■資本政策は最初が肝心

 

 

 

まず、200万円で創業し、3年後にベンチャーファンドが企業価値を2000万円で評価して、「うちで1000万円出資してください」という提案をしてきたとします。

この場合、企業価値2000万円+新規出資1000万円で、新企業価値としては3000万円で評価されます。

 

そうすると、自分の株の価値は3年で10倍になったということで、喜んで受け入れたいところですが、本当にこれを喜んでいいのか。

 

この時点で新規出資を1000万円受けると、自分の持ち分は66%になります。

そこで、この会社が今後大きくなるのに、どれぐらいの資本が必要かということをちゃんと考えておかないと、こんなに自分の持ち分を出してしまってよいのかという事態も起こりかねません。

 

「一度薄まったら、二度と戻らない」ということを思い出してください。

株の価値が3年で10倍に上がったことは素晴らしいことですが、アイデアを評価されていることはすごいことです。

ただ、それで、1000万円の出資を受けてしまって、持ち分を減らしてもいいのかということも、同時に考えなくてはいけないことです。

 

こういうことが、資本政策の具体的に直面することです。

 

このように途中で資本を追加せずにIPOできるのであればそれでもいいし、あるいは何回か、追加しなくてはいけないときは、将来そうした投資を受けてでもIPOできるとか、50%の自分のコントロールできる権利を持っていたいと考えるのか、ということを考えていくことが資本政策です。

 *このシリーズは、2016年にエンジェルスインクが開催した「女性起業家セミナー」での、
社長の時間をつくる株式会社 代表取締役 普川真如様のお話をご了解をとったうえで文章化したものです。

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