■女性起業家は「想い」が先立つ

 

 

私は1997年より女性起業家ネットワークを主宰しており、「女性起業家・リーダー名鑑~108人の108以上の仕事」「女性起業家・リーダー名鑑~女子力の時代を拓く」(日本地域社会研究所)などで多くの女性起業家の活動・活躍を紹介していますが、かつての女性起業家たちは「事業計画など作らずに起業した」というケースが大半でした。

 

拙著「ドリームプロデューサーになる!~たなぼた主義」(ひつじ書房 初版2003年)では「事業計画なんて作ってもその通りにお金がはいるわけはないし、そんな暇があったら仕事、仕事」なんて書いています。
実際、編集やマーケティングの零細企業でしたから、自転車操業で毎日が忙しいし、そもそも「下請け」ではないものの企画営業は成功しないことも多く、予定など立てようがありませんでした。

 

なので、その後女性の創業支援の講師などをするようになっても、「計画ばかり考えているよりも、まずはやりたいと思ったことを始めてみよう」と、身の丈でできるスモールビジネスの心得を指導してきました。

 

しかし、「身の丈ビジネスは中小企業であり、ベンチャーではない」ということを普川さんの講義でつきつけられました。

 

「やりたいことをやる」「夢を実現させる」ということは素敵なことです。

でも、ビジネスというのは、自己満足ではなくて、「誰かのために何かをすることである」と考えると、「身の丈」では多くの人たちの役に立つことはできない。

 

じゃあ、私は、いったい、どのくらいの規模の人の役にたてるだろうか。

 

それが事業計画によって表されるといってもいいでしょう。


 

 

このシリーズは、2016年にエンジェルスインクが開催した「女性起業家セミナー」での、
社長の時間をつくる株式会社 代表取締役 普川真如様のお話をご了解をとったうえで文章化したものです。

 

 

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