■スピーディーに高収益を求める

 

プライベート・エクイティ投資(ファンド)は、複数の機関投資家や個人投資家から集めた資金を事業会社や金融機関に投資し、同時にその企業の経営に深く関与して「企業価値を高めた後に売却」することで高いIRR(内部収益率)を獲得することを目的とした投資ファンドです。


リスクヘッジを得意としながら、短期間での高収益を狙い、より大幅な投資を安定期の企業に実施します。

上場はまだだけれど上場を目的とした資金が必要であるとか、買収の資金が必要という場合もあります。

 

■業績の安定した企業に対する投資

 

投資銀行は、リスクは低く高収益を狙っていますので、興味があるのは業績の安定した企業のみです。革新的なスタートアップ企業は、彼らにとってふさわしいターゲットではありません。

日本では、金融市場においては、74%が金融機関で、20%は個人投資家になり、投資の目的が大幅に異なり、それぞれの期待も違います。

 

いずれにせよ、投資家向けにどんなピッチで収益が出るのかという、その投資家に合った事業計画を提出しなくてはいけません。

会社の提案書が同じものしかないと、望む結果が生まれません。

それぞれのステージにあった投資家が、それぞれどんなことを望んでいるのかということを考えた上での提案書が必要なのです。

 

*これは、株式会社エンジェルスインク代表取締役兼CEO ドゥゲスト・ジャックさんが2016年に行った講演のレポートをご了解して紹介しています。
https://angels-inc.com/ja

 

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